【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

中華低価格イヤホンとヘッドホン&デジタルプレイヤーDAP系のレビューのまとめとオススメです。購入した物や使ったモノが中心となります。誠実なレビューを心がけたいと思います。 。。基本的にライトな感じで一分で理解できるサイトを目指しています。このブログは「ぶろぐなんかめんどくせえよ」のスピンアウト・ブログです。なお、無断転載不許可です。

【レビュー】SHANLING M0 中華超小型デジタルオーディオプレーヤーを聞いてみる

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 最近は急に小型DAPで何か良いものはないかなと物色しています。と云うのもNOTE版読者の方が意外にも通勤通学で「嵩張らずに使えるDAP」の要望が多いというのも感じているからです。

 

そこで今回はわずか38グラムのタッチパネル液晶付きのSHANLING M0 に行ってみることにしました。

 

実は読者から教えていただいたlotoo picoの方が軽いので、本命はこちらをテストしてみたかったのですがtwitterにてアンケートを取ったところ圧倒的な大差でM0の方に皆さん興味がありそうだったので、今回はM0です。

 

 

 

確かに液晶付きで価格も安め、なおかつ軽くて小さい。またBluetooth機能もバッチリと言う事であればより汎用性の高いM0の方に興味がわくのは当然でしょう。

 

lotooの方も個人的な興味が尽きないので行ってみる予定ですが、この手の小型軽量製品は音質的に不安があることも事実で、そういった場合にはデジタルでトランスポート化してしまいポタアンなどを導入するという手も無いわけではありませんが、そうすると小型軽量というメリットは消えてしまうのでそうする意味がまったくありません。

 

それならば最初から普通のDAPを買えば良いわけで、この手の小型製品は単独で「完成」されていなければ意味がありません。

 

もしくは何かを切り捨ててもDAPを使うだけの理由が居るわけです。

 

そう考えてみると、製品としては非常にバランス感覚と技術が要求されるのが超小型DAPであり、それだけ難しい製品であると言えます。

 

そんなことをつらつらと考えながら、一体中華のM0はどの程度の音質の製品なのかを明らかにしたいと思います。 

 

note.mu 

 

 

 

韓国メーカーAstell&Kern あり得ない高額CDリッピング機を売りつけてしまう

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前から疑問なのですが、Astell&Kernと云うメーカが「まとも」だとはとても思えないのです。

 

もともとはiriverという安物の代名詞みたいな韓国メーカーでしたが、突然、ブランド名をAstell&Kernと変えて次々に「高額DAP」をラインナップしました。

 

この時点で怪しさ満点な訳です。

 

だいたいがDAPの場合デジタルですから、このクラスのポータプルタイプの場合は音なんかほとんど変わりません。

 

DACあたりで倍音が変化する可能性があるのですが、これもイヤホンやヘッドホンあたりでは体感するのが極めて困難。

 

こういう微細で繊細な音の変化はそもそもスピーカーの上位クラスや大型スピーカーの表現力を楽しむためのものです。

 

デジタルはキチンと基本を踏襲して作れば作るほど「似たような音」になり、その音はストレートですが荒れ果てています。

 

ほとんどDACからの音をそのまま出力しているだけなのでそうなるのが当たり前です。

 

このあたりの件に関してはノート版でならA55のレビュー時に行っていますのでそのあたりを参考にして頂くとして・・・

 

今回云いたいことは・・・

 

Astell&KernのCDプレーヤーです。

 

 

 

これ、見て欲しいのですが、あり得ないでしょう。

 

今どきCDリッピング機と称してこの価格。

 

韓国メーカーAstell&KernがCDメカ本体をイチから作れるなど聞いたこともないので、どこかのOEMを外装を変えてそのまま売っているだけでしょう?

 

今どきDVDドライブですら中華の相場は2000円前後ですよ。

 

それが・・・4万超え?

 

リッピング専用機?

 

デジタルデータなので0と1のデータを読み出すだけです。ここに品質なんか関係ありません。2000円のドライブとこの4万超えのドライブでデータが違うなど絶対にありません。

 

ちなみにどんな安物だろうとデータを読み出す際には「エラー訂正」が入りますので、データは1bitもズレません。

 

だいたいデジタルではノイズが混入すると聴くに堪えない盛大な雑音が発生するのでおかしなデータなど流せばすぐに分かります。

 

今どきのDACならロックが外れて再生を停止するのが普通でしょう。

 

こんなものをこんな価格で発売するとは一体何を考えているのでしょう。もちろん買いたい人がいて売れれば何十万だろうが関係ないのですが、情弱商売でしょうか?

 

本当に愉快な韓国メーカーです。

 

 

note.mu

【レビュー】SONY MDR-CD900ST スタジオリファレンス ヘッドホンの正体

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遂にSONYの放つスタジオモニターヘッドホンまでたどり着きました。なんだか個人的な感想を言わせて頂くと「感慨深い」ものがあります。

 

僕がこのヘッドホンを購入しようと思ったのは随分と昔になりますが、この時、あるピュアのベテランの一言で迷いが生じて購入を見送った経緯があります。

 

あれから時が経ち、前回のNOTE版レビューでshureのハイエンド846を聞いたこともあり、モニターリファレンスという音響機器の持つ立ち位置がよく分からなくなったこともあり、ではソニーはどのように考え、どのような音を提示したのかと興味がわきました。

 

この900STは一言で云うと部品供給が特に優れていて、各パーツの供給体制が素晴らしい。どんな部品でも1つから手に入れる事が出来るので、経年劣化に伴うパーツ交換が容易なことに関しては世界で最も優れたヘッドホンと云えるでしょう。

 

僕の認識ではスタジオ収録での写真などでは900STをよく見掛けるので、日本のスタジオにおけるリファレンスというのも本当でしょう。

 

世界のスタジオではスタンダードではないとは思うのですが・・・このあたりはプロ歴30年の楽曲制作者のyuki nakano先生のツイートがよく分かるかと思います。

 

 

さて、SONYの900STはどのような音がして、どのようなバランスで、どのような音の特徴があるのかを聞き込んで行きたいと思います。

 

価格的にはプロ用という名目でバカみたいに価格の高いものが多いオーディオ業界では良心的とも言える価格なのでその辺は高く評価しておきます。

 

SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST

SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST

 

 

 

 

note.mu

 

【レビュー】shure SE846 ワイ、遂にshureのハイエンドを聞いてしまう

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何というか世の中には素晴らしい人が居るもので、ご自分で愛用されているshureのハイエンドイヤホンSE846を貸して下さるという。

 

 shureは215をかつてレビューしています。ちょっと価格なりのところがあるのですが、特性重視のモニター系という事で云えば、可能性を感じさせるイヤホンではありました。

 

westoneと共にモニター系メーカーでは世界2大メーカーでもあり、その音は定評があるのですが、215だけではイマイチ実力のほどが解らないところがあり、期待ばかりが先行していたことも事実です。215はかなりの人気機種でもあり、市場では結構ニセモノも出回る事態になってるようです。

 

215においてはキラリとするものの片鱗は見えているのですが、才能と云うよりも、特性を重視するメーカーという理解です。もともとが音楽リスニングに寄せたメーカーと云うよりも、プロ向けというかそんなイメージ。

 

そこでSE846。

 

なんと4BAイヤホンで、低域だけで2BA遣われているという贅沢な仕様。付属するノズルは3種類。

 

それが世界のshureが料理するとどんな音になるのかとワクワクしています。

ちなみに価格は約10まんえん。じゅうまんえん・・・

 

もうイヤホンの価格ではないなと思いつつ・・・レビューします。

 

note.mu 

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【レビュー】Dyplay ANC sport ノイズキャンセル Bluetoothヘッドセット

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 中華のノイズキャンセルヘッドセットのDyplay ANC sport となります。

これをレビューするのは「依頼」を受けたからですが、販社から来た要請メールが凄すぎました。

 

一部抜粋させて頂きますが・・・

 

「市場に流通している安い中華商品とは格が違います。ぜひ安心してレビューして下さい」

 

まぢか!!!まぢなのか?

 

どうしてそんなに自信満々なのかと、興味を持ちました。何度もレビューへの干渉と制限は受けないと申し上げましたが、相変わらず「それで結構です」とのことなので引き受けることにしました。

 

自信があるのはいいことですが、ノイズキャンセルの世界はそれほど甘くありません。ここには長年君臨しているBOSEというメーカーがあり、主要特許を押さえてしまっているので日本のSONYやオーテクなどもまったく歯が立たない。

 

無音時のノイズやANC差動時の音の歪みなど・・・純粋な音楽リスニングという意味でならノイキャンなど使うべきではないのですが、これには明らかにメリットがあり、電車通勤時やちょっとした外出時の屋外使用などに絶大なる威力があります。

 

屋外ならそもそも細かい音など消えてしまうので「音の良いイヤホン」など使う意味はあまりなく、低音もブースト気味の方が心地よい。

 

かくいう僕自身も外ならもちろんBluetoothですし、ノイキャンも使います。ちなみにSONYのMDR-NWBT20Nというノイキャン機。その昔、BOSEのノイキャンヘッドホンから始めたのですが、外でヘッドホンを使う機会などほとんどなく、使ったとしても寝返りが打てないので使う機会が極めてかぎられることに気がつき、性能の高さは一級品なのですが、しばらく使用して手放してしまいました。

 

その後に小型の製品として手頃なSONYのノイキャンヘッドセットを購入したワケです。ノイキャン機は耳を保護するという観点からもオススメできます。非ノイキャン機よりも音量が下げられるため、耳には確実に良い。

 

ただし、音が悪い。Bluetoothで音が悪いところにノイキャンを効かせるとANC作動時に音が歪む。曲間の無音時などのホワイトノイズもうるさめ。BOSEであればだいぶ解消されているのですが、その他メーカーはちよっと厳しいのは事実。ですが、5-6000円の製品で屋外での使用を前提とするのなら「買うのはあり」だと思っています。

 

細かい音質上の問題は、屋外のウルサい環境ならかき消されてしまうところに、ノイキャンは確実に効果があるからです。

 

と云うわけで、今回は自信満々な中華ノイズキャンセルヘッドセットをテストしたいと思います。

 

【Dyplay ANC sportスペック】

 

 ■モデルナンバー  Dyplay ANC sport 
■ドライバー/コーデックチップ 不明
■対応コーデック 不明
■バッテリー:15時間
■周波数特性  不明
■防水性 IPX5

 

中華のノイズキャセルヘッドセットです。スペック諸元が「不明」となっています。どうでも良いと云えばどうでも良いのですが、対応コーデック未記載が痛い。コーデック未記載は初めて見ましたが、単純にAACやAPT/Xには非対応なのでしょう。

 

ネックバンドタイプなのでスポーツ仕様には向きません。肩の上で跳ねます。本体のコードもかなり長め。ハウジングがマグネットで接着出来る仕様は良いのですが、イヤホンのコードが少し長すぎます。

 

ヘッドセットのハウジングもちょっと大きすぎる。個人差があるかと思いますが、僕の場合右耳が10分ほどでかなり痛みを感じます。

 

Bluetooth接続距離は室内で5メートル程度。ごく一般的ですが、実際の場面でほんのわずかにこちらは接続距離が長い。室内使用では多少有利でしょう。

 

ノイズキャンセル(ANC)のオンオフは「再生ボタン」を素早く二度押しで決定します。ANCオンオフは音声で告知してくれますので解りやすい。

 

電源オン時に必ずANCはOFFからスタートします。この為、その都度ANCをオンにしないとなりません。

 

【ノイズキャンセル機能について】

 

ビックリしました。

このDyplay ANC sportはノイズキャンセルが弱めで、他メーカーと比べて効果が薄い。

アマゾン上では対象となる騒音の90%を低減すると書かれていますが、少し言い過ぎかと。

 

今回はリファレンスをSONYのNWBT20としますが、こちらを100としたときに、だいたい40%程度のノイキャン能力でしょう。

 

テストしたときにあまりのノイキャン能力の低さに、「これノイキャン効いている?」としばらく呆然としました。

 

普通、ノイキャンは一定の帯域に効果があり、風切り音とかエアコンの送風音とかジェット機のエンジン音などの音に効果がありますが、Dyplay ANC sportのANCをオンにしてもほんのわずかにしか騒音を低減せず、よく効けば確かに効果があるのですが、圧倒的とは言いがたく・・・なんだこれ?・・・・としか言い様がありません。

 

もう一度云いますが、ANCは確かに効いています。効いていますが、かなり効果が弱めです。

 

【テスト実例】

 

部屋のエアコンを弱作動させると当然送風音が聞こえてきます。NWBT20ではこの音を完全に消し去ります。消し去りますが BOSEではないので今度はサーという大きめのホワイトノイズが常時聞こえてきます。

ホワイトノイズは音楽を鳴らすと気にならなくなります。

 

対してDyplayはわずかにファン音が残ります。微かですが風の音が聞こえますが、代わりにホワイトノイズは皆無です。

 

つまり、ANCが弱い代わりにホワイトノイズもほぼ無音という仕様です。

 

これは考え方の問題ですが・・有りです。最初はANC効果の弱さに戸惑いましたが、これは有り。ANC ON時のヘッドセット自体がかなり静かです。

 

このメーカー、自分たちの実力と能力に対して現実的なANC提供能力を考え抜いた上で結論を出した、と考えられます。分をよくわきまえている。ある意味、非常にバランス感覚が優れ、能力が高い。

 

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【Dyplay ANC sport音質】

 

基本性能はニュートラルでわずかに明るめ。大人しい傾向を持つ。

 

帯域バランスは素晴らしい。いつもの中華のブーストレベルではなく、低域量は4.5なのでほぼ録音時適正レベル。中華としては異例の帯域バランスで素晴らしい出来映え。

 

とにかくバランスが良い。低音のエッジも膨らみも少なく、なかなかの出来映え。

 

しかも中高音域の音が柔らかくエッジもそこらの有線の日本製よりも良い。派手さがすこし少ないので高域側もおとなしめに作られているのでしょう。見識が高い。

 

ボーカルはよく前に出て、音色も自然。

 

ANCのオンとオフでの音質差も非常に少なく好感が持てる。ANCをオンにしたときに激しいソースで少し音が混濁しがちになりますが、あくまでこれはBluetoothでしかもノイキャン機。かなりレベルが高い。

 

このヘッドセットは同じノイキャン機と音質比較するのではなく、有線と比較できるほどの良く出来た音を持っています。細かく聞いていってもそこら辺の訳の分からない有線イヤホンでは勝負できないほど。

 

確かにこの音は良く出来ています。Bluetoothとノイキャン機で3000円ちょっとでここまで来たかと思う。これには驚きました。

 

特にエッジの描き方はこのメーカーの開発者の能力の高さを予感させる。うかうかしていると日本製は負ける。

 

この価格でこの音ならかなりの人が満足することでしょう。ANCをOFFにしたときの方が少し音が派手になるので楽しいのですが、これだけの音が出せるのならONでもまったく問題なし。本当に良く出来ています。

 

【Dyplay ANC sportまとめ】

 

最初に書いたようにレビュー依頼を頂いた時には、「嘘くせぇ」と思ったので、最終的な返答は2週間ほど放置プレーしました。いくら何でもノイキャン機でそこまで自信があるのもどうかと思うと。

 

ところがメーカーは自信満々で・・・・ぜひレビューをお願いしたいと・・・アホなのかと思いながら受けたのが真実です。 

 

こちらのヘッドセットはANC能力は弱いのですが、なんというか弱めだが確かにノイキャン効果があり、最初はその騒音低減の低さに面食らうのですが、よく聞いてみるとかなりバランスが良い。ノイキャン性能とホワイトノイズの関係が絶妙です。

 

正確に言うのなら「他メーカー比較で騒音の40%程度を低減する」と書いてあれば納得だったでしょう。

 

ただテストしてビックリしたのは「背景のバックノイズの驚くほどの少なさ」。これは本当に凄い。確かにメーカーが自信をもって薦めるのもよく分かります。ANC作動時のホワイトノイズの少なさはbose以外のメーカーでは異例の高性能と言えるでしょう。

 

このヘッドセットは比較的に静かな環境で「無音」で使用したい場合には他メーカーよりも向いています。例えば図書館や自室などもともとそれほど騒音がうるさくないような環境で更にエアコンの音などを消してしまって無音に近い環境を実現する、などというケースでは極めて有効。背景のホワイトノイズがほとんどないので音楽を無理に流さなくともそういう使い方では限りなく「静寂」になります。 

