【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

中華低価格イヤホンとヘッドホン&デジタルプレイヤーDAP系のレビューのまとめとオススメです。購入した物や使ったモノが中心となります。誠実なレビューを心がけたいと思います。 。。基本的にライトな感じで一分で理解できるサイトを目指しています。このブログは「ぶろぐなんかめんどくせえよ」のスピンアウト・ブログです。なお、無断転載不許可です。

モノラルBluetoothイヤホンの輝かしき世界

 
実はモノラルBluetoothイヤホンが大好物なのである。
よく考えてみればモノラルBluetoothイヤホンとは、ある意味Bluetoothの完成された姿ではないかと思ったりもする。
 
そもそも僕がモノラルBluetoothに嵌まったのは何年も前に始めた低山登山からであった。登山というと登っている最中はとにかく苦しく、いつもなぜこんなことをしているのかと後悔しながら登攀するものであった。その最中にふと思うのであるが、ラジオか音楽でも聞きながら登るのなら少しは気が紛れるかもしれない思ったのである。
 
当時はまだBluetoothが一般的なものではなかったので、最初はアマゾンで有線イヤホンを手に入れた。これは音質など二の次で、とにかく「周りの音が聞こえやすい物」を探していたら、なんとハウジングに大きな穴が開いていて外界の音がそのまま入ってくると云う特殊な有線イヤホンを見つけた。
 
確か日本メーカー製であったと思う。
 
いま探してみるともう販売ページすら見つからないが、とにかくこのイヤホンは両方の耳に装着する普通の有線イヤホンではあるのだが、ハウジングのど真ん中に巨大な穴が開いている不思議な外用イヤホンで、おそらく自転車などで使う事を想定して作られたのではないかと思うが、遮音するどころか音楽を流していても外の音がかなり丸聞こえという優れものであった。
 
どうして外の音を聞くことにこだわるのかと云えば登山の時に相方の会話が聞こえないとマズいからである。つまり音楽を聴きながら人とも普通に話せる必要があった。
 
このイヤホンはそういう用途ではかなり優秀だったのだが、幾つか問題が生じてしまった。
 
登山というとだいたい丸1日は山にいることになるのだが、その間ずっとイヤホンを両耳に嵌めていると痛みが生じてしまった。かつ有線なので休憩時にバックパックを降ろすと同時に線が引っかかってイヤホンは外れて飛んでいくのである。
 
我慢してしばらく使っていたのだが、そのうち中華のBluetoothイヤホンが安く手に入るようになり、ふと、それなら片耳だけのモノラルBluetoothイヤホンが最適ではないかと思い至った。
 
片耳であれば痛みが生じたら反対の耳に差し替えればいい。線もないのでバックパックに引っかかることもない。しかも、片耳は完全にフリーなので外の音も丸聞こえである。
 
要は外音取り込みの完全ノイキャンワイヤレスのはしりみたいなものであった。
 
中華の数千円のモノラルBluetoothイヤホンならいくらでもアマゾンに転がっていて、この価格なら故障したり紛失してもたいして痛くなかった。数万円の物を落とせば落ち込むが、2000円程度の中華など大切に使う理由もない。
 
幾つも買いあさって試してみたが、モノラルはある意味最強であった。登山以外にも何かの講習でも暇つぶしに使えることが分かってしまった。超小型のイヤホンはそれこそ耳に嵌めていることを他人に認識させないのだ。わずか数グラムのイヤホンはステルス性が高かった。
 
それに片耳はフリーなのだから周りの音や話しもバリバリと入ってくるので、安全性も高い。外音取り込みはノイキャンどころの性能ではなく、そこにはノイキャンにつきもののノイズの問題や音の歪みもなく、外音コントロール機能もボイスフォーカスにも頼る必要もなかった。違和感なく外の音が聞こえるからだ。なにか電子的に処理された外界の音ではなく、そのものの音が聞こえるのでしっくり来ないという事がなかった。
 

■音質について。

ハッキリ言って僕が聞いてきたのが中華だけなのでなんとも言えないが、モノラルの音はあまり褒められたものではない。元々音質など二の次なので気にすることはないが、やはり機種によって音の良い物がある事はあるのだが、中華である限り博打要素が高く、気にするだけ無駄ではあるだろう。ただラジオなどを流すことを前提にするとボーカル域が聞きやすいものは使い勝手がいいと思う。
 
