【DIYEAST - カスタムIEM自作、ポータブルオーディオ】 贅沢で優雅なオーディオの楽しみ
イヤホン自作派のブログでこんな記事が出ました。とても参考になったのでこちらで紹介しておきます。
カルボアイについての記事ですが、当ブログのリファレンスイヤホンであるので、ぜひカルボアイの使いこなしについての新たな知見が得られるのでお読みになる事を推奨しておきます。
記事についての直接の言及は避けておきます。素晴らしい記事なので皆さんが個々に判断して頂ければよいことであって、僕如きがとやかく私見を差し挟むことではないかと思われます。
ただ、この方は贅沢なイヤホンの楽しみ方をしていると思うのです。
僕は以前からちょくちょく書いていますが、イヤホンの方は「とっかえひっかえしすぎる」のです。スピーカのように場所を取らず、アンプ込みで投資金額がかさむわけでも無く、ちょっと気軽に買えたりするので引出を漁ればもう何本ものイヤホンが鎮座しているわけです。
こう言う聴き方ですとどうしてもたどり着けない世界があり、ひとつのイヤホンを、ひとつのヘッドホンを、徹底的に聞き込んで深さを知っていくこともまた大事なことだったりします。
それでしか分からない事も確かにオーディオの世界にはあるのです。
僕は気に入ったスピーカーやアンプは10年以上聞き込みを続けていたりします。イヤホンでは僕は時々買うのを辞めて気に入った1本を3ヶ月くらいは聴いて欲しいと書いたりもしましたが、そういう聴き方から得られる物もあるので、このブログの方のように徹底的に1本を突き詰めて聞き込んで行くというのとても大切なことなのです。
そういう楽しみ方が分かるようになってくると、コレはもう本当にピュア的な聴き方であって、とても贅沢な時間だと僕は感じます。
ピュアオーディオであると言うことは真摯に向き合うという事であって、決して高いものを所有しているとかそんな浅薄な事ではありません。
ただ本来持っているイヤホンのポテンシャルというのはこれは無視できません。イヤホンに限らずアンプなどもそうですが潜在能力の高いものを見いだしてそれを聞き込むようにしないと「深さ」というのは決して分かりません。
オーディオというものは実際に聴けば「底が浅い」ものがほとんどです。こう言う物はあなたの時間を費やす価値はなく、幾ら頑張っても高みには到達できません。
僕はこのブログを書いた方は贅沢だと思う。この1本を追求するその聴き方はとても絢爛たる時間の過ごし方だと思う。
オーディオとはそう言うものではないでしょうか。