【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

中華低価格イヤホンとヘッドホン&デジタルプレイヤーDAP系のレビューのまとめとオススメです。購入した物や使ったモノが中心となります。誠実なレビューを心がけたいと思います。 。。基本的にライトな感じで一分で理解できるサイトを目指しています。このブログは「ぶろぐなんかめんどくせえよ」のスピンアウト・ブログです。なお、無断転載不許可です。

【KZ ED15】1DD+1BAハイブリッド

 

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KZのED15となります。

1BA+1DDのイヤホンで、最近は無茶な多ドラが増えている中1DDで勝負することを避けているのかBAを一基搭載しています。

 

このスペックの方がマーケティング的に売りやすいので最近のブームの一環です。

 

どうでもいいことですが最近KZはコードを変更してきています。

こちらのED15もZS10と同じコードを採用しています。

 

【KZ ED15】

■モデルナンバー KZ ED15
■ドライバー 1DD+1BA
■感度96db
■インピーダンス8.5Ω
■周波数特性15hz-40000hz
■コード長1.2メートル

 

スペックがそもそも大嘘でしょう。

BA一基で40000hzなど出るわけがありません。

 

ハウジングはそこそこズッシリとくる金属製。

左右がとてもわかりにくいデザインとなっています。

 

最初の1音からドライバが比較的安定しているのでバーンイン時間は短めです。

30分-1時間程度を推奨。

 

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【KZ ED15音質】

ドライバーはニュートラル付近だと思います。

イヤホンの基本傾向として「低音タイプ」

 

まず第一に帯域バランスはかなり低音に寄っています。

どちらかというと過剰ブースト一歩手前の強さでしょう。

その低音はエッジがキチンと感じられるにもかかわらずかなり緩みがあります。この為、階調表現能力はイマイチ。

 

問題なのはそこだけではなく重低音がかなり出にくくなっています。

ブースト気味の低音で重低音が出にくいというのは理解に苦しみますが。

 

中域は前方によく張り出しますが、わずかに暴れます。

質感もイマイチ。

 

中高音域のエッジはそこそこ尖ります。

雑味感は少ないのですが、何かおかしいので探っていたところ、このイヤホンの高域はかなり鈍っています。

 

僕は高域は明確な違いが出ない限りあまり詳細に語ることはありませんが、これは高域が「思い込み」や「錯覚」にやられやすい帯域のため、ハッキリとした違いが出ない限り言及しないようにしている為です。

 

ですが、こちらのイヤホンの高域はちょっと限度を超えて鈍っています。

最初はハイ下がりかと思ったのですが、どうもそうではなくBAの性能不足かもしくはチューニング不足でしょう。

 

このおかげで高音域はかなりユニークですが、意図的にサウンドデザイナーが採用した音だとは思えない為、単なる欠陥に近いです。

 

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【KZ ED15まとめ】

ゴミとまでは言えないのは確かで、たぶん優しいソースで聴く限りはそこそこ聴けてしまうでしょうが、イヤホンの素の性能としてはちょっと問題があります。

 

低音向けのイヤホンには間違いないのですがブースト気味で質感もイマイチ。

かといって装着位置を探って低音を少なめにすると階調はまったく不明瞭になり、なおかつ中高音域のエッジの質はそのままなのであまり意味がありません。

 

どっちつかずの性能に加えて帯域バランスの悪さ、高域の鈍りなどを総合的に勘案すると敢えて購入する理由はまったくありません。

 

評価は結構迷ったのですが、完全なゴミとまでは言えないことは確かで・・ただ低音も中高音も見るべき帯域が特にないと云うことでいくらか△に近い・・

 

総合評価✖

 

  

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