【レビュー】 KZ ZS1 /AS1211
総合評価✕
ダイナミック2DDのZS1となります。8mmと6.8mmの異なるドライバを搭載しています。
sure掛け専用のモデルとなっています。
【KZ ZS1スペック】
■モデルナンバー KZ ZS1
■ドライバー 2DD/8mm/6.8mm
■感度98db
■インピーダンス18Ω
■周波数特性20khz-20000hz
■コード長1.2メートル
【KZ ZS1音質】
2DDらしい分離の良さはイマイチ感じられませんが、ダイナミックドライバ2基なので音色の統一感は高いようです。
基本的に音がかなり明るく、帯域バランスも重低音強めですが、それほど悪い物ではありません。
KZの中では比較的に低域そのものは少なめでバランスは良い方です。
低音の階調も出てくるのですが、重低音がかなり多めに量が出てくるのでソースによっては混濁しがちとなります。
高域側の尖りも無く、ボーカルもKZの中ではATEクラスのレベルの高さを感じます。
ここまでは意外に評価が高いのですが、なぜか全体に妙な雑味が被さってきます。
このおかげで個々の帯域だけで見るとなかなかの音がしているのにもかかわらず、ひとつの音楽としてこのZS1を聴くと不満が大きくなります。
特に問題は重低音域の量がかなり多めに出てくるので、濁りやすい音が更に混濁しがちになります。
ZS1の特徴を一言で言うのなら「明るく質の高いボーカル」と云うことに尽きるでしょう。
【KZ ZS1まとめ】
おそらくこのZS1はハウジングの方に問題があるのではないかと感じています。
これはハウジングの共鳴というか、箱鳴りというか、とにかくハウジングの音で音質に決定的な濁りが生じています。
全体的に感じる妙な雑味のせいで明るくも前に出るボーカル域のレベルの高さが台無しになってしまっています。
とても惜しいのですが、低音少なめのソースで明るく質の高いボーカル専用ならこのイヤホンの最も美味しいところを味わえると思います。
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