【レビュー】Bowers & Wilkins P7 ワイヤレスヘッドホン【Bluetooth】
世界のB&Wが放つBluetooth専用ヘッドホンである。
スピーカを嗜むものでB&Wの名を知らぬものは居ないだろう。日本のオーディオ界隈でもリファレンススピーカの地位を確立しているわけで、オーディオショップでもたいていの店でB&Wはおいてある。
僕個人はB&Wの音に感心したのは1度しかないのだが、その1度が結構強烈な体験であった。本物の音がするなと思ったのだが、B&Wと云うメーカーはハッキリ言って手拭きをする。
特にエントリーからミドルクラスにかけては決して音が良いとは思わない。
ただし、純然たるピュアオーディオメーカであって、その世界では特に有名なことに変わりは無い。
そのB&Wが開発したワイヤレス専用ヘッドホンがこのP7である。
ポータブル性能を重視した折り畳みタイプのヘッドホン。
ピュアメーカーはあまりポータブルやヘッドホンには手を出さないのだが、遂にB&WもBluetoothヘッドホンを出す時代になったのかと思うのも確かだが、本気でこんな物を開発するとは僕にはとても思えなかった。
しかも流行のANC(ノイキャン)もついていない。だからアプリでコントロールすることもない。普通のBluetoothヘッドホンだ。
何の為に既にレッドオーシャンと化したBluetoothヘッドホン市場に参入してきたのか訳が分からないが、B&Wとしてもワイヤレス市場を無視するわけにはいかなかったのだろう。
その音を、B&Wが作り上げたBluetoothの音を確認したいと思う。