また、モノラルの特性として「音を尖らせる」必要があるので、普通のBluetoothイヤホンの音作りとは対極的な硬く尖った音のほうが聞きやすい。たぶん片耳だけで聞くと耳の特性的にそういう音作りでないと音が悪く聞こえるようだ。僕は両耳用の普通のBluetoothイヤホンも片耳だけはめて使うこともするが、コレをやると片耳用よりも遥かに音が悪くなるのでオススメしない。
 
さて、ここからは無数に買った中華モノラルBluetoothイヤホンの幾つかのタイプの特徴を述べていくが、僕の使っているものと同一なものではないのであくまで参考程度に見て欲しい。ただ複数を愛用してきたのでたぶん大まかな特徴に近いのではないかと思っている。
 

■超小型タイプ

丸みを帯びた形状の物はハッキリ言って耳から外れやすい。かなり気をつかうので買うのならカクカクした四角っぽいデザインの物の方が耳にフィットしやすい。バッテリー持ちと音質は最も悪いと思う。バッテリーに関してだが特に超小型の物は充電ケーブルが特殊なタイプが多いのでこれを紛失すると買い直しになる。購入時に要確認のこと。

出先での充電も困難なものが多いのであくまで短期使用前提のステルスで使うのが良い。マイク性能もあまり良くないので聞くこと専用が良いだろう。

 
こういう丸みを帯びていると耳から外れやすい。
 
小型タイプはカクカクしたデザインの方がズレにくい。もっとカクカクしていると更に良いと思う。

 

■耳かけタイプ

大型の物が多く、ステルス性はない。バッテリー持ちと音質は良いものが多く、音質重視ならこれ一択だと思う。普段使いでも最も使いやすい。耳かけタイプは運動にも適していて外れにくい。個人的にはこのタイプをオススメしたいが、唯一の難点は帽子を被る人は干渉しやすいので注意が必要だろう。帽子と当たるのでイラッとくることが多い。
こちらもマイク性能はあまり期待できないと思う。耳かけタイプは長時間でも耳が痛くなりにくいのも良い。
 
マイクが長いタイプもあり、そちらはマイク性能も良い。これはマイクが短いタイプ。ステルス性はこちらの方が幾らか高い。
 
 

■通常タイプ

細長いタイプでステルス性はないが、バッテリー持ちとマイク性能が良いものが多い。音質はあまりよくはなく、耳かけタイプと比べ取るかなり落ちてしまうものが多かった。イヤーピースを吟味するとしっかりと装着できるので運動中でもまず外れることはないだろう。普通に使うのならこの形状のイヤホンがもっとも使いやすいが、イヤーピースを確実に耳にはめる必要があるので長時間だと耳が痛くなりやすいところがある。もちろん簡易な耳掛け部品が付いてくるタイプもあるのでそちらもありだ思う。僕は装着が面倒で煩雑になるので使わず、イヤーピースだけでしっかり装着することを好んだ。こちらの方が素早く使える。
 
 
僕個人は耳かけタイプを最もオススメするが、登山に持ち込むと帽子と干渉してウザいことこの上なく、登山中は通常タイプに切り替えてしまった。ランニングなどで使おうとしている人も要注意だ。そういう問題がなければ耳かけタイプはバッテリーと装着性で今のところ最強であると思うが、通常タイプはとにかくバランスが良く万能な事は事実だろう。
 
モノラルBluetoothイヤホンの世界も極めようとするとかなり奥深く、面白い世界なので欲しいと思った方は幾つか試してみると良いと思う。ちょっとBluetoothイヤホンを使う程度ならとにかく使い勝手がいい。何しろ手に取ったらパッと耳にはめるだけだ。ひとつだけなので早い。自分の世界に籠もらないのもよい。紛失しても痛くも痒くもない。TWS完全ワイヤレスイヤホンよりもマニアックで不思議な世界であるが、TWSはまったく欲しくない僕もモノラルBluetoothはまだまだ幾つも欲しいとおもっていたりする。

孤独な戦い

 

V22マガジンはこの記事にて終了して、今年は新しくV23マガジンを発行しながらまったりと行こうかと思っている。なにかもうとんでもなく更新が遅いのでもはや待っていてくれる人が居るとは思えないのだが、オーディオは僕の長きにわたる趣味なのでかろうじてつたない文章を書きながらえて生きていると云う所だろうか?