 

しかもこのヘッドセットは「音は悪くない」。むしろかなり良い方だと云えます。

 

少なくともSONYのNWBT20を確実に上回る。

 

帯域バランスも良く、ノイキャンが弱い分、ANCオンとオフの間での音質差がほとんどない。これはANCが弱めという事とトレードオフであるとはいえ、それでも音はかなり良い方なのは疑いようもない。

 

本来ならノイキャンの説明がアレなので低評価確定なのですが、予想外にBluetoothとしての音は良かったのと、ホワイトノイズのレベルがが恐ろしく低く、使う場所を限定すればかなりの効果が得られます。

 

具体的には図書館や自室でのエアコン音をけしたい場合で、無音に近い状況を作り出すケースでは他に変わるものがないかも知れないほど。SONYなどのノイキャンではエアコン音は消えますが、逆にホワイトノイズがウルサくて集中できません。しかもノイキャン機はSONYだけではなくBOSE以外はこれが普通。

 

この性能ならお世辞抜きに中華メーカーが自信満々なのも頷ける。特にオススメしたいのが学生が勉強のために少しでも「無音環境」を実現したい場合には確かに有効。こう言う使い方ではいままで安めのノイキャン機を使っていた方は驚くと思います。

 

まさかANCを作動させてこれほどホワイトノイズが少ないとは・・・。

 

ノイキャン機にも関わらず確かにホワイトノイズは少なく音も良いということで、その点を考慮して・・・評価しておきます。ホワイトノイズや歪み全開でも強力なノイキャンだけ欲しいと云う方には勧められませんが、価格が安いので、ホワイトノイズの少ないノイキャンを試したいという方にはイチオシでオススメできます。

 

僕も個人的にこれは使わせて貰おうと思います。

 

総合評価〇 ANC効果は限定的だが無音に近い環境が実現可能。音はかなり良い。お試しで買っても損はない。確かに良く出来ています。オススメ。

  

 

note.mu

 

【レビュー】AKG K3003 定価15万円のイヤホンを聴いてみた結果

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 こちらも読者様よりお借りしたAKGのイヤホンとなります。

なんと定価は148000円。

 

実売価格でも12万位するという・・・・もはやイヤホンの価格ではありません。

ヘッドホンでも一昔前ならハイエンドが買えてしまうと云う恐ろしいことになっています。

 

ただ僕はこの手の「ハイエンドイヤホン」にはかなり疑問を持っているのも事実で、例えば日本で云えばfinalなどがボコボコと高額イヤホンを出しますが、fianl自体にそこまでの物を開発する実力はないので、そう考えると、色々と思うところがあります。

 

そもそも日本のイヤホン開発能力から云えばハイエンドの音はまだ難しい。価格的にはガレージ系の弱小メーカーでは1万円台がいいところでしょう。それでもたぶん高すぎる。大手ブランドならもう少し価格が上げられますし、音質的にももう少し上を狙えるというのが今のところの感想。

 

どのメーカーも価格帯を上げようと必死なのは分かりますが、音質が伴わなければそれはすべて意味がありません。単に音の分からない価格の思い込みが強い人に受けるだけです。

 

ところがこちらは世界のAKG。

 

逆に云えばAKGですらダメなら、イヤホンでハイエンドは難しいという事にもなり得ます。

 

いま、僕の方では低価格品から3万円までを中心にして各メーカーの音を聞きまくっていますが、購入してじっくり聞き込んでいるおかげで各社の特徴や音のクオリティなどが明確になってきているところはあります。

 

その知識を前提にした上で、定価15万円のイヤホンをレビューしていきたいと思います。神か蛇か、このイヤホンはハイエンドたり得る資格があるのかどうか、興味津々です。

 

この場を借りて、お貸し頂いたNOTE版読者の方にお礼を申し上げたいと思います。僕のイヤホン経験値が一気に上がって確信を得たような気が致します。 

 

ちなみにこちら、アマゾンでのレビューが絶賛の嵐だったので期待も大きい。

 

