【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

中華低価格イヤホンとヘッドホン&デジタルプレイヤーDAP系のレビューのまとめとオススメです。購入した物や使ったモノが中心となります。誠実なレビューを心がけたいと思います。 。。基本的にライトな感じで一分で理解できるサイトを目指しています。このブログは「ぶろぐなんかめんどくせえよ」のスピンアウト・ブログです。なお、無断転載不許可です。

【レビュー】KZ HD9 ATEの正統な後継機?

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KZの1DD機であるATE/ATR系の流れをくむのがHD9となります。

 

時々、KZはフラッとこのような訳の分からない立ち位置のイヤホンをひっそりと販売しますが、ATR系であれば「聴く価値がある」と判断しましたので、購入した次第です。 

 

【KZ HD9スペック】

■モデルナンバー KZ HD9
■ドライバー 1DD
■感度120db
■インピーダンス Ω 不明。
■周波数特性20khz-20000hz
■コード長1.2メートル
 
バーンイン時間は30分から1時間くらいで十分です。
 

【KZ HD9音質】

 

基本的な音質傾向はまったくそのままATEを引き継ぎます。

聴感上での違いはほとんどないと言ってしまっても良いほど音は良く似ています。

 

なので、HD9に関してはATEのレビューを参考にして下さい。

 

ただし、ATEと基本傾向はまったく同じながらもいくつかの改善と改悪が施されているのでその点は注意を要します。

 

もともとATEがATRより劣るのは主に2点有り、

 

■過剰な低音バランス

■ボーカルの特性が劣っている

 

のですが、それ以外はATRと兄弟のような音となっています。

ただし、音質そのものはATRの方がニュートラルに近いのですが・・・ATEはウォーム傾向にわずかに寄っています。

 

こちらのHD9はボーカル域はATEよりも改善していてその点は好感が持てるのですが、ATRには特性的な部分で及びません。 

 

ボーカル帯域のみに関して言えば、性能的にはATR→HD9→ATEという感じで劣化していきます。ATEの帯域バランスやわずかにウォーム寄りの音質傾向はそのままに「細かい改良を施してアップグレードした「正統進化版」だと言えると思います。

 

ところが問題なのは低音域で、この部分に関してはATEよりも更に低域がブースト気味で、低音のエッジもまたATEよりも劣ります。 

 

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【KZ HD9まとめ】

時々KZはこのように微調整というか意味不明なラインナップを埋めてきます。

たとえばATE-Sという音だけ聴けばATRというよく分からないモデルナンバーでよく分からないイヤホンを出してきますが、こちらのHD9は「基本傾向はそのままATE」となっています。

 

ですので、一言で言えばATEの正統な後継機と言うよりも亜種や兄弟といってしまっても良いでしょう。

 

評価はATEを引き継ぎますが、ATEのボーカル域の特性は改善してきたとはいえATRには及ばず、なおかつ低音域の過剰ブーストは更に酷くなっているので、若干中域の特性が向上しているとはいえこのバランスの音が好きならATEを購入するべきでしょう。

 

ATRがある以上今から○評価はキツいところがあるので、あくまでATEの音ということで・・△にしたいところなのですが低音域がATEよりも劣っているという事で・・・

 

総合評価✖

 

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