【レビュー】RHA MA650は名機750を超えられるのか。
いつもいつもRHAを聞くときには身を清め、その音を正しく読み取ろうと努力します。
それだけの音が出せるのがRHA。
いつも思うのですが、どうしてこれが英国のメーカーなのか悔しくて仕方ありません。いつの日か日本からこう言うメーカーが出てくれるとずっと待ち続けていますが、それはいつも徒労に終わる。
理屈ではなく感性が、努力ではなく才能が、もう既に立っている位置が違うのでしょう。オーディオの高い峰を登らんとするものはこの音に謙虚に耳を傾け、祈りを持ってその音に触れなければならないといつも思います。
努力では持って生まれた才能を凌ぐことはないと僕はいつも思いますが、どうしてこう言う音が出せるのだろうと考えれば、それこそがまさに才覚そのものなのだろうと思うのです。
さて、RHAのエントリーイヤホンのひとつ、MA650です。
海外メーカーの7000円程度のものなのでたいして期待していないのですが、それでもRHAは真剣に聞き込まなければなりません。
彼らしか到達することが出来ない音があるのなら、目を閉じ、深く息を吸って、その音をきくべきでしょう。