AKG K3003 イヤホン カナル型 K3003 【国内正規品】

AKG K3003 イヤホン カナル型 K3003 【国内正規品】

 

 

 

 

note.mu

 

【レビュー】AKG N40 世界のハイブリッドイヤホン

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 1DD+1BAのハイブリッドイヤホンと云えば中華を嫌というほど聞きましたが碌なイヤホンがなく・・・しょうもない音で泣きたくなることがしばしばでした。

 

最近ではKZのハイブリッドはだいぶ良くなりましたが、中華BAを中高音域側に使うとあまりよろしくないというか、ネットワーク周りもおかしいので、とても褒められたものではありません。

 

そんなゴミのようなハイブリッドイヤホンを聴くくらいなら1DDの方がよほど潔いのですが、1DDですと中華ではなかなか価格を上げるのが難しいようで・・・国産でも1万以上は音質と価格のバランスが見合わないものが大半ではあるので、中華ではもっと難しい。

 

そこで今回はオーストリアのAKGのハイエンドであるK3003イヤホン(10万越え)とN40を読者の方から借り受けたので喜び勇んでレビューする次第です。

 

まず今週はN40から。次回は超高額イヤホンであるK3003のレビュー。一体イヤホンで10万越えとはいかなる音がするのか?興味は尽きません。

 

AKGは以前エントリークラスのN20を聞いて、その音質がなかなか評価すべき音が出ていたので、上位機種では更に期待が膨らむところです。

 

だいたいが世界的なレベルの音が出せるメーカーというのは、しょうもない音でも痕跡とか才能の片鱗は見えるものなので隠しきれません。

 

国産でも海外メーカーでも意図的に音質コントロールを行うので、大半のケースで価格の高いものの方が素晴らしいのですが、AKGはエントリークラスでもそこそこの音質のモノを出してきたのでメーカーへの僕の評価も高かったりしたわけです。

 

ちなみに今回は人生初のフルバランスの音質も確認します。

 

DAPはもちろんX1。

 

イヤホンと同時にバランスケーブルまでお貸し頂けたのでこちらにも興味が尽きません。

 

と云うわけで今回はN40イヤホンとバランスケーブルによる音の変化はあるのかないのかという点と、付属ノズルのレビューと・・・見ていきたいと思います。

 

 

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【レビュー】Klipsch Reference R6 II 1DDイヤホン

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前回のX12iに続いて今度はオリジナルの1DDを搭載したreference R6 2です。X12iの音を聞いたら居ても立っても居られなくなり、クリプシュの低価格イヤホンの音作りとその方向性を確認するために買うことにしました。

 

最近はこのように気に入ったブランドがあれば深掘りしながらメーカーの実力確認に邁進することが多くなってきています。確かに裏切られる事も多く、メーカーの実力は問題なくとも意図的に音を劣化させていることも多々あり、このようなケースではイヤホンにある程度の投資を迫られますが。

 

ただ個人的にはイヤホンの価格は下げ圧力がもっと掛かるべきであり、いまのインフレ気味の価格帯では音のレベルと内容が価格と釣り合わなくなってくると感じることも多くなってきます。

 

どう考えてもイヤホンの主戦場は実売で3000円~3万円以内が妥当なところ。

 

老舗のブランドであれば3万円以上も有りですが、そこまでの価格を一流ブランドでもないのに付けるのはかなり無理を感じていたりします。

 

事実、3000円~1万円以内の価格帯で国産や海外ブランドでもかなり聞かせる音を出すイヤホンも多く、様々なバリエーションがひしめき合っています。

上位の価格帯と差を付けるために意図的に音を劣化させているものも多いとは云え、ここで無茶なイヤホンを出すとそもそも次に繋がらない。

 

それにこの価格帯は「ハイエンドの音」を出していなくとも特に問題なく聞けてしまいます。この為、国産や中華にも勝機がある。前回レビューしたJVCのFD01のように「高いから優れているとは限らない」ワケで、実際のところ、2万3万と価格レンジが上がるにつれて要求される音のクオリティは上がっていくわけですが、ベースとなる実力がないと階層的に音のグレードをコントロール出来ません。

 

