まぢか? Bluetooth対応レコードプレーヤー?
SONYから以前「音のよくなるSDカード」がぼったくり価格で販売されて驚愕しましたが、SONYというのはそういうことをやる会社である事は事実で、大手ブランドの一角を占めるメーカーとしては「恥」にもなるでしょう。
ソニー SONY microSDXCカード 64GB Class10 高音質モデル SDカードアダプタ付属 SR-64HXA [国内正規品]
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- 発売日: 2015/03/05
- メディア: Personal Computers
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何度見ても笑える製品です。
日本のイヤホンメーカーも断線用のケーブルを売るくらいなら良心的といえますが、BAでもないのにリケーブルと称してケーブルを売るなどちょっと考えられませんが。
もちろんBAならリファレンスとするアンプとケーブルは一対で紹介しなければおかしな話しになりますので、メーカーがどれだけいい加減な商売をしているかは「ケーブルの販売」を積極的に行っているかどうかでもだいたい分かります。
話が脱線しました。
SONYもCDプレーヤーでは世界のハイエンドの一角に位置していましたが、時々、訳の分からないオカルトチックなオーディオ製品を発売してしまうので、そういう意味で人を驚かせたりします。
それがぼったくり価格のSDカードだったりしますが、今回もまた驚かせてくれました。
なんと、Bluetooth対応のレコードプレーヤー。
レコードプレーヤーというのは基本的に音が良くありません。音を良くする方法もあるのですが、これは至極簡単でただ単に投資金額を増やすだけです。
500万とか1000万くらいレコードプレーヤー単体にかけられるほど裕福な方ならレコードプレーヤーもありなのですが、それでもそこら辺の数万程度のCDプレーヤーに勝てるかどうかと言われると微妙な話しになってきますので、基本的にレコードプレーヤーというのはCDプレーヤーや昨今のネットワークプレーヤーに勝てるようなものではありません。
これは好みの差では無く、性能の差となります。
それほどレコードプレーヤーというのは製品としてはダメなものではあるのですが、ダイナミックレンジなどそれのみで考えるのならCDよりも広大だったりします。
ただそういう問題では無いのです。
単に音が悪いのですから。
復古主義でレコードに興味を持たれる方も居ると思いますが、レコードが有利なケースもあって、それは例えば1970年代とかの音源を十全に引き出そうとするのなら、これはレコードが有利です。
なぜなら古い音源はレコード再生を前提に録音され、その時代のレコード再生を前提としたスピーカーで聞く必要があるから。
こういう時代の音源をCDで聴いても耳の良い方なら「違和感」をすぐに感じるはずで、最新の優秀録音を最新のミドルクラス以上のシステムで聴くと音が鈍ったようになります。
ようするに、例えば1975年の音源を徹底的に楽しもうと思えば、その時代のスピーカーにレコードプレーヤーで聴くのが正しい。
ただそれでも予算はかけられるだけプレーヤーに投資しないとしょうもない音がします。
プレーヤーの価格が100万200万とかでは話しにならないでしょう。
レコードプレーヤーというのは敷居が高いくせに音が良くない、と云う根本的な問題を抱えていたりするわけです。
そこで今回SONYが出すのが訳の分からない格安Bluetooth対応レコードプレーヤー。
レコードと云うだけで音が良くないのに、それをBluetoothスピーカーに繋ぐというワケのわからなさ。
そもそも安物レコードプレーヤーというだけで音が悪いのに、更にBluetoothスピーカー側でデコードしてしまうわけで、これはもう何が何だか分かりません。
更にBluetoothスピーカというのは今のところで云えばスピーカとしては最低に近い音しかしませんので、最低のプレーヤーに最低のスピーカを繋げて、Bluetooth側でデコードした音を聴くわけですから、これはもうゴミでしょう。
音の良さを求めるのなら、素直にネットワークプレーヤーでも購入するべきです。
https://web.smartnews.com/articles/fK7pTVSAALn
ソニー SONY ステレオレコードプレーヤー Bluetooth対応 USB出力端子搭載 PS-LX310BT
- 出版社/メーカー: ソニー
- 発売日: 2019/04/20
- メディア: エレクトロニクス
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