イヤホンとヘッドホンの音抜き穴/エアポートに関しての見解
いつもの自作備忘録さんのサイトの方で「イヤホンの音抜き穴/エアポート」についての記事が出ています。
当ブログの読者様はぜひ一読することをオススメしておきます。
さて、上記の記事を読んだ上で少し僕の見解を補足させて頂きます。
ただし、ここで語るのは主に「オープンエアタイプ」のヘッドホンについてですので、対象はヘッドホンでの見解である、と云うことを前提とさせて頂きます。
どういう事かというと、これがイヤホンならエアポートで音を大きく逃がすタイプだと余り良い結果が出ないのではないかと思っているからです。なので本来は避けた方が無難ではないかと言うのが今のところの僕の見解です。
この辺に関してはKZ BA10の次回予告時に少し書かせていただきましたのでそちらを参照して下さい。
イヤホンでのバカでかいポート穴というのは狙いはわかるのですがどうも音にいい感じで反映されないというか無理があるのではないかと感じています。
さて、
ヘッドホンのオープン/開放型の場合、自作備忘録さんで言うような現象、つまり「エアポートを手で塞ぐと大きく音が変わる、ものがあります。
つまりオープンでも手で穴を塞ぐと変わるものと変わらないものがあると云うことです。
それで音に関しての見解を言わせて貰うとどちらのタイプでも音の優劣は付けられません。
ダメなものはどちらにしろダメなので設計上の問題だと認識しています。
ただし、ハッキリとしているのは「エアポートを手で塞ぐと音がガラッと変わるような積極的に音を逃がしてチューニングに利用しているタイプの開放型ヘッドホン」は経験上、かなり変化に敏感な可能性があります。
要するに「敏感なヘッドホン」の属性を持つ、と云う場合が多いということになります。
これがわかっているとヘッドホンを選びに試聴しに行ったとき、手で塞ぐことで大きな音の変化があればそのヘッドホンはアンプなどにも非常に敏感に反応するケースが増えてきたりする、と云うことがなんとなくわかったりします。
ヘッドホンを選ぶ上ではひとつの目安となりますので、もちろん100%ではありませんが、試聴時にザックリと何らかの指針のひとつにはなりますので参考にして下さい。
大事なことなのでもう一度いいますが、敏感か鈍感かはわかっても音の優劣は付けられませんのであくまでひとつの目安です。
これがわかるとむしろアンプにどれくらい投資しないとならないのかという事の方がよく分かります。
catwalk1101earphone.hatenadiary.jp
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