イヤホンのレビュー依頼について
ちょこちょこと当サイトについてもイヤホンやオーディオ関係でも「レビュー依頼」を頂くのです。
ですが、今のところはすべてお断りしている状態です。
理由は・・・書きたいようにかけないから。
と云うことが一番の理由となります。
これは先日実際に依頼のあったDMでのやりとりとなります。
問題があるのでユーザーなどは特定できないように切り取っていますが、ほとんどこんな感じとなります。
ここは比較的まともなようで「客観的に書いてくれればそれでいい」との言質をえたのですが、お断りしました。
客観的にかくのであればそこら辺のレビューを参考にすれば良いのであって、僕のサイトは「イヤなら見るな」くらいの心持ちで書いていますので、書きたいことを書きたいように書くことを保証して貰えなければレビュー依頼は受けません。
ですのでいちいち個別に同じようなことをDMで返すのも面倒なのでここで改めて書いておきます。
レビュー依頼を引き受けることも可能ですが、評価への介入は一切受け付けません。
当サイトで〇評価を得れば一定の効果はあると考えますが、はっきりいって「よく分かっていない開発者」が適当に設計し音決めした様なイヤホンではほぼ△が良いところではないかとも思うのです。
またこれだけはハッキリ言っておきますが、開発者たるものが「ケーブルで音が変わるように聞こえたり、イヤホンの定位が」などと訳の分からないようなことをいっているようではそもそも一流品の設計など出来る筈がないのでよい評価を得ることは極めて難しいとも感じます。
そう言う方が設計したイヤホンはチグハグな音色でかなり「独りよがりな音」を出していますのですぐに分かりますが・・・
と云うわけで本当に自信があるのなら評価しますのでどうぞお気軽に連絡して頂ければと思います。
ちなみに僕の評価を見て頂ければ「当たり前の性能を当たり前に達成」していれば✖評価には絶対になりません。
本来なら売るべきものではないイヤホンを無理矢理売ろうとするので✖評価になるだけです。
【帯域バランスについて】
HD650基準で低域すこし多めです。
もしくはATR比で低域少なめとなりますので、ここから大きく外れると評価は下がります。
【エッジについて】
エッジが必要以上に尖るのは「欠陥」です。
オーディオにおいての設計者の腕の見せ所でもあり、輪郭表現の最適な答えのひとつが優しいエッジ表現だと思っています。
特にイヤホンはこの部分が不必要に鋭角になるので開発者は十分に吟味しないとダメだと思います。
【BAドライバについて】
BAを搭載するときには、「本当にその音はBAでなければ出ないのか?」という事を根本的に考える必要があると思っています。
そもそもアンプとケーブルの相性問題でエッジが変わってしまうので設計がやっかいで、それでいて高域側に使うと音量レベルが下がり音が詰まります。
それを防止するために2BAなどにすると今度はクロスオーバーの問題が起こるのでかなりやっかいです。
BAでは「音が繊細」などと言われていますが、本当に繊細かどうかはかなり疑問があります。
おそらくなんですが一部のBAをしっかり使いこなすと「繊細かつ美音」になる可能性は感じているのですが、ほとんどのイヤホンでそう言う音は出てきていません。
【中域について】
とても重要です。
主にフラットバランスだと評価が高くなります。
僕が〇評価したイヤホンはほとんどがフラット気味となっています。
人間というのは人の声には脳がよく反応するので中域はとくに念入りにキチンと吟味しないと評価が下がります。
適当に設計すると△評価になりやすいです。
【低域について】
帯域バランスと低音の階調表現能力はかなり重要視していますが、イヤホンは低域と中高音域が両立しないので、バランスがデタラメとかおそろしく性能が悪いDDを使っているとなどということでなければそれに応じた評価になります。
【高域について】
余程の問題が無ければ「思い込みや他の帯域の影響で音が変わりやすい」高域はシビアに判定していません。
【評価対象外について】
定位ですが、イヤホンにそんなものはありませんので評価対象外です。
クール・ウォームなどは好みの問題でもあるので、そちらも評価対象外です。
音の広がりについては評価したいところなのですが、イヤホンで思い込み以上に音が広がるものは数が少ないので目指すと言うよりも「偶然」の要素が大きいのかと思うところもあります。
イヤホンなので「出来ることと出来ないことがハッキリしている」ので、イヤホンが不得意とする分野はできうる限り評価外となっています。
このようにイヤホンとして「当たり前のことを平均以上にできる」のなら当然評価は〇となりますが、そうでなければ減点されていくだけとなります。
昨今の傾向で言えば、訳も分からずにBAドライバを多数実装したり、グラフェンだ、ベリリウムだ、セラミックだチタンコートだと新素材ドライバをオーソドックスなDDドライバですらマトモに使いこなせないのに導入したりしているようではなかなか難しいかなと思いますが・・・
と云う訳なので、「自信のあるメーカー」が依頼をくれればキチンと評価致します。
△以下なら掲載しない、と云う条件でもOKです。
ただし、レビューを書いて公開する以上は「内容の制限は受けない」という原則は変わりません。
できればキチンと聞き取れる人が設計したイヤホンを聞きたいという思いがありますが。そう言う人が開発したのなら特に問題は無いはずなのですが、自信がある人はいるのでしょうか?
catwalk1101earphone.hatenadiary.jp
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