【レビュー】サウンドピーツ B90 ハイブリッドイヤホン
サウンドピーツの放つ最新作B90イヤホンとなります。
知っている方は知っていると思いますが低価格にもかかわらず製品選択が非常に優れているのがこちらのセレクトショップのサウンドピーツとなります。
これまでもB10にB30と数々の素晴らしいイヤホンを世に提供してきたので、B90にも大きく期待しました。
しかも今回はサウンドピーツ初のBA搭載機で有り、ハイブリッドへの初進出と云うことになります。
【サウンドピーツ B90 スペック】
1DD+1BA構成のハイブリッド機となります。
注意しなければならないのは左右がとてもわかりにくいイヤホンだという事です。
コード根元に記載があるのですが薄暗い場面ではまったく分からないでしょう。
もうひとつ気になるのは1BAで上が40000hzまで拡張されているというのはBAドライバの受け持つ帯域の性能的な狭さから言えば非常に疑問なスペックです。
ただし、ハイレゾなどどうでも良いのであくまで「売るための」記述上の問題でしょう。
【サウンドピーツ B90 音質】
帯域バランスはかなりの低音ブーストが掛かっています。
この為、かなりどっしりとしたピラミッド傾向を示します。
ドライバーの音質はウォーム傾向。
低音は、ブースト気味ですが低音の階調表現はそれなりに良く出来たレベル。
エッジはボケ気味な所が惜しいところです。
こちらのB90はやはり中高音域向けのイヤホンで、この帯域の出来はかなり良く、ボーカルはグッと前方展開してかなり聴かせる音を出してきます。
ただし若干の雑味が感じられることは言っておきます。
エッジそのものはわずかに立ち気味で、ボーカル域もわずかに暴れます。
全体の明瞭度としては平均以上でかなり明るくしハッキリとした音を聴かせてきますがES3などから比較すればウォーム傾向を帯びている分、明瞭度が高めだとは感じさせない良さはあります。
【サウンドピーツ B90 まとめ】
ちょっと低域が強く、激しいソースでは低音の質の悪さに気がついてしまいますが、階調表現能力などはそれなりに高めに描いてくるので、ごく一般的なソースではかなり下からの厚みのある派手で煌びやかな音が楽しめるでしょう。
こちらはB30と同じくモニターチックな出力はしません。
B30よりも更に音を派手にデフォルメしたイメージですが、B30よりもドライバーがウォーム方向に傾いていますので非常に温かみのある音になっています。
全体的に少し雑味が多めで、低域が強く質が悪いのが玉に瑕ですが、これ単独で聴いている場合はほとんど気にならなくなりますので、ボーカルがグッと前に出る感覚で厚めのある派手目な音でソースを楽しく聴きたいという場合には、なかなかおもしろいイヤホンになると思います。
B30には勝てませんが、より派手にピラミッド型の音を好まれる方は選択しても良いでしょう。
ちなみにUiiSiiのGT800の傾向の音を好まれる方はより低域が少なくなってバランスが改善しているこちらのB90も良いかも知れませんが、中高音域のレベル自体はGT800の方が上という感覚です。
色々と書いてしまいましたが、こちらの評価はちょっとだけ△に近い〇評価と云うことにしておきます。
普通にソースを楽しむのならとても厚みのある音が聞けるので、後悔するようなことはほとんど無いでしょう。
しかも屋外で使うのならこれくらいの派手で低域の厚い音の方が好適だと判断します。
総合評価〇
イヤホン 高音質 カナル型 通話可能 マイク・リモコン付き コンパクト 軽量 ステレオイヤフォン カナル型イヤホン ヘッドホン B90
- 出版社/メーカー: SoundPEATS サウンドピーツ
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