【レビュー】SOUNDPEATS Truengine 3SE TWSワイヤレスイヤホン
時々、読者の方からの依頼でTWSイヤホンを聴いたりするのだが、こちらもそのひとつである。
TWSイヤホンは流行でもあるので、いまや猫も杓子もTWSイヤホンだ。
Bluetoothの音がまだ完成されていないのにもかかわらず、アップルがTWSを売り始めた頃から一気に情勢が変わったように思う。
ただ僕はTWSイヤホンが大嫌いなので、あまり積極的に聞きたいとは思わないのだが、やはり読者は最新の機器に興味があるのだろう。
僕の感性ではTWSを使うのならネックバンド型を首にかけていた方が余程使いがっても音も良いと思うのだが、世間の流れとは真逆なようだ。
前回はあのRHAの完全ワイヤレスをレビューしたが、今回は価格は遙かに安い中華サウンドピーツのワイヤレスイヤホンである。
どうせお試しで買うのならこのくらいの価格がちょうど良いのかも知れないが、あのサウンドピーツがTWSを作ると音はどうなるのかには多少の興味はあった。
しかもこのTWSイヤホンはアマゾンのレビュー数が3000近いという驚異のベストセラーモデルである。
どうだったのかはノート版のレビューに譲るとして、楽しみにしていて欲しい。
ちなみにこの後だが、貸して下さった読者様からの以来であのFinalが音を監修したとされる
COTSUBU
という完全ワイヤレスイヤホンもレビュー予定である。
こちらも楽しみにしていて頂きたい。
【レビュー】JH AUDIO 16v2 PRO Universal プロミュージシャン用弩弓イヤホン
プロミュージシャン御用達というJH AUDIOの弩弓イヤホンである。
なにしろ片側10BAと云う構成で、価格も驚くようなハイエンド。
個人的には10BAも積んだ音がコントロール出来るのかどうかはなはだ疑わしいが、まっさらな気持ちで聞いてみる必要があるだろう。
しかもこのイヤホン、なぜかケーブルにイコライザーがついている。それも低音用が左右独立という念の入りようである。
なぜこんなイコライザーがイヤホンに必要なのかまったく理解できないが、一応、そちらも作動させて音を聞いてみたりもした。
プロミュージシャンが使用するという事は、当然、モニター系の音だと予想するが、この世界はそう単純には出来ていない。なぜかモニターなのに音がウォームなどよくあることだ。
某有名ブランドも似たようなキャッチコピーでしょうもない音のイヤホンばかりを出して来て、バカにしているのかと思うところもあったりする。
たいたいピュアオーディオの数百万クラスのアンプでも「プロ用」と銘打たれたもので音が良かった試しは一度も無い。
さて、JH AUDIOは本物だろうか。
【レビュー】intime 碧Ti3 Edition2
もうBluetoothの時代になりつつあるが、有線で頑張っている日本のブランドである。
このintimeは僕の感覚だと値段が安いイヤホンの方が出来がいい気がしてしまう。
エントリークラスのようなイヤホンでこそ真価を発揮するようにも思うのだ。
どうもサウンドデザイナーが「主観」を前面に出せば出すほど音が崩れていく。その音は日本よりも中華のサウンドデザインに近いように思うが、そういう風に経験を積んできたというか、そういう耳の持ち主なんだろうと思っている。
どのイヤホンもデフォルメしまくった音で、それが極端に顕現するところがある。
これで3本目になり、この碧Ti3 Edition2はintimeのフラグシップイヤホンである。だいたいどのブランドも頂点を構成するイヤホンではやりたいようにやるものなので少し怖いところがあるが、いまこのブランドがどのあたりに居て、どこを目指しているのか確認するには好適だろう。
音に、妙なデフォルメをしなければいいのだが。
【レビュー】shanling M3x 中華DAP
久々のDAPレビューである。
そろそろリファレンスとしているX1の設計が古くなってきたと感じていたので、shanlingを試してみた。
この手のDAPは才能とかよりも単にストレートに音を出して欲しいのだが、オペアンプを使われてしまうとかなりカラーが出やすくなる。
要は特徴的な音がしやすいのだ。
そのあたりをうまくいなしてくれればいいのだが、変に音作りされてしまうといろいろと問題が起こりやすくなる。
この点では実は日本製で大手メーカー製というのは才能は感じられなくても、何の変哲も無い音を出してくれることには長けているので使いやすい。
クセがないとでも云えば良いだろうか。
だいたいイヤホンを鳴らすのにクセなど必要ないとも云える。DAPはできる限りニュートラルで、カラーはイヤホン側に依存させた方が良い。その方が音をコントロールしやすいのだ。
と云うわけで、良い物なら新たなリファレンスとしたいところだが、まずその音を確認してみたい。
ちなみに軽くて使いやすいという点では最新DAPの実力は確認したのだが、やはり問題なのはその音だ。こんな物に才能は必要ないので音がどうなのかは知っておきたいところ。
【レビュー】klipsch X4i KG417ドライバは926の系譜なのか?
