みんなが聴いている音源について。その結果など。
音源は主に何を聞いていますか?アップルミュージックなどの方はストリーミングを選択してください
— luna-luna 【肉】 (@lunaluna226) 2019年4月12日
音源についての結果が出ました。
予想外の結果でのけぞっています。
僕は既にストリーミングが主流だとみていたので、このアンケート結果から読み解ける「CDやMP3などの音源の所有」というのは意外でした。
ストリーミングというのは音楽をデータとして「借りている状態」で、対してMP3やCD音源という場合、買い取って所有しているとも言えるわけで、昨今のアマゾンのKindleやアドビのフォトショ等に見られるサブスクリプション系サービスの台頭でデータの一時的な借用とも言えるストリーミングがもう少し伸びているとも見ていたのですが、かなり皆さん「現実的」な場所に立っていることに驚きました。
しかもハイレゾのパーセンテージが低く、わずかに3%。
もちろんこれはハイレゾがメインでは無く、あくまでCD音源などにプラスして楽しんでいると思いますが、マスコミやメーカーによるハイレゾ詐欺に騙されること無く、ユーザーはかくも「現実的」であると知って嬉しい限りです。
このデータから見ると僕のようなストリーミング派はまさに少数なので、こう言う現実があれば「ネット接続できない単なるDAP」が売れるのも納得というものです。
事実、僕の場合は自宅でしかDAPをつかわないのでストリーミング出来ないとその価値が半減してしまうわけです。NASからソースを引っ張って再生するのがメインであり、イヤホンですとアップルミュージックしか聴かないくらいなので、256kbps程度のビットレートなら何の問題も感じていません。
そうなるとDP-X1などのストリーミング系端末は俄然輝きを増してきますが、よく考えてみれば通勤通学等に毎日使われる方にとってはストリーミング出来るかどうかは決定打にはならないわけで、皆さんの使用状況がよく分かって興味深いものでした。
僕は元々がCD派で、音源もすべてCDで揃えられるものはすべて44.1/16ビットで所有していますが、スピーカーのグレードを上げだしてからSACD/DSDハイレゾを好んで聞くようになりました。
これはハイレゾを好んだのでは無く、SACD音源はマニア向けなので録音状態の良いものが厳選されて収録されるので、スピーカでのハイレベルな再生に耐えうるだけの品質があったからです。
いまはハイレゾ詐欺のようなよく分からない商業主義優先の姿勢と、マスター音源が保証されていない劣悪な音源も多く、しかもイヤホンやヘッドホンだとその本当の価値がまったく分かりません。
音源と録音状態がもたらす再生のクオリティは、スピーカーやアンプのグレードを上げていくと決定的な状態をもたらすほどの破壊力があります。それこそスピーカーを買いえたのか?と言う位の再生差が現れます。
1980年代の優秀録音と現代最新の機器を使って撮られた音源ではもはや勝負にならず、それこそ「ピントが合う」状態が現出したりするものなのです。それこそ解像度が一段階引き上げられたくらいに違いますが、その音源をイヤホンで聴いてもその凄さがまったく分からない。
まあこれはスピーカーでのお話しなのですが、イヤホンやヘッドホンで皆さんが現実的にCDクラス音源などをメインに楽しまれていることを知って大変嬉しい。
もちろんMP3クラスでも正直十分で、コストも安く、手軽に楽しめるという事で僕も今ではすっかりメインです。
そうそう、MP3を楽しまれるのならDACのアップサンプリング機能はぜひ活用していただきたい。僕はいろんな事情があるので使いませんが、音楽を楽しむ、と云う用途ならMP3におけるアップサンプリングは再生品質を確実に向上させるので使いこなすのがよろしいかと思います。CDメインの方は必須では無く、現環境に不満がないのなら積極的に使う必要はありません。
ただし、イヤホンなどをテストするときにはアップサンプリングを使用してはいけません。再生のクオリティが変わってしまいます。