【レビュー】 KZ ED3 youth version (青少年/若者バージョン)
総合評価✕
KZ ED3の若者バージョンという意味不明なちょっと恥ずかしい名前のED3の別バージョンとなります。
ED3と同じような筐体で青や赤色のハウジングとなり、感度などが大幅に違っていたりします。ドライバ違いなのかチューニングの違いなのかは分かりませんが、恥ずかしい名前と若者を意識した恥ずかしい色が特徴のイヤホンです。
【KZ ED3スペック】
■モデルナンバー KZ ED3 youth version
■ドライバー 1DD
■感度98db
■インピーダンス16Ω
■周波数特性7khz-31000hz
■コード長1.2メートル
【KZ ED3音質】
基本的に音質は明るめとなっています。
あえていうのなら、全体的にちょっと酷い音質です。
特徴的なのはボーカル域の攻撃性の強さで、エッジがかなり尖ってしまっています。
この音に聞く価値は無いといえるレベルのイヤホンで見所は特にありません。
このED3若者バージョンは明確に中高音寄りの音作りになっているようです。
この為、ノーマルED3と比較すると帯域バランスは中高音重視に変わっています。
やはりもっとも問題なのは、中高音域の帯域バランスレベルの問題だけでは無く、このED3 youthは中高音域のエッジをかなり立たせてしまったようで、この若者バージョンのエッジの尖りはほぼ欠陥品といえます。
低音が少し目立たなくなってしまっていますが、無理矢理重低音が高いレベルで入るようなソースだとドライバーは持ちこたえられずに破綻気味となります。
【KZ ED3まとめ】
買う理由は何も無いと言えます。
KZの中でもED4などの星1評価機種よりもわずかにマシ程度のレベルのイヤホンです。
これを買うくらいなら素直にノーマルED3を購入した方が良いと思います。
なにしろED9を凌ぐ中域の激しい攻撃性で、ボーカルなどは聴いていられません。
低音も出にくいので、なんとも言えない駄作です。
それとも中国の若者はこういう中高音を強調した音作りを好むのでしょうか?
少し理解しがたいイヤホンです。