【レビュー】LZ社の新ブランドSEMKARCH SKC-CNT1
こちらのイヤホンは先日、お会いした方が持っていたイヤホンでじっくりと聴かせて貰ったためここにレビューとして書いておきます。
中華にしては価格が高く、約10000円程度で売られているものです。
LZ社の新作で1DDということで期待していました。
【SEMKARCH SKC-CNT1スペック】
【SEMKARCH SKC-CNT1音質】
音質はウォーム系統。
基本的にこのイヤホンは中高音域向けで低域はかなり不得意。
音質はかなり暗めとなっていて、余り聞いていて楽しいタイプのイヤホンでは無く、音の明瞭度は非常に低く、1枚か2枚のベールを覆い被せたような音質。
帯域バランスは低域過剰の超ブーストされたイヤホン。
ただし被ったりはしないのですが、とにかく低域はかなりの強めでなおかつ質感もユルく、エッジもボケ気味でしょうもない音。
中高音域もとても暗く、ひとつひとつの音も不明瞭。
ボーカルのフラットさは中の上でこの部分は評価できますが、何しろ音がボケ気味で暗いので聞いていて何も楽しくない。
また、このイヤホンの特徴として音量に対してドライバーが非常に敏感で、音量高めではドライバーが破綻気味に、かといって音量を下げ気味にするとなぜか音色が一気に変わってしまいます。
その変化の度合いがこれまで聞いたどのイヤホンよりも酷い。
特に小音量時の音色変化はイヤホンでは初めて聴くレベルで驚いたくらいです。
【SEMKARCH SKC-CNT1まとめ】
一言で言うとかなり厳しい。
ノズルがゴールドのタイプで聞きましたが、これはノズル変更でどうにかなるような音ではなく、根本的に見直さないとどうにもならない音。
ほとんどゴミのような音でひとつひとつの音はボケ、低域は強すぎてなおかつユルい。元の価格が1万円近いことを考えるととても評価できる音ではなく、アマゾンの絶賛レビューがまったく信頼性が無いことをよく教えてくれるイヤホン。
敢えて言うのなら「ボーカルの特性的な物は中の上でエッジが柔らかめ」ということのみですが、その他の欠点があまりにも酷いので、間違えて購入しないようにしましょう。
総合評価✖
追記
残念ですが、最後に重要なことを書いてしまうとこちらのSEMKARCH SKC-CNT1に関してのアマゾンレビューは「やらせ」だと思われます。
catwalk1101earphone.hatenadiary.jp
ある意味非常に腹が立つのですが、LZ社がそうしているのか販社が行っているのかがわかりませんがおそらく「販社」でしょう。
今後の為にもアマゾンレビューには目を通して置いて頂きたいと思います。
こちらに参加してるレビュワーは憶えておくと今後の役に立ちます。
といっても名前を変えられると分からなくなりますが、ひとつひとつどのイヤホンをレビューしているのか遡ることができれば騙されることも減るでしょう。