【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

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【コラム】 一部の音が消える? イヤホンの音が消える解像度の問題について

 

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イヤホンに限らずスピーカーでも「一部の音が消える」という事が起こります。

有名なところではスピーカーは「定在波」によって一部の低域が大きく落ち込んだりします。

今回書いておくのは、定在波ではなく、おそらくドライバーかハウジングに由来する問題だと感じている部分の話しとなります。

意外に数が多いので、この問題は注意深く聞き込まなければなりません。

 

特にここ最近、イヤホンの音を集中的に聞き込んでいるのですが、やはりどうも一部のイヤホンで音が消えてしまっていたり、出にくい音が出てきていますので、この問題について少し書いておくことにしました。

 

どのイヤホンなどもそうなのですが、スイープで音を流して確認する限りはすべてのイヤホンがキチンと音は出ているのです。

ところが複雑なソースを流し込むと途端に音が消えたり、出にくい帯域が出てくるものがあります。

具体例で上げるとDZAT DF10やtenmarkのダルシマー、JOYROOMのE100など、僕のレビューでは一部帯域が出にくいと書かれていたり、低音が出ないと書いてあるイヤホンはたいていこの問題を抱えています。

 

この問題を顕著に抱えているイヤホンの音を聞くと中高音域がスッキリと整理した印象がでてきます。

人によってはこういった見通しの良い音が好きな方もいらっしゃるかも知れませんが、こういうバランスの音は狙って作ったと云うよりも単なる設計ミスの可能性がとても高いと考えています。

 

僕も専門家ではないのであくまで音を聞いて判断しているのですが、この原因は主に2つではないかと考えています。

 

  • 分割振動
  • ハウジングの共振

 

この問題は特に音量を大きくしてチェックすると分かりやすくなるようです。

特に気がつきやすいのが「低域」だと感じています。

おそらく中高音域の帯域も一部消えてしまったりしてもおかしくはないのですが、どうも見通しが良くなる傾向があってもどの音が弱くなったり消えてしまったりするのかが確認できません。

ところが低域はかなり顕著にバランスが悪くなるのでどの部分がというのが比較すると分かりやすいのです。

 

この問題を抱えたイヤホンは先ほども述べたとおりで、「一部の帯域が弱くなったり、消えてしまったりする」ので、特に低域で発生すると中高音域は明瞭さが増したりします。

ですが、正しいか正しくないかと云われれば「おそらく正しくない」というのが本当のところだと思います。

 

なぜなら本来なら聞こえなければならないはずの音が聞こえないわけですから、せっかく解像度にこだわっても意味がないことになります。

 

そもそもドライバーは振動して音を出すわけですが、低域は低い周波数から振動し始め、高域は高い周波数で振動を始めます。

マルチウェイの複数ドライバをスピーカーが使うのはこの問題を解決する1つの手段な訳ですが、1ドライバーのイヤホンでは低域から高域までフルレンジで満遍なく同時に鳴らすので振動板は複雑に振動して各帯域に干渉を始めます。

この過程での振幅・振動が微妙なピークやディップを生み出し、結果的に聞こえなかったり出にくい音が出る原因になります。

 

また、おそらくドライバー側だけではなくハウジングの強度不足・設計ミスによる共振などでも音が打ち消し合って同じような現象が出ているのではないかと云う事もあると推察しています。

 

ただし、原因についてはおそらくという事で書いているものであって、これが確実に原因だとはエンジニアではないので言い切れません。

ですが、音を聞いている限りは間違いなくそのような現象が起きているので、特に1DDのイヤホンに関しては注意して音を聞く必要があると感じています。

  

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