【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

中華低価格イヤホンとヘッドホン&デジタルプレイヤーDAP系のレビューのまとめとオススメです。購入した物や使ったモノが中心となります。誠実なレビューを心がけたいと思います。 。。基本的にライトな感じで一分で理解できるサイトを目指しています。このブログは「ぶろぐなんかめんどくせえよ」のスピンアウト・ブログです。

【コラム】小さくて軽いデジタルアンプを全力でdisる

 
 

f:id:catwalk1101:20170707191444p:plain

ピュアオーディオマニアの中にはアンプは重ければ重い方が良い、という事を言う方もいらっしゃいます。
スピーカーで普通に音を追求すると、スピーカーはドンドン大型になり、それに併せて
パワーアンプなども高価で重くなります。
自宅には人の背丈ほどのスピーカーが鎮座し、パワーアンプは軽く30キロを超えてきたりします。
それをモノラルで設置するわけですから移動も一苦労です。
 
それを揶揄する方もいらっしゃいますが、それは間違いです。
 
むしろそのことが分からないという事は少なくとも音を追求したことがない人だと断言しても良いでしょう。
 
こういった小話のような知識は、イヤホンやヘッドホンでも同じく関連しているのですが振動板の関係で分かりづらい部分があります。
ですが、オーディオとしては関連する事項なので頭の片隅に入れておく必要はあります。
 
まずなぜスピーカーやアンプがバカでかく重くなるのかというと、これは一言で「低音」を追求するためです。
 
低音の量と質を共に追求するとどうしても着地点は、バカでかいスピーカーととても重くてデカいパワーアンプに必然的に収斂していくことになります。
 
これがイヤなら、ハイエンドのブックシェルフを買って低音を切り捨て、中高音域を高め上げる方向に向かうしか道はありません。
 
何しろ音を聞けば聞くほどスピーカーはある程度の大きさがないとまともな低音がでて来ないことに気がつき、その低音を鳴らすためには小さかったり薄かったりするアンプではまともな音がしない、と云う単純極まりないことにすぐにぶち当たるからです。
 
これはもうそういうものなのでバカにしようが否定しようが、どうにも変わらない現実です。
それほどしっかりと物量投入された電源部の出来の違いは音に影響を及ぼしてくるのです。
 
僕がオーディオを始めた頃には「デジタルアンプ」など影も形もありませんでしたが、マーケットにやっとピュア用のフルサイズのデジタルアンプが出てきて思ったものです。
 
「これでやっとバカでかいアナログアンプから解放される」と。
 
その頃、既に人の背丈ほどでウーファーが鳴らしずらいことで有名なスピーカーを導入していた僕は「鳴らない低音」に四苦八苦していましたが、その時に色々なパワーアンプを試してみて、少なくとも「駆動力」という点では「より大型のアンプ」の方が鳴らしやすい事には気がついていました。
重くてデカければ鳴るわけではないのですが、そもそも重くてデカくないと平均以下の低音しか出てこないのです。
 
プリアンプの方はピュア用の入門機でもなければ価格がある一線を超えると「差が小さくなる」と感じていましたが、パワーアンプでもそれは同じ事なのですが、価格帯のレベルがなぜか跳ね上がってしまうのです。
 
100万クラスからやっと評価が出せる、みたいなことになるわけです。
 
この事は重いウーファーを搭載したスピーカーで試すとハッキリと現れてしまうので誤魔化すことができませんでした。
 
そこで颯爽と登場してきたのがデジタルパワーアンプです。
 
これが現実に効果があるのなら、recordをCDが駆逐したように「革命」となるはずでした。
このようにオーディオマニアの夢と希望が詰まっていたのですが、まず自宅にピュア用のパワーアンプを借り出して視聴して僕は驚きました。
 
駆動力があり、確かに音が鳴るのです。
デジタルは見かけのワット数もかなり高いものが多いのですが、確かに低音が鳴ることをこの耳で聞いてしまったわけです。
アナログのパワーアンプではそれなりのクラスのものを投入しても輪郭が崩れて制動できなかったのに、デジタルはとてもタイトに低音を鳴らしてきました。
 
