【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

中華低価格イヤホンとヘッドホン&デジタルプレイヤーDAP系のレビューのまとめとオススメです。購入した物や使ったモノが中心となります。誠実なレビューを心がけたいと思います。 。。基本的にライトな感じで一分で理解できるサイトを目指しています。このブログは「ぶろぐなんかめんどくせえよ」のスピンアウト・ブログです。なお、無断転載不許可です。

【レビュー】RHA MA600

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RHAの既にディスコンとなったイヤホンであるMA600である。

 

僕がノート版読者専用のSLACKの掲示板で「次買おうかなぁ」と迷っていたら、ちょうどお持ちの読者の好意でレビューのために借りられたのである。

 

渡りに船とばかりにその話に乗らせていただいた。

 

その音はある意味、衝撃的であった。

 

普通に聞くと音が明らかにおかしいのである。なんだこのイヤホンは?と驚いたのだが、そこは流石にRHAなので、使いこなしが困難な一本なのであった。

 

なんの説明もなくこういう音を聴かせるのでRHAは不親切だろう。間違って買ってしまった人の大半は本領を発揮したその音を聞くことができない。

 

普通は鳴らしきれずに手放してしまうだろう。

 

だがそこはピュア出身の意地がある。

 

鳴らし切るために何をしなければならないのかはわかっている。

 

MA600の本当の音を聞きたければ覚悟がいるだろう。その壁を乗り越えてきたものだけが真実に近づくことが許される。

 

これこそオーディオだろうと思う。

 

 

RHA MA600 カナル型イヤホン [並行輸入品]

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【レビュー】ゼロオーディオ Duoza ゼロが作る音 ZH-DWX10

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 ゼロオーディオは嫌いではない。

 

いままで4本ほどゼロの音は聞いてきた。

 

当ブログではカルボアイをリファレンスとしているので、いつも真面目に取り組んでいるメーカーという印象があるが、目指すべき場所と実力が乖離しているようで、このメーカーは価格が上がれば上がるだけ期待を裏切るところがある。

 

そんな中でこちらのDuozaはゼロとしてはミドルクラス扱いなのだが、カルボバッソなどの低価格品では一定の評価を世間から得ているゼロのその音をレビューしていこうと思う。

 

 

 

【Duoza ZH-DWX10スペック】

 

 

モデルナンバー  Duoza
■ドライバー 2DD/デュアルダイナミック
■感度100db
インピーダンス20Ω
■周波数特性 7z ~ 40000Hz

 

 低域が7hzからというのはアヤシい・・・。

 

ハウジングはオーソドックスな筒型なのだが、なにかデザインがちょっと特殊となっている。

ハウジングの側面の突起からコードが伸びているせいだろう。

 

 

【DuozaZH-DWX10音質

 

基本的な音質は「ウォーム」である。かなり温かみのある音質といえる。

 

帯域バランスは低域ブースト。

ブースト量は+6.5付近だろう。日本製イヤホンとしては低域はかなり強めに出来ている。

 

ただし、この低域があまり良くない。

 

膨らみは大きくブーミー。階調表現も不明瞭。低域は下側がよく出るタイプで量感があるが、同社の3000円程度のイヤホンが低音がまったく足りないのと真逆で低音は多めだが今度は質が良くない。

 

低音のエッジも非常に緩い。

 

ボーカルフラットの出来は素晴らしいのだが、そのボーカルが奥に引っ込む。

音色はウォームなので独特な質感が音に乗るが、それ以上に悪い部分が多いと言う印象を受ける。

 

中高音域は全体的に音が暗くて少し地味。

 

この音から判断すると派手さを抑えてしっとりと聴かせたいとも云えるが、試みとしては成功しているとは言いがたく、単に暗くて地味な音を聞かせられるだけだろう。

 

また明瞭度も低く音もボケ気味なのが決定的。

 

総じて中高音域も低域も見所が何もない。

 

ひとつひとつの音もそうだが、全体的なハーモニーが悪く、音がボケていて,暗くて地味なら聞く価値があるとは言いがたいだろう。 

 

【Duoza ZH-DWX10まとめ】

 

ゼロオーディオ。

当ブログの読者の方ならよくご存じの通りで、「リファレンス」として音の基準としているのは同社のカルボアイである。

 

