APPLE Earpods 純正イヤホン 【レビュー】
総合評価△
iphone 純正の付属品EarPodsイヤホンを評価しておくことにしました。
世界的に相当量の出荷量があるはずなので事実上のリファレンス的な立場を持つこともあり、一度キチンと評価の俎上に載せておくべきだと考えた次第です。
【EarPodsスペック】
細かいスペックが現状では「不明」となっています。
アップルが仕様を公表していません。
ですが、デザイン的に大きな問題があり、イヤーピースを使用しないので誰の耳にでもフィットしやすい反面、音の基準が取りにくく、ある幅で皆がそれぞれ違う音を聴いている可能性が非常に高いと思われます。
これは「ユニバーサルデザイン」を追求した結果として、音が犠牲になった一例と言えるでしょう。
3.5mm版とライニング版がありますが今回はライトニング版で評価しています。
これまでのアップルの音作りの傾向から言っておそらく3.5mm版との音質差はないと言えるでしょう。
【EarPods音質】
ドライバーはニュートラル傾向で、音は明るめです。
帯域バランスは極めて良好ですが、装着感に相当敏感なので注意が必要です。
キチンと低音から合わせていけば現状ではトップクラスのバランスを持っています。
ただし、通常の一般的な音源では特に問題ありませんが、厳しいソースを突っ込むとボーカルが少し引っ込む場面がありますので、おそらくどこかの帯域で突出してしまっている可能性が高いと思われます。
問題点は他にもあり、重低音がちょっと出にくくなっています。
おそらく耳穴に直に装着するタイプではない事による構造的な問題であると判断します。
その他低音は特に問題はありません。
中域の質感はかなり悪くなっています。
全体的にも非常に音がザワつくのでクリア感に問題があり、これは厳しいソースで特に感じられますが、この騒がしさはアコースティック系の音源でも前面に出てきてしまうので本質的にこのEarPodsが持つ性能だと言えます。
【EarPodsまとめ】
一言で言うと、あえて使うほどの性能はまったくありません。
とにかく「音がザワつく」ので非常に聴きづらいというかやかましいイヤホンです。
性能的にはかなり低いと言わざるを得ませんが、帯域バランスに関してはトップクラスのバランス感覚があり、標準と言ってしまっても良いでしょう。
ただし、低音量は今となっては「すこし少ない」とは言えますので、このあたりは特に中華イヤホンをよく聴かれる方は注意が必要な項目となります。
世界的に見れば数千万から億単位で家庭に復旧しているイヤホンがこのEarPodsになりますので、デファクトスタンダード/事実上の標準の地位にある唯一無二のイヤホンではあると思います。
実際の所、こだわりのない方の多くがこちらのEarPodsを愛用している可能性が高いのですが、価格的にはごく平均的な性能を達成していると思います。
またこのデザインは一部耳穴にイヤホンを装着することに違和感を感じられる方にとってはとても良く出来たデザインで、そういった方にとっては救世主となり得る程よくできてはいます。
ですが、性能的にはあまり良いモノではないので、あえて購入してまで使う必要はまったくなく、むしろ中華のATRや他のオススメイヤホンの方が遙かに良い音を出してくれます。
故障時には他のものを使う事を推奨しておきます。
catwalk1101earphone.hatenadiary.jp
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