【レビュー】Westone ウェストン UM Pro10 モニター系1BAイヤホン
やっとwestoneの1BA入門モデルまでたどり着きました。
westoneというのは数々のプロに愛用されているアメリカのブランドで、このあたりは以下の記事を見て頂ければこのメーカーを実際に愛用している人は多いと言うのが分かると思います。
カスタムIEM系イヤホンのOEM元として活躍していましたが、いつの間にかブランドを前面に出して表舞台に踊り出てきました。補聴器なども作っているようですが、補聴器はカスタムで作ると30万-50万などザラなのでイヤホンなど比べものにならないほど価格は高めです。
ただ補聴器というのはいわゆる音楽を鳴らす用途とはまったく違うものなので、補聴器メーカーだから「音楽を鳴らせる事に長けている」とは考えない方が良いです。
補聴器というのは人の声とその他生活に重要な帯域の音が聞こえれば良いわけで、それ以外の音はむしろ聞こえない方がいいので。そういった部分では「音楽用」とはまったくちがうものです。
Westonはおそらくその価格帯からいっても「ハイエンドイヤホン」という認識がなされていると思いますが、プロ用を謳っている事から言ってもメーカーが志向している場所はモニター系リファレンスということになるでしょう。
と云うことであれば「ハイエンド」と「モニター」というのはその音作りから言って両立しないので、どちらに属するのかを含めてその音作りの基本傾向を探っていきたいと思います。
世の中の人は大半が誤解してるかも知れませんが、いわゆるハイエンドの音というのはモニター系ではありません。美しくデフォルメされた音作りというかその傾向をハイエンドというので単に「正確さ」を表現するだけならその音の位置は低いと言わざるを得ません。
ただリファレンスとしてのできうる限りの正確な音作りというのはある種の人たちには必要なので、キチンと特性を詰めていくのも難易度が高い事は高いのは事実でしょう。
Westone ウェストン UM Pro10 ユニバーサルイヤホン 1バランスドアーマチュアドライバ IEM WST-UMPRO10-2017
- 出版社/メーカー: ウェストン
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る