【レビュー】final VR3000 バイノーラルイヤホンは買いなのか?
先日、E500バイノーラルイヤホンのレビューをしたので、その勢いを買ってVR3000イヤホンを購入してみた。
個人的にはあまり興味のある分野とは言いがたいのだが、なんでも経験してみるのは悪くない。もともと多趣味な人間なので、バイノーラルとやらを1度くらいは経験してみるのも悪くないだろうと思ったが、E500が価格を考えれば予想を超えるものではあったので、VR3000に急に興味が出てきた。
さて、購入しようとアマゾンを物色していると15000円を超えるとんでもない価格で売られていたのだが、最近は価格がどうやら落ち着いたようだ。
今では有線イヤホンの新規での発売が少なくなり、ほとんど中華となりつつあるが、日本最強のイヤホンメーカーとして気炎を吐き新しいことに挑戦するfinalの姿勢は見事だろう。
A3000あたりの音を聞く限りでは音質の方向性はそのままで細部の音の作り方を変えてきたような気もするが、正常進化だと云える範囲の物で非常に好感触を持っている。finalとしてのアイディンティティや基本的な音質はそのままに新しい方向性を探っているようにも見える。
バイノーラルイヤホンにしても期待以上の出来映えだ。この分野が定着するかどうかは時が判断するだろうが、流行廃りで終わるかどうかは神のみぞ知る。
だが、日本の弱小ブランドのほとんどが独りよがりな音を出している状態で、信念を感じる音を作れるのはfinalのみであろうからつい期待もしてしまうという物だ。
少し話は変わるが、先日、山梨県の早川町にある雨畑湖に出かけてきた。身延の奥深い山中にある変哲のない湖だが、地図を見ていて秘境ぽいので出かけてみたわけだ。
細く曲がりくねった片側が崖に近い山道をクルマで行くとその先に雨畑湖が見えてきたわけだが、その更に先に進むと急に限界集落みたいな村があった。
そこにあるホテルらしき建物にクルマを止めさせて貰ったのだが、中から出てきたスタッフがいう。
「ゆるきゃん」をみてきたのですか?
いやそうではない、というとつい先日漫画やらアニメやらの舞台になったので聖地巡りの一環で若い人が訪れているのだという。実写版のドラマでも使われるそうで制作スタッフが取材にも来たそうだ。
ちょうど足下に来た猫ちゃんもアニメに出演しているそうだ。おばあちゃん猫で名前は「ひぃーちゃん」と云うらしい。
どうという話しではないのだが、家に帰って「ゆるきゃん2」を見てみると雨畑湖やらホテルやら吊り橋やら猫やらがそのままアニメになっていたので驚いた。