【レビュー】iPhone Xと8の音質について
DAPなので性能が拮抗していると非常にプラセボにやられやすいので慎重に時間をかけてiPhone XとiPhone6S/7との音質差をチェック致しました。
なぜこんなことをするのかと言えばiPhone Xに買い換えたので、今まで1-3万クラスのリファレンスとして使っていた事でこの音質が変わってしまうと面倒な事になるからです。
できれば歴代のリファレンスiPhoneと同じであってくれれば高音質で問題ないという判断もあります。
しかも愛用者も多いためiPhoneならばリファレンスとしては申し分のないDAPとなり得ます。
【iPhone Xの音質】
結論から申し上げれば、歴代の6S/7と音質差はありません。
よって6S以降のiPhoneならすべて同一の統一基準として使えます。
もしこれがiPhone Xの方が音が良く聞こえるのなら「単なる思い込み」なので十分に注意して下さい。
iPhone Xはリファレンスとして何ら問題なく使用することができます。
今までもあちこちで書いていますがもう一度iPhoneの特徴だけ箇条書きにしておきます。
■中高音域のエッジはかなり尖る
■通信系の回路からの高周波ノイズが音に乗る
■バックノイズの少なさは高級機に適わないがDAPとして十分に使えるもの
■低音の駆動力もそれなりにあるのでイヤホンであるのなら十分とは言えないがエントリークラスの比較対象としてはかなりしっかりとしている。
と云うことになります。
要するに最近ではおそらく少し小型の高級機の価格が下がっていることも有り3万程度までのDAPのリファレンスとしてはかなり高音質なモノであると判断しています。
これ以上のDAPを望むのなら設計の良い3万以上、確実なところなら5万以上のDAPが必要となると思います。
【iPhone8の音質について】
音を聞いていないのでなんとも言えませんが、iPhone Xで変わらないのなら8でも変わる理由がありませんのでまず間違いなくリファレンスとして使える音質を持っていると思っています。
なので6S以降のiPhoneの方は安心して音楽を聴いて他の比較用DAPのリファレンスとしていただきたい。
【iPhoneをリファレンスとする場合の注意点】
DAPのリファレンスとしてつかう場合の注意点ですが、とにかくアップル製品はエッジをハードに描くので、基本的にはもう少しマイルドに表現してくる方が問題が少なくなるはずです。
ですのでDDイヤホンを使用して他のDAPとの比較検討を行う場合は低音とエッジに関しては十分に注意して音を聞いてください。
iPhoneの描くエッジ表現はこれでは少しキツすぎるのです。
【小話】
実はiPhone Xの評価でプラセボ(思い込み)にやられました。
当初は音質が向上したと判断したのですが、数日聞き込んでいると極めてアヤシくなってきたので「簡易的なブラインドテスト」を行い、音質差はないと最終的に確定させました。
うーん。やはりプラセボは恐ろしい・・・
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