【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

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【コラム】ビジネスオカルトは話しをややこしくする【オーディオ】

 

オーディオとオカルトは切っても切れない縁がある。

まるで「陰謀論」に絡め取られていく知能のようにオカルトに傾倒するオーディオマニアは多い。

 

ケーブルで音が変わるだのDACで基音が変化するだのイヤホンで定位がでるだの何の根拠もなく、世界で誰も証明したことのない事象についてその人は語る。

 

そんなしょうも無い脳内妄想の話しには付き合っていられないのだが、先日、ある読者の方とやりとりしていたら「ある世界的なイヤホンブランド」の話しになった。

 

そのブランドはとてもバカに出来るような音ではなく、世界でもまれに見る一流の音を出せるブランドなのだが、送られてきたリンクに掲載されたエンジニアのインタビューを見てみると「ケーブルで音が変わる」とハッキリと書かれている。

 

そのことを指摘されて「これほどのブランドの人がそう言うからにはケーブルで音がかわるのでは?」とおっしゃられるが、そんなことはない。

 

理由は実に簡単な事なのだ。

 

このブランドは「ビジネスオカルト」である。

 

ビジネスオカルトとは何かと云えば、これは「商売上の理由でそう言っているだけ」であって決して巷間の訳の分からない本物のオーディオ・オカルティストとは違う。

 

問題なのは「マヂでどうかしているオカルティストなのか、それともビジネスで仕方なくオカルティストを気取っているのか」を峻別することである。

 

はっきりいう。

 

ケーブル商売は本気で美味しい。

 

サポートも必要なく返品もない。利益率は大きく、証明は誰にも出来ない。適当にエセ科学的な説明文を付けるだけでイヤホンの価格をうまくすれば数万円上乗せできる。

 

やらない手はないだろう。

 

ところが日本メーカーにもよくいるのだが「ビジネス上の理由」ではなく「本気でケーブルで音が変わると信じているメーカー」が混じるので話しが異様にややこしくなる。

 

普通はエンジニアなど「理系出身」の筈なのだが、なぜか論理的に物事を証明して考えるのではなく、単なる思い込みで信じてしまうので非常に厄介だ。

 

エセ理系みたいなものだろうが、こういう人の数は結構多い。

 

それをどうやって区別するか?

 

簡単である。

 

その人の作るイヤホンの基礎となる音が「まともかどうか」ですぐに分かる。ここでいうまともとは「帯域バランス」や「音の描き方」など本当に基礎的な部分である。

 

こんなものもまともに作れないのに「ケーブルうんぬん」などあり得る話しではない。

 

そもそもそれが分かっていたらオーディオのルールを大きく逸脱するなどすることはないだろう。

 

だから「非常に優れたイヤホンを作ることの出来る人」がオカルトめいたことを云っている場合、その話は鵜呑みに出来ない。

 

なぜなら、その人自身そんなことは微塵も信じてはいない。

そうでなければ「まともな音のするイヤホン」など次から次に作れるわけがないではないか。

 

イヤホンと一緒にケーブルを売りつけてくるメーカーは要注意であるが、その中には「マヂにどうかしている人」と「ビジネスの為に意図的に嘘をついている」ひとがいるので注意して欲しい。

 

ただし、マジモンのオカルトチックなメーカーの中には「耳がおかしいのとオカルトがはいっている」というコンボ攻撃を仕掛けてくるブランドもよくあるので本当に判別が難しいが、イヤホンと同時にケーブルを売っているメーカには特に注意が必要。

 

 

 

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