【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

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【レビュー】 KZ HDS3 

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総合評価△

KZのHDS3です。

ハウジングは非常に小ぶりで、写真で見る限りは普通サイズに見えますが、現物はとても小さなイヤホンです。

 

この為、装着感はとても良く、メタルハウジングの質感も以前のKZ品質よりもずっと上がっているように見えます。

右左の判別はいつものKZでレッドラインが右でブルーラインがレフトを意味しています。

 

特徴的なのはハウジング後部に空いた3つの大きめのエアポートでしょう。

 

【KZ HDS3スペック】

  • ■モデルナンバー KZ HDS3
  • ■ドライバー 1DD
  • ■感度108db
  • ■インピーダンス18Ω
  • ■周波数特性20khz-20000hz
  • ■コード長1.2メートル

 

日本製のルビジウム磁石とコイルを実装しているようです。

 

【KZ HDS3音質】

ドライバはニュートラルで、帯域バランスは低域が若干強めですが、とても良いバランスを実現しています。

 

ボーカル域は明瞭度が高めで、かなり前に出ますが、ATRやHLSX808と比較すると声の帯域にピーク感が有り、出来としては優秀な部類ですが、リファレンスやその他ボーカル域の優秀なイヤホンが出てきた以上、積極的にこのレベルのボーカルを選択する理由がありません。

 

このHDS3のもっとも大きな問題は、音質に独特な質感を感じるのですが、メタルハウジングなので強度不足から発生する「雑味」とはいえない、なんとも言えない「嫌な質感」を感じます。

ちょっと表現が難しいのですが何かテクスチャを貼り付けた感覚です。

 

この雑味とはちょっと違う音の濁りのようなもののため、必然的に評価を下げざるを得ません。

 

低域は平均的な輪郭を持ちますが、やはり重低音を中心として音が濁ります。

 

エッジはとても良いので惜しいところが多いイヤホンです。

 

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【KZ HDS3まとめ】

 

一聴してゴミ箱に投げ捨てる類いのイヤホンではありませんが、何かが決定的に足りません。

全体に感じる雑味では無い独特の音の質感があまりよいモノでは無く、音が濁っているように聞こえます。

 

低域のレベルもそれほどのブーストでは無く比較的バランスは優秀にもかかわらず、重低音の表現はブーミーになりがちで、音の濁りと相まって評価を落とさざるを得ません。

ボーカル域の明瞭度も有り、クリア感があるのですがこの帯域のピークとディップを感じるのでこちらもまたイマイチと評価します。

 

あえて積極的に購入する理由はまったくありません。