【レビュー】AKG K612proヘッドホン ロック向けエントリークラスなのか?
AKGのイヤホンとヘッドホンは幾つも聞いてみた。
アニメファンだと「けいおん」に使われたといか云うK701/K702系のヘッドホンが有名だろう。だいぶ早い時期にK701は聞いてみたが、今から考えると701系の音は非常に特徴的だ。
空間の描き方が特有なのが701系の音である。
これは少し好みが分かれるというか、アンプに対する要求も少し厳しいところが見受けられるので、使いこなしも含めて少しクセがある。
そこで今回は612proという純然たるエントリー系ヘッドホンの音を聞いてみたわけだが、価格が安いヘッドホンはやはり少し無理があるだろうと思うところもあった。
僕は国産も含めて色々と聞いてきているが、さすがに「安すぎるヘッドホン」で聞くくらいならイヤホンの方が好ましい音がするのは本当だ。
なにしろ「製造コスト」がやはりヘッドホンの方が高いのだろう。
そういう訳でエントリークラスと言えども最低限の価格帯というのがあるわけで、だいたい1万円前後というとその価格帯を割っているケースがほとんどだ。
こちらの612proヘッドホンの価格はアマゾンを参照する限りで確かに安いと思う。
こういった価格帯で良いが見つかればエントリーユーザーの受け皿として面白いものではあるだろう。
さて、それでは612priのレビューをお届けした。