 

2022年は僕にとって激動の年ではあって、何かと時間が取れなかったことは事実だ。それにいつものことではあるのだが、「趣味が変遷する」ので休んではまた復活するという事の繰り返しでもある。オーディオは数年間真面目に取り組んでしまったので「充電期間」に入ってしまったというところだろうか。この一年は猫と写真とゲームとPCと原付バイクがメインであったような気がする。

 

そもそもオーディオは真剣に取り組むと時間とお金が湯水のように吸い取られていくので、恍惚として取り縋るような趣味かと云えばそれは違う。僕にとっての「いい音」という厳然たる基準はあるのだが、その基準が高いとほとんどのオーディオは振るい落とされてしまうため、購入したほとんどの物がそのままメルカリだのヤフオク!に流れていくことになる。初期のBluetoothなど購入して一回聞くとそのまま机の引出に放り込まれて忘れられてしまったものが多数ではある。1万以下のヘッドホンもほぼ全部そうなった。海外の掲示板で聞いたこともないような格安アンプの評判が良くて、なんだと!と興奮気味に発注してみれば「単なるゴミ」であったことも一度や二度ではない。

 

そうやって厳しく学んできたのだが、つくづくレビューというものは日本でも海外でも当てにならないものだなと思い至った。それよりも単純に売れている数を丹念に追っていた方が確実なような気がする。

 

2022年が終わりになり、もう既にレビューしたイヤホンの名機の多くが入手困難になり、新しい読者がきても手に入れるだけで一苦労となってしまった。一騎当千の当ブログの読者様にはぜひ名機で耳慣らしして欲しいという願望があるとはいえ、たとえばRHAなど今からでは手に入れるのにどれくらいの費用と年月がかかるのだろうかとふと思う。

 

イヤホンは断線の危険が高く、ヘッドホンはバンドやカップがボロボロに崩れて産廃同然になるので、つくづく人体に物理的に接触する機器の寿命は短いものだ。

 

そうなるとスピーカの方が断然長持ちするのだが、今度は時代の趨勢でスピーカはオワコン化してしまっている・・・。それに伴いかつて興隆を誇った日本ブランドのオーディオ機器もメーカーとともに沈もうとしている。先日カメラのブログを見ていたらオーディオメーカーとカメラメーカーが同列に扱われていてカメラもオーディオと同じ道を辿っているという話しには妙にうなずいてしまった。

 

両方共にとどめを刺したのが「スマホの台頭」である。

 

例えばiPhoneでも写真の質で云えばAPS-Cのミラーレス機には画質ではまったく及ばない。PCでよく見てみるとiPhoneの写真など真剣に取り扱うに足るクオリティはないのだが、スマホの小さな画面で見ている限り「綺麗に見える」わけで、あの画面の中では一眼レフもiPhoneも大きな差は無いように見える。

 

オーディオも同じ事でイヤホンやヘッドホンで聴く限り「本当に良い録音」というものも一切分からない。耳の近くで鳴るだけで解像度は高く聞こえるが本当にそれだけで音楽の持つ魂とそれを表現しようと苦闘する才能はまったく見えてこない。

 

音源を作る人もどうせ分からないので適当な仕事をするようになり、音が死んでいたり潰れてしまっている音源を世間に出して満足してしまっている。実際イヤホンやヘッドホンでは本当に分からないので、これも時代の流れにうまく乗っているという所だろう。

 

ただそういった事が見えるオーディオ機器というのはそれなりの投資とそれなりの選択眼が無いとたどり着かないので、それこそ何十年にもわたる職人の修行のような苦闘を続けることになるわけだ。

 

カメラなら素晴らしい写真が撮れたならそれを世間に発表する機会などインスタやブログやTwitterなどいくらでもあるが、オーディオは孤独すぎてそうはいかない。何が正しくて何が間違っているのかもわからない。正しく聞き込めているのかどうかすらわからず、あなたが聞いているその音自体があなた自身の脳で改変されてしまっていて、あなたが聞きたいだけの音を幻聴のように聞いているだけなのもわからない。

 

そういう意味で非常に特殊な趣味なのだ、オーディオというのは。

 

孤独と己自身との戦いの果てにのみ見えてくる音があるのだが、いつの時代も僕はそうありたいと苦しい戦いを続ける一握りの片隅で生きる人たちの道標でありたいと思う。

【レビュー】SONY INZONE H3 有線ゲーミングヘッドホン

 

お待たせした。

やっとソニーのゲーミングヘッドホンH3のレビューを書くことが出来た。

 

次は同じソニーのハイブリッドヘッドホンアンプTA-ZH1ESのレビューもしなければならないし、読者様からお借りしているイヤホンもまだまだたくさんあるので頑張ってレビューに回さなければと気合いを入れ直している。

 

さて、今回僕がどうしてゲーミングヘッドホンを物色しだしたのかと云えば、使用していