【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

中華低価格イヤホンとヘッドホン&デジタルプレイヤーDAP系のレビューのまとめとオススメです。購入した物や使ったモノが中心となります。誠実なレビューを心がけたいと思います。 。。基本的にライトな感じで一分で理解できるサイトを目指しています。このブログは「ぶろぐなんかめんどくせえよ」のスピンアウト・ブログです。なお、無断転載不許可です。

【コラム】ハイスピードな音とは何か?

f:id:catwalk1101:20171217021243j:plain

 
ハイスピードな音というと僕もそういう表現を使いますが、要するに「反応がとても速い音」と言い換えた方が分かりやすいかもしれません。
 
特に極端にハイスピード方向にチューニングを振ったドライバを使っていると思われるスピーカーを聞くと分かりやすいのですが、こういうチューニングの機器はそんな数多くはなく、主流派とはとても言えないと考えられます。
 
その理由なんですが・・・とても簡単で・・・その部分を追求しすぎると碌な音がしないからです。
 
音のグレードとしてはかなりレベルが低く感じられるので、僕はこれを「初心者を騙す音」と呼んでいます。
 
そしてこれは最初からメーカーがドライバーをその方向で設計していない限りハイスピードな音にはなりません。
 
それにはもちろんドライバーの固定方法もまた重要です。
 
ウーファーなどは振幅が大きいのでキチンとハウジングに対して固定しないとそもそも音が逃げ、混濁したり、ドライバーが破綻したりするので影響はあるでしょう。
 
ハイスピードなドライバーは構造的にとにかく振動板が軽く立ち上がりの速い素材を使ってきます。
 
逆に言えばそういう設計でなければそういう音にはならず、後からはドライバーが本来持っているポテンシャル以上にどうにかスピードを上げるなどという事はできません。
 
ただしアンプ側も重要なのですが、これはアナログのA級電源でないと意味がないので、AB級だのそもそもデジタルのD級スイッチング電源で音の立ち上がりなどと言っても意味が分かりませんが・・・。
 
 
それではハイスピードなドライバーの特徴を書いておきます。
 
■なぜかドライバーがクール系になる
■鮮烈な音がする
■なぜか味わいのない無味無臭な音でエッジがやたらと尖る
 
要するにハイスピードなドライバーを使えば使うほど音が鮮烈になるのですが、聞いていられないようなイヤな音を出してきます。
 
ただそこまで極端なチューニングを施したスピーカーは僕もひとつしか知らないのですが、そこまで至らなくてもそういう系統の音はもう少し数が多くなるのですが「音楽用のスピーカー」としてはとても使い物にならない音がします。
 
こういう系統の音はピュアでは非常に嫌われます。
 
なぜなら・・・長期の視聴に耐えられないからです。
 
マーケットを見渡してみてもピュアの世界で特にハイスピードなドライバーを実装したスピーカーでまともに高評価されて時の流れを生き残ったスピーカーというのは僕は思い当たりません。
 
ただし、初心者が初めてこういう音を聞くと「驚いて買ってしまう」のです。
 
それはそうです。
いままで聞いたことのないような音がするので普通は驚きます。
 
ところが、しばらく聞き込むとうんざりするわけです。
 
と云うわけでドライバーの反応は平均的かもしくはそれよりすこし速い程度で十分だと僕は考えます。
 
それよりももっと大事なことがあると言うのが僕のハイスピードな音に対する結論となります。
 
追記
アンプでエコなど追求してもしょうがないのです。
そういう意味でもポータブルなDAPのバッテリー持ちを優先したスイッチング電源でまともな音なんかしないわけです。