これはジャパニーズサウンドであるが、いろいろと平均的で中庸なのでリファレンスとしている。熱心な読者の方であれば使われている方もいると思うが、音の基準としては申し分ない。だが、裏を返せば「良くも悪くも無い」ともいえる。

 

だからこそのリファレンスなのだが。

 

ゼロオーディオというのは音を聞く限りでは真面目なことは真面目である。某日本メーカーのように「開発者の耳がどうかしているのではないか?」とか「詐欺に近いボッタクリ」とか「音を派手に誤魔化しているよね?」みたいな事は感じない。

 

なのでやっぱり真面目なんだろうと思う。

 

だがやはり音は幾ら聞いても「ジャパニーズサウンド」の範疇であって、これでは世界を相手に戦うなど遠い夢のような話しだろう。ただ中華や日本の音を聞くのなら十分に基準になり得るが、僕らが目指しているのは、また期待してやまないのはその程度のレベルで満足することではない。

 

そういう意味では、このイヤホンの出来映えというのはあまり良くないと云える。

 

もともとゼロオーディオはこれまで幾つか聞いて評価してきているが、価格が高くなればなるほどこのメーカーもまた音が良くない。ただゼロのために云っておけば、僕が何度も何度もいっているように日本製や中華イヤホンで一万以上の価格帯は極一部を除いて「とにかく買うな」と申し上げているが、このDUOZAの実売価格は約8000円付近。

購買意欲を刺激される価格帯で、お気持ちで購入したくもなる価格のイヤホンではあるが、正直に申し上げてこんな音ではどうにもしょうがないだろう。

 

確かにゴミではないが、ゴミに限りなく近い。

 

とにかく良いところや特筆すべきところが何もない。

 

ただゼロの名誉のためにいっておくが「騙そうとしていたり音を誤魔化している」というわけではなく、単に音が良くないのである。

 

例えて言えば、ジメジメとした梅雨時の締め切った畳の和室で汗ばみながら音楽を聴いているようなものだろう。DUOZAの音は例えてみるのならそんな不快な音がする。

 

このDUOZAは音が地味で暗い。しかも音がボケている。

 

それだけではなく必要な深さもない。

 

ノート版の読者ならご存じの通りだが、海外製でも音が暗めで大人しいものもあるが、ハッキリ言ってそれとは比較にすらならないだろう。何がと云われると僕も言葉に窮するのだが、一言で「深み」としか云えない何かが違う。

 

先日もノート版で4万ほどの日本製イヤホンを聴いてみたが、確かに悪くは無いのだがやはりそのイヤホンも深みが足りない。まるで音楽の表面をなぞっているだけの音がするので辟易したが、これはそれ以上に色々と不備があって、そもそも音楽が鳴っていない。

 

例の如くアマゾンのレビューでは絶賛だが・・・・。

 

 

総合評価△ 買うには値しない。

 

 

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【コラム】ボーカルブースト・イヤホンという罠

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最近ノート版でレビューした有名イヤホンのボーカルがブーストされていた。また国産メーカーの1本も極めてアヤシい音がしていた。ようは「軽くブースト」されている疑いが濃厚であった。

 

イヤホンでボーカルブーストは絶対にやってはならないこと。

 

スピーカであれば「ホーンタイプ」のように一部ボーカルが増幅されるというよりも「前に出る」スピーカーがあるが、イヤホンではこれは通用しないと思う。

 

定位や空間表現などが「個人的体験による脳内妄想」でしかないイヤホンの世界ではチグハグな音どころかデタラメな音、というよりも帯域バランス的にも違和感しか感じなくなるのでこう言うことは絶対にあってはならないのだと思う。

 

もちろん帯域バランスはフラットである必要はないが、フラットだと思わせる努力は必要だろう。

 

ボーカルブーストされた音作りが極めてインチキ臭いのは、それこそ「素人さん」を騙す行為に近いからだ。

 

こう言う人たちはボーカルブーストイヤホンを聴いてこう言うだろう。

 

「ボーカルが聞きやすく前に出る。埋もれない」と。

 

しかしよく聞けば「弊害しかない」というのは簡単に分かる。イヤホンにはイヤホンの音作りがあってそのルールを逸脱するのは許されることではない。

 

そもそもボーカルが埋もれないこととボーカルがブーストされている事は全く違う。

 

