【コラム】 中華イヤホンの価格の不思議
アマゾンで新作の中華イヤホンに関してはよく価格チェックをしていますが、不思議なことがよくあるのでそれについて書いておきます。
ズバリ言うと、販社にもよるのですが、価格がいい加減な値付けのものが多いと言うことです。
最近でも2つほど見かけましたが、aliexの2倍近い価格からスタートする高額中華イヤホンが多いように思います。
当然ですが、日本在庫品とはいえそれでは数がはけないので、すぐに一万円近く値引きしたりすることになります。
極端な話で言えば、初期売り出し価格の半額になる中華イヤホンも多数に及びます。
見ていると1ヶ月も経たないうちにaliの平均価格まで下げるケースが多いので、アマゾンで発売したての中華イヤホンに関しては余程のことがなければ、「待ちが正解」ということになります。
市場原理なので、いくらボッタクリ価格を付けても売れれば値下げなどしません。
値を下げるのは無理があるからに他ならず、高額品の偽レビュー問題と同じく、十分に時間を置いて様子を見るのが正しい購入方法だと思います。
またアマゾンではどうも売れない在庫を抱えていると色々と不備があるようで、早期に在庫処分を業者側がアマゾンから迫られるというのもあるようです。
このためアマゾンでは在庫を持つよりもさっさと大幅値引きで売り切りやセールにして在庫リスクを減らしたりするケースも多くなります。
こういった諸々のことを考慮すると、価格の流れなども随時チェックしておくと、そのイヤホンの本当の価値などがわかりやすくなります。
ちなみにSONYやゼンハイザーなどの有名な大手ブランドではこういった素早い価格の引き下げはほとんどありえないので、わずかな期間で価格を大幅に引き下げる事がよくあるのは、そもそもの値付けがいい加減ということであり、それだけの価値しかないというのが本当のところだと感じています。
それにプラスして中華イヤホンはディスコンも早いので、飛びつかずによくよく見極めるという作業が欠かせません。
もう一度いっておきます。
中華イヤホンに関しては、できれば価格の流れをよく見て判断するべきです。
大幅値下げに早期に走るイヤホンは色々と問題が多く、またその音にも疑問を感じるケースが多いように思います。
特に数万単位の高額な中華イヤホンは短期間で大幅に値を下げる事がよくありますが、最初に付けられていた価格がそもそも原価とかけ離れた値付けだったのではないかと思う事しきりです。
サンプルレビュワーを動員しても値下げ攻勢を避けられないのですから、その音の本質は推して知るべきというところでしょうか?
逆に言えば、音が良かったり、真っ当なイヤホンは緩やかに価格を下げるか、ほとんど変わらないかのどちらかになります。
あとは多くの販社が時間をかけて共通で取り扱いを始めたりするイヤホンも優良なものが多いと感じます。
なのであちこちの販社で扱いだしたイヤホンなどはそれだけで注目に値すると判断してもいいかもしれません。