あのKG926ドライバを使ったX11イヤホンと同時期に発表されたKG417ドライバのX4である。
天下にその名を轟かすクリプシュイヤホンの伝統の1BAイヤホンのひとつであるが、最近の926とは違うドライバを使っているのがX4だ。
これまでKG926からKG623まで一通り聞いてきたが、まだ417があったのかと驚いている。少し古いイヤホンだがオーディオは別に新しいものが進化しているわけではない。
過去の名機をいつまで経っても超えられないなどよくあることだろう。
クリプシュというのはウォームな音の質感にその特徴がよく現れる物だが、まれにクール寄りのイヤホンを出すのが悩ましい。それがまた悪くないのだ。
さてKG417ドライバをはじめて聞くが、その実力は926イヤホンを継ぐ物なのだろうか。それを明らかにしていきたいと思う。

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【レビュー】Bowers & Wilkins P7 ワイヤレスヘッドホン【Bluetooth】
世界のB&Wが放つBluetooth専用ヘッドホンである。
スピーカを嗜むものでB&Wの名を知らぬものは居ないだろう。日本のオーディオ界隈でもリファレンススピーカの地位を確立しているわけで、オーディオショップでもたいていの店でB&Wはおいてある。
僕個人はB&Wの音に感心したのは1度しかないのだが、その1度が結構強烈な体験であった。本物の音がするなと思ったのだが、B&Wと云うメーカーはハッキリ言って手拭きをする。
特にエントリーからミドルクラスにかけては決して音が良いとは思わない。
ただし、純然たるピュアオーディオメーカであって、その世界では特に有名なことに変わりは無い。
そのB&Wが開発したワイヤレス専用ヘッドホンがこのP7である。
ポータブル性能を重視した折り畳みタイプのヘッドホン。
ピュアメーカーはあまりポータブルやヘッドホンには手を出さないのだが、遂にB&WもBluetoothヘッドホンを出す時代になったのかと思うのも確かだが、本気でこんな物を開発するとは僕にはとても思えなかった。
しかも流行のANC(ノイキャン)もついていない。だからアプリでコントロールすることもない。普通のBluetoothヘッドホンだ。
何の為に既にレッドオーシャンと化したBluetoothヘッドホン市場に参入してきたのか訳が分からないが、B&Wとしてもワイヤレス市場を無視するわけにはいかなかったのだろう。
その音を、B&Wが作り上げたBluetoothの音を確認したいと思う。
【レビュー】Campfire Audio DORADO 2020
campfireaudioのイヤホンは既に何本がレビューしているが、話しによると終売も速く、売れなければドンドン廃盤と化すとのこと。
こちらの2020dradoは前モデルdoradoとドライバ数が既に違い、2020は1dd/1baのハイブリッド2ドライバモデル。
どちらかというと多ドラはBAをたくさん搭載したモデルににんきがあつまりがちだが、実際作りやすいのはドライバが少ないモデルの方だ。
こちらの方が音が安定しやすい。
さて、レビューしていこう。
【レビュー】Rosenkranz RK-Silver-BSイヤホン
ノート版で遂にローゼンクランツの実力を確認しておくこととした。
このブランドはいつ見ても笑ってしまうのだが、偏見を排してレビューしようと思う。
このイヤホン、こんなに高いのにイヤーピースすらついていない。
どこまでも自信満々のメーカーである。