低域はある範囲でならブーストしても問題が少ない。中華のイヤホンはさすがに低域ブーストされすぎだが、低域は許容範囲が広い。理由はと聞かれれば僕にもよく分からないが、違和感なく聞ける範囲はそれなりに広いと思う。

 

いやむしろ屋外使用が前提なら適度に低域ブーストされていた方がむしろ聞きやすい。また普段から「小音量」で聞かれることが多い方もブースト気味の方が良いだろう。人間の耳は小音量で聞くと適正な帯域バランスよりもドンシャリ気味の方が良く聞こえやすいからだ。

 

ただボーカルブースト。

 

てめえはダメだ。こんなものを売るのはなんとかして欲しい。

 

【レビュー】GRADO/グラド SR325e グラド随一のユニークモデル

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グラドについては色々な人が色々な事を言っている。

本当のこともあれば、まるきりのデタラメに近い事も多い。

 

グラドを買うのならグラドの本流の音のモデルを手に入れないと意味が無い。

 

これはハッキリと言っておく。

 

単に価格が高いだけのモデルを「音が良い」と無条件に褒め称えるのは愚か者であろう。

オーディオではある一定数、こういった「成金オーディオ」しか出来ない人が居る。

 

高いものが良い。

 

オーディオの真実はそこにあるわけではない。思い込みで脳内で変化した音を聞くだけなら何でも一緒である。それだけなら「価格が高いもの」の方が思い込めるので有利だろう。

 

最近というかしばらく前から読者様によると50㎜の新ドライバの採用が始まっていると聞く。

これがどういうものなのかは分からないが、オーディオは才能だけがなしえることもあるので、新しいドライバなど必要だとはとても思えないが・・・・

 

大切なことは「変わらない」ということでもあるだろう。

なんでも新しくなって新登場では芸が無い。

 

こんなことは無能なもののやることである。

 

新しく変わってしまうグラドの事など興味は無いが、ロングセラーを続ける保守本流のグラドの音を聞き比べてみたい。 

 

 

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【余談】 STAY HOMEで掃除を増やしたら、イヤホンよりも新しい掃除機が欲しくなった。Sharkの掃除機

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STAY HOMEということでノート版の方に記事を出来るだけ投下しておきたいと頑張っているが、皆さんどうお過ごしだろうか。

 

僕の方は中華コロナに激怒しつつ、相変わらずである。

 

すこしここで近況報告などをしておきたい。あまりイヤホンには関係ない話題ではあるが、時間が出来たところでたまには余談なども良いかもしれない。

 

1ヶ月ほど前に推定2-3才の保護猫を受け入れた。猫とは生まれたときから一緒に育ってきたが、一人暮らしをしてからこの方猫をモフモフしたいときは実家に帰る生活をしていた。ウチの実家は猫がお外に自由に行ける環境なので「自宅の中だけで飼う猫」よりも自由に育つ。

 

異論のある人もたくさんいるだろうが、僕がずっと猫と育ってきてやはり猫は「自由」であるべきだと思っていた。確かに外に出せば喧嘩やクルマにひかれたり病気を貰ってきたりといろいろと困難があるだろうが、そもそも「悲しみも苦しみも全部含めて人生」だというのが僕の考え方だからだ。

 

だが今回は保護猫という事もあって事前にしっかりと「家から出さない」というお約束だったのでそれはキッチリと守っている。やってみるとその猫の性格にもよるのだが、うちの子は大人しいので家の中で過ごす方が好ましいようだ。

 

実家以外で猫を飼うのは初めてだが、うちの子はとにかく可愛い。すっかり親馬鹿ライフを楽しんでいる。STAY HOMEと猫というのは極めて相性が良いだろう。

 

その猫を飼い始めてからやたらと「掃除機」を新調したくなった。

 

うちの子は長毛という事もあってとにかく毛が抜ける。毎日毎日ブラッシングしているのだが幾らやってもまだ抜ける。またトイレをするときにペレットを盛大に飛ばしまくる。数日掃除しないと辺り一面ペレットが飛び散って足の裏にひっつく。そうなると以前よりも掃除機を使う頻度が上がるのだが、これがもう面倒で面倒で・・・。

 

掃除機をクローゼットから出す。電源コードを引っ張り出す。コンセントにさして所定の場所までもっていく。この一連の動作が億劫で出来ればコードレスの小型のものを買いたいと思っていた。

