【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

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イヤホンの周波数特性グラフは信頼できるのか?

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時々イヤホンの周波数測定結果をグラフとして公開している人が居ますが、これがどの程度信用できるかという指標について書いておきます。

 

これはヘッドホンでも同じ事なのですが、たいていの素人の計測したF特グラフは基本的に信用することができません。

 

その理由ですが、僕が最も信頼する「イヤホン測定結果置き場」の測定機器とその方法を明示したページリンクを張っておきます。

 

測定に使用している機器、方法について イヤホン測定結果置き場

 

こちらを見て頂けると分かると思いますが、使用している機材をすべてオープンにした上で測定方法に至るまでキチンと明示してあります。

 

こういう形でバックグラウンドとなる専門知識と測定方法、またその機材の詳細を明らかにしないイヤホンの測定グラフはハッキリ言って無意味です。

 

測定グラフはその正確性と信頼性が全てであって、それ以外にはありません。

 

グラフの解釈はその後の知識であって、まず始めに信頼性の担保が第一です。

 

イヤホンの周波数測定グラフが公開されているときにはまずもってこれらの前提が満たされているかどうかをキチンと把握して頂きたいのです。

 

以前、Amazonのヘッドホンレビューに自分で測った周波数特性グラフを掲載しているレビュワーの方がいましたが、僕が驚いたのは「測定結果がデタラメ」だったことです。

 

マイクの性能もダメなら測定方法もおかしかったのでしょう。

加えて使っている測定アプリがこれまたデタラメで愕然としたのを憶えています。

 

そんなデタラメレビューに「いいね」がたくさんつくわけですから驚きます。

 

僕もスピーカーでは専門機材を導入して計測していますが、はっきりいってイヤホンの測定難易度はスピーカーの測定どころではないと感じています。

 

この為、かなりの専門知識が必要で、やはりイヤホン測定結果置き場の管理人さんのような深い知識のバックボーンに裏打ちされていないとイマイチ信用できません。

 

誤解の無いようにして頂きたいのですが、そもそも「測定」は音響機器の基本です。

 

これで全てが分からないにしろ、まず前提条件となるべきだと言うのが僕の基本的な考え方となります。

 

日本のオーディオ雑誌はこれを疎かにしてきたツケが回ってきているとも感じています。

アメリカなどでは測定は当たり前のことで専門家が率先してユーザーを導いています。

 

こういったことが日本でももっと一般化して、広く知られるべきだと僕は思うのです。

 

そういった事を踏まえた上で僕はあえて言いますが、「ド素人が測定環境や条件を明らかにしないグラフ」を公開するのは辞めて欲しい。

 

せめてイヤホン測定結果置き場のようなバックボーンと知識を持った人が全てを明らかにした上で統一環境にて継続的に測定していくというのが好ましいと思っています。