僕は狂喜乱舞したものです。
 
その後このデジタルパワーアンプを正式に購入することにするのですが、自宅で聞き込みを続けると希望が絶望に変わってしまいました。
 
確かにアナログよりも低音を「制動」しているのは確かなのですが、聞き込んでいくと何かがおかしい。
 
まず質感が違いました。
次に低音の「量」が表現できません。
 
聞き込めば聞き込むほど、何かこう「異様な音」が出てくるわけです。
 
これは僕が購入したデジタルパワー固有の問題だとその時は思っていたのですが、その後にジェフローランドのアイスパワーと云うデジタルアンプの音を確かめに行って疑念が確信に変わりました。
 
まったく同じ「異様な低音」が出てきたわけです。
 
そう、これはデジタルの低音の問題だったわけで、根本的に問題のある音です。
 
この事に関しては更に確認するために総額1000万超えのLINNのスイッチング電源の薄型アンプの音も聞きに行きましたが、その音はもはやお話にならないレベルだったのでデジタルに見切りを付けたのでした。
 
この問題は慣れて居る方なら例え軽めのウーファーを鳴らしても気がつくレベルです。
 
この後僕はまたアナログアンプの世界に戻るのですが、ナチュラルな低音と云えば良いのでしょうか。
そういう音はよく出来たアナログからしか出てこないのを知ってしまったわけです。
 
余談ですが、この時使っていた重いウーファーのスピーカーは程なくして処分することになります。
理由は、鳴らすことがおそらく不可能と決断を下したからです。
 
もしかすとる1000万超えのパワーアンプなら鳴らすことができるのかもしれません。
ですがそれを確認する方法がないので、今の僕では不可能と結論して手放しました。
 
このようにスピーカーによってはそもそも鳴らし切ることが不可能に限りなく近いものも現実に売られているので、これを早めに見極めないと無駄な投資が際限なく発生しますので注意が必要です。
 
今回こういった記事を書いたのは、おそらくイヤホンやヘッドホンを中心に楽しまれている方が多いことがあるのと、昨今の現状でデジタルしか聞いたことがないのではあまりにももったいないと思うからです。
 
確かにポータブルに持ち運ぶなどとは行きませんが、オーディオの世界では軽薄短小と音は両立しない場合が多く、デカくて重いアナログ機器しか奏でられない音もある事は知っておいて欲しいものです。
なので時代遅れと馬鹿にするようなことは言っている人があれば、本当に笑われるのはどちらなのかはよく考えるべきでしょう。
 

余談1

あるとき、僕は新発売になったミドルクラスのスピーカーの視聴にオーディオショップを訪れて音を聞かせていただきました。
ところがこのスピーカー、価格はミドルクラスで小口径ウーファー2発搭載なのですが、どうにもこうにも音離れが悪く、いわゆる鳴らないスピーカーでした。
買い換えすら検討していたのですが、これではパワーアンプに強大な駆動力を持ったものを投入することが前提となります。
当時はまだアナログのセパレートタイプのパワーアンプでしたがステレオだったのでそちらの買い換えも視野に入れると頭が痛くなったものです。
 
いわゆる一流のドライバーを積んでいましたが、あまりにも音離れが悪いのでしばしスピーカーの前で佇み考えていると、近くに居たお客のベテランの老人が話しかけてきました。
 
「どうしたの?」
「いや、あのこれずいぶん音離れが悪いなぁと思って考えていたんですよ。うちのパワーアンプでは鳴らないなと思って」
「あー、そういうことね。これ鳴らないよ。ほら、ここ、ウーファーのエッジがフラットだよね」
「確かに、フラットです。エッジがほぼないですね」
「そうそう、こういうのは強烈なパワー入れないとそもそもウーファー動かないよ。これ気に入ったのならパワーアンプにも相当にお金掛かるね。こういうところも見た方がいいよ」
 
そう言って老人は帰って行きましたが、さすがに経験のある方は違うなと、思ったものです。
音を聞かなくても分かってしまうのはさすがでした。
といっても100万のソリッドステートアンプではおそらくこういうのは鳴らないので、モノラル仕様で200万コースとなります。
 
下手するとそれでも鳴らないので困った物です。
 
ピュアとは業が深いものなのです。