 

そこでダイソンのスティック型のものかハンディタイプに狙いを定めて家電屋にさわりに云ったのだったが、実物はごつくて重かった。特にもっとも使いたいハンディタイプはメチャクチャ重い。何でもそうだがものは軽ければ軽い程よい。一眼レフなども余程のマニアでもなければ使うのは最初だけで段々と億劫になる。重くて良いのはピュア用のアンプくらいなもので軽さは正義なのである。

 

そこでダイソンよりも軽くて小さいコンパクトなものは無いかと探していると日本製でもパナソニックのサイクロンが良いもののように感じた。ほとんどそれに決めかけていると売り場の一角にとんでもなく小さい掃除機が置いてある。

 

それがSharkの掃除機である。

 

片手で楽々どころの騒ぎではない。

 

バット代わりに部屋で振り回しても気持ちが良いくらいの代物である。聞いたこともないメーカーでしかもあまりにも小さい。これで大丈夫かと一抹の不安はあったのだが、ここまで軽くコンパクトだと多少のことはどうでも良くなる。これなら部屋の隅に置いていても違和感は無く、サッと取りだしてサッと使える。この機動力に変えられるモノはないだろう。当然充電式である。

 

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価格がもっと安ければと思ったのも確かだが、ガッチリ掃除するときはいまある大きな掃除機を使えば良いので、今回はキッパリと割り切ることにした。

 

実際、購入して家で使ってみるとこれは掃除機の革命であると思う。サイクロン方式も確かに凄いが、ここまでの吸引力でここまで軽く小さくできるとは驚きだ。あまりの手軽さに掃除という概念が変わってしまう。

 

ちなみに僕はW30という予備バッテリー付きの物を買ったが、W20というバッテリーがひとつのものでも何ら問題なかった。エントリークラスのW10というのはバッテリーが着脱できないのでバッテリーの寿命が製品の寿命になる。一応書いておくがどのモデルでも本体は全部一緒である。

 

バッテリー一個で稼働時間は約12分。ワンルームやちょっとした掃除ならこれで十分。ゴミもガッチリとる。クルマの車内掃除も安い中華の掃除機を買うくらいならこれでいい。

 

sharkの掃除機。

 

これは驚くべき製品であった。どこかで見掛けたら実物を手に取って見て欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【レビュー】AKG N25 デフォルメかモニターイヤホンか

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これでAKGのイヤホンレビューは4本目となる。

エントリーからハイエンドまで聞いてしまったが、AKGのNシリーズは音に特有の刻印が描かれている。

 

それはある意味では日本人には受けないキャラクタだと思うのだが、もっと広義で云えばアジア人には受けないのかも知れないと予測している。

 

それが正しいのかどうかは別として、日本や中華の音がなかなか到達できない性質のものではあるので、それが受け入れられるのかどうかがAKGのイヤホンを聴くときにはひとつの踏み絵となるだろう。

 

このイヤホンは単に透明度があるとかニュートラルであるとかでは推し量れないものがあると思う。

 

N25。

 

ハウジングは下位のN20と同等で、ドライバは2DDとなっている。N20の高域拡張版ではあるが、いろいろと細部が変わっているので音の印象というかチューニングは煮詰められていると云えるだろう。

 

AKGの本質はモニター系なのかデフォルメ系なのか?AKGチューニングの本質とともにその答えも明らかにしていきたいと思う。 

 

AKG N25 イヤホン カナル型/ハイレゾ対応 ブラック AKGN25BLK 【国内正規品】
 

 

 

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【レビュー】shure SE215 Bluetooth版

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しばらく前にshureの215SE(低音強化版)のレビューを行ったが、今回はそのBluetooth版であるワイヤレスのSE215(ノーマル版)のレビューを行った。

 

今後、Bluetoothなどのワイヤレス版のレビューを順次増やしていく予定である。理由は明白、有線イヤホンは既にオワコンである、という明確な理解にもとずいている。

 

実際のところ、この流れは既に2-3年前には始まっていたので特に感想はないのだが、せいぜい有線と無線が「両対応」であるイヤホンが増えることを期待する程度であって、それすら定かではないと云えば定かではなく、むしろ「有線イヤホン」という潮流は完全に潮目が変わって厳しいというのが「まともな理解」であろうと思う。

 

