【レビュー】 KZ ED7 低音強化型イヤホン
総合評価✕
KZ社の比較的マイナーなイヤホンであるED7となります。
日本でもほとんど売られていませんが、やっとAmazonでも取り扱いになったようです。
こちらのイヤホンの特徴として「ハウジングが竹(バンブー)」製となっています。
コードは本体に直結したスモークのスケルトンとなったいつものKZのコードです。
【ED7スペック】
■周波数レンジ 15-26000Hz
■AUX3.5㎜
■プラグタイプ L字
■感度102dB
■インピーダンス16Ω
■モデルナンバー KZ-ED7
【購入時の注意点】
こちらは「ハウジング」の大きさが2種類あり、ミドルサイズとミニサイズの2種類が売られています。
下段の図を参照していただきたいのですが、ミニサイズの直径は10.5㎜、たいしてミドルサイズは12.5㎜となっています。
僕が購入したのは「ミドルサイズ」となります。
基本的に音質傾向はどちらも同じですが、ミニサイズの方が余裕のないスケール表現で少し音が窮屈なようです。
特段の理由がなければミドルサイズの方を購入すれば間違いないでしょう。
【音質】
こちらのイヤホンはEDR2の低音強化版という位置づけのイヤホンで、完全なドンシャリタイプです。
帯域バランスのエネルギーは低域側が特に目立つようで、音圧のほとんどが低域に偏っています。
かといって中域が埋もれるわけではないのですが、かなり低音のブースト感が強く、ほとんど「籠もる」寸前の音が出ます。
特に重低音がかなり強く出てくるので注意が必要です。
低域の一部分の過剰なパワーが中域の下の方の帯域にも被ってきますので完全な「低音ホン」と呼んでしまってもよいと思われます。
エッジはいつものKZで柔らかくマイルドに入るのですが、過剰ともいえるほどのドンシャリイヤホンとなっています。
【ED7まとめ】
KZの中でもマイナーなイヤホンでレビューもほとんどありませんが、特段に選ぶ理由のないイヤホンです。
低域の強さが必要以上に感じられ、ドンシャリホンとはいってもあまりにも強調しすぎだと思われます。
KZイヤホンの中でも出来はあまり良くないといえると思います。