もちろん実力があってもそれを音として結実させ、形となすには別な努力が必要ですが・・・

 

と云うわけでブランドの実力とは別にエントリークラスからミドルに掛けてはメーカーの「良心」が問われているとも思うわけです。

 

初めてそのブランドに触れる人が次に繋がるような音を出して貰いたいと思うのです。

 

さて、R6 2ですが、「独自のダイナミックドライバーである、デュアルマグネット・ムービングコイルマイクロスピーカーを搭載」という事でオリジナルの1DDを実装しています。

 

X12や上位のX20はBA機でしたが、クリプシュの1DDは行けるのかどうなのか見ていきたいと思います。

 

Klipsch Reference R6 II Black KLRFR60113

Klipsch Reference R6 II Black KLRFR60113

 

 

 

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【レビュー】Klipsch X12iイヤホン 

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今回は1BAのクリプシュX12iイヤホンです。

 

1BAですと色々な制限がかかるので、世間的には「人気がある」とは言いがたいのですが、僕は良く出来たBAの音を最近とても好みます。

 

本来なら音的にはDDを選ぶべきで、その方がいろいろと問題が少なく、聞いていて楽しいことも事実なのですが、本当に良く出来たBAは倍音の繊細な出方など見るべきところがあります。

 

特にERの4PTの音を聞いたらびっくりしてしまって、これが世界の実力かと脱帽する思いです。それまで中華のBAを聞いてきたので、あまりのBAっぽくないその音に辟易し、それからSONYのBAを聞いて中華のBAとはまるで違うので思いを改めました。

 

ただそれでもやはりジャパニーズサウンドが前面に出るのですが、BAはこう言う傾向かと納得していたところにERのイヤホンを借り受けてその実力に、ここまで繊細な音がナチュラルに出せるのかと思ったものです。

 

元々コンデンサーヘッドホンも大好物な人間なのでBAの低域少なめの音でも何ら問題がないのです。

 

そこで今回はアメリカのスピーカーメーカーであるクリプシュのX12i。

 

スピーカーの時にあまり縁のなかったブランドなのでどうかとも思いましたが、スピーカーメーカーはあまりイヤホンまで下ってこないのである程度の自信のようなものはあるのだと思います。

 

ただそれにしてもwestoneやERを向こうに回してクリプシュがどのように戦うのか見所が多いです。

 

Klipsch イヤホン New-Xシリーズ X12i KLKX12I111

Klipsch イヤホン New-Xシリーズ X12i KLKX12I111

 

 

 

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【レビュー】JVC HA-FX1100 ウッドドライバ採用のハイエンド

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JVCが伝統的に開発してきたウッドドライバ採用のハイエンドイヤホンです。価格は約3万円程度となります。

 

こちらも前回レビューしたFD01と同様に読者の方からの依頼でレビューするものです。ウッドドライバと云えば前回は低価格版のFW7を聞きましたが、ハッキリと言えることは音色が個性的なのがウッドドライバの音でしょう。

 

とても明るくてかなり暖かい。

 

そのウッドドライバがFX1100になると内部構造がかなり複雑で、ウッドダンパーまで含めて採用していたりします。

 

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もちろんJVCチューニングの関係があるのでこれらの特徴のすべてがウッド振動板からかもしだされるとは言い切れませんが、JVCのウッドドライバイヤホンは比較的どちらにも通底するベースとなる音と云うのは確かにあります。

 

ちょっとクセが強いといえば強いのが特徴で・・・・

 

FD01が期待から大きく外れていたので、今回のウッド振動板のFX1100には期待するところが大きいです。廉価版とハイエンドでの音作りの違いも、どのようなベクトルで処理したのかも見たいところ。

 

またもうひとつ知りたいのは日本メーカーが本当にハイエンドの音で世界に通用するのかも見たいところです。JVCと云えばなかなか面白い個性的な音作りが出来るメーカーなので、やればできる子、なのかどうかも知りたいところでしょう。

 

JVC HA-FX1100 WOODシリーズ カナル型イヤホン リケーブル/ハイレゾ音源対応 ブラック

JVC HA-FX1100 WOODシリーズ カナル型イヤホン リケーブル/ハイレゾ音源対応 ブラック

 

 

 

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