この理由も実に簡単である。

 

もともとイヤホンが実現出来る音というか「再生クオリティ」がそのものが低すぎた。これにはメリットとデメリットが共存しているのだが、スマホ環境やDAP環境であるのならその使用状況を含めて特に不足を起こすことはなくメリットが高かったと云えるだろう。

  

これが何を意味するのかというと「イヤホンのチューニング範囲」そのものがかなり狭いことに起因する問題である。故に誰がどうこうではなく単なる「構造上の問題」である。

空間表現だの音像だのと誤魔化してもみてもイヤホンでは実際にそんなものは存在しないのだから、幾ら言葉遊びを費やしてみても現実が追いつくことはない。認めようが認めまいがこれは構造問題であり、ハード側の問題である。

 

しかし数多くの明白で単純なライトユーザーたちにとってはむしろ再生クオリティが低い方が楽しく使いやすいという逆転的な状況を生み出していたともいえる。

 

そしてマーケットを支えているこれらライトユーザーたちにとってもはや「有線の音質的有利さ」などというものは既にその実効的な意味を失っていると云える。

 

簡単にいおう。

 

もはや上がり続けているBluetoothの音質とその使い勝手のよさと含めて、主戦場はBluetoothにシフトした。今や有線にしがみついてるのは日本と中華の一部メーカくらいであって、海外勢の主力は有線は既に見捨ててていると云えるだろう。

 

現実は直視しなければならない。

 

と云うわけで、今後もBluetoothは増加させていく。ヘッドホンも増やしていく。 

 

 

 

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【レビュー】MacaW GT600s Proイヤホンの音

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どうもです。

 

最近は中華コロナのおかげで世界的に迷惑を被っているので、そんな中で中華イヤホンなど買っている場合ではないような気もしますが、海外勢が既にBluetoothにシフトしつつあり、国産や中華などしか有線イヤホンを作らなくなっているの現状では有線派のみなさんにとっては受難の時代でしょう。

 

今のところ厳密に比較してしまえば無線が有線を上回ることはないとは言え、通常の使用においてはワイヤレスのメリットはデメリットを超えます。

 

こう云う場合、適材適所で好きなものを使えばよろしい。

 

そんな有線イヤホンの絶滅しつつある時代に中華のMacaW(マカウ)のイヤホンです。価格はミドルクラスですが、中華としての価格で云えばハイエンドと云えるでしょうか。

 

作りは1DD+1BA。

 

高価格帯ではイタズラにドライバ数を増やすだけのゴミが多いのですが、2ドライバというのは至って普通です。個人的にはこれでもドライバが多すぎると感じるわけですが、音に統一感があればすべて問題ないことも確かです。

 

こちらのGT600S proはGT600のブラッシュアップ版とのことですが、元の600と比較検討したわけではないのでその点では「相違」というのは分かりません。

 

ですので単独での評価となりますが、お金を出す価値があるかどうかと言うのはそれでも十分に分かってしまうわけで、そのあたりは誤魔化しようがありません。

 

そういう訳でMacaW GT600s Proの評価をノート版で出しておきたいと思います。 

 

 

 

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【レビュー】JVC SU-ARX01BT MMCX対応有線イヤホンをワイヤレス化する。

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見た瞬間にこれは試してみないと、と強く思ったのはMMCXイヤホンをBluetooth化できるヘッドセット本体だからです。

 

好きなイヤホンがMMCX限定とはいえ使えるので、これが良いものであれば一石を投じることになるでしょう。

 

その昔、この手の中華製Bluetoothヘッドセットを使ったことはあるのですが、そもそも基本的にどうにもならない音質でほぼゴミ同然の代物ではありました。

 

ところが時が経ちBluetoothもだいぶ進化したようなので、国産のJVCのMMCX対応Bluetoothヘッドセットの音はどうなっているのかと思った次第です。

 

こちらのARX01の再生時間は7時間。通勤通学などに使うのなら頻繁な充電が必要でしょう。

 

またK2テクノロジーと言われる「圧縮音源補完技術」が使われていて、これもボタン一発でONOFF可能。

 

今回はARX01本体の音質傾向とともにK2テクノロジーが検証可能なほどの有効性を持つのかも見ていきたいと思います。

 

【レビュー】TRI-I4 中華イヤホン

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どもです。

 

