【レビュー】 HLSX BK35
総合評価△
HLSX 808イヤホンの開発元であるHLSXのBK35となります。
1DD+1BAのハイブリッドドライバで、価格は少し高めのイヤホンとなります。
完全な中低音寄りのイヤホンで、低域と同時に中域のエネルギー感もかなり強めとなっています。
【HLSX BK35スペック】
■モデルナンバー HLSX BK35
■ドライバー 1DD/10㎜+1BA
■感度112db
■インピーダンス32Ω
■周波数特性8khz-25000hz
■コード長1.2メートル
【HLSX BK35音質】
帯域バランスは中低音寄りです。
ボーカル域はかなり前に出てきます。
音はクリアで明るい傾向がありますが、最大の欠点はボーカル域のエッジが立ち気味なところとなります。
全体的にはかなり低音よりの音作りとなりますが、低音のバランスはDZAT DR20と同程度のバランスとなっています。
要するに結構強めです。
低音側の輪郭と重低音はレベルが高く、そういう意味では階調表現もよく描く優秀さがあります。
ドライバーもさすがに1DD+1BAなので低域が被っても破綻しづらく、よく出来ていると感じますが、おそらく主にBAドライバ側の問題で損をしているイヤホンです。
【HLSX BK35まとめ】
決して悪い物ではありませんが、このバランスでこの音ならDZAT DR20で十分でしょうし、DR20の方がボーカル帯域が優秀です。
そういう意味では悪い物では無いが価格ほどの価値のある音が出ているとは言いがたく、細かなとこを見ていくとレベルか高いイヤホンとは云いにくいところがあります。
もともとイヤホンの差は似たような帯域バランスの場合、細かな差となる場合が多く、神経質にチェックする必要が出てきますが、こちらのBK35は細かくテストしていくとアラが出てくるイヤホンであるといえます。
総じてあえて好んで使う理由は無いといえます。
参考記事
catwalk1101earphone.hatenadiary.jp
Woting Audio HLSX BK35 トリプルドライバ 1BA+1DD ダイナミック ハイファイ・ステレオ・ヘッドセット (木製の色)
- 出版社/メーカー: HLSX
- メディア: エレクトロニクス
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