ここの所忙しくてつい後回しになってしまいましたが、久々の中華イヤホンレビューとなります。前回同ブランドのTri-i3をノート版にてレビューしましたが、あちらは「限定品扱い」とのことで、最近中華で増えてきた「平面駆動ドライバ」のイヤホンでした。

 

詳細はノート版を参照していただきたいのですが、中華としてはかなり面白い逸品で価格がもっと熟れていればというイヤホンです。

 

そこで今回はI4です。

 

 

【TRI-I4スペック】

 

モデルナンバー TRI-i4
■ドライバー 1DD/1BA(KNOWLES製バランスドアーマチュア
■感度103db
インピーダンス12Ω
■周波数特性 20Hz ~ 40000Hz

 

1DD+1BAのよくあるハイブリッドドライバですが、BA側にアメリカKNOWLES製BAを実装したもののようです。

 

MMCX対応なので断線などの場合、交換は簡単に行えるでしょう。

 

装着がかなり厄介なイヤホンのひとつで、低域量がかなり変化してしまうので念入りに合わせたいイヤホンのひとつ。後述しますが低域量はかなり多めなのでそれに合わせる必要があります。

 

このイヤホンで低域が少なめと感じるケースではイヤーピースが合致していません。

 

 

【TRI-I4サクラ度】

 

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アマレビューのサクラ度は.......

60%

 

 レビュー詳細はこちらへ。

 

 

【TRI-I4音質】

 

基本的な音質はクール系ですが、若干ニュートラル寄りに作られています。

 

帯域バランスは低域+8.0から+8.5なので中華の中でもかなり強めな方でしょう。ほぼ限界ギリギリの低域ブーストで相当に強いと思っていただいて構いません。

 

低域強めの中華イヤホンでも低域ブースト+8.5などほとんどないので、低域は限界寸前というところでしょう。

 

その低域は緩くてブーミー。

 

低域は全体的に不明瞭でハッキリとしません。低域の質はかなり悪いとみて間違いなく、このブーストでこの低域の階調表現能力とエッジではそもそもかなり出来が厳しい。

 

ボーカルフラットは非常に良く出来ていてトップクラス。ところが中高音域全体のエッジが非常に質が悪く、音がかなり痛い。エッジの尖りは許容できるレベルを超えていて耐えられないレベル。

 

もともとこのtri-i4の音は基本の方向性がクール系という事もあってか音自体が「硬め」なのですが、エッジもかなり鋭角に表現される部類のイヤホンなので更に一歩踏み込んで音が硬く感じられるところがあります。

 

特に女性ボーカルがとても苦手なイヤホンで聴くに堪えない音がします。

 

中高音域全体のチューニング傾向としては全体的にかなり派手目なチューニングであると云えるでしょう。

 

【TRI-I4まとめ】 

 

同社のI3と比較すれば出来映えは相当に落ちるとはいえ、正直に申し上げれば「中華イヤホン基準」なら「普通かもしくはそれ以下」と言ったところでしょうか。

 

こちらのi4に関しては一言で云ってしまえば、KZ社のZS10の音とそっくりでZS10や10proなどのZS10シリーズをひとつでもお持ちなら敢えて買い足す必要はありません。

 

音やチューニングがそっくりで、確かによく聞けば細かい部分で相違があるのですが、目くじら立てるような違いでも無く、分からない人は違いが分からないようなそんなレベルでしょう。

 

敢えて言うのならKZ ZS10などよりも幾らか低音が強く、幾らかエッジがキツいかな?程度の話しであって劇的な違いはまったくありません。

 

と云うわけで音質やチューニングは全体で見ても完全な中華イヤホンの音であって、どこをどう切り取っても中華イヤホンクオリティの音で、エッジのキツさと低域がより強くブーストされていることを考えると購入する理由は何もないと言えるでしょう。

 

もしKZのZS10シリーズをひとつもお持ちでなく、このi4がセールか何かでとても安く買えるという事であれば「中華クオリティの音」という事でひとつ持っておいても良いでしょうが、あえて僕はオススメはしません。

 

あまりにもkzのzs10シリーズと音が似ているので、これがkzの新作だといって聴かされたらそのまま信じてしまうでしょう。

 

というわけで、中華にありがちなクオリティの低い音でお金を投資するだけ無駄な感じを受けました。

 

 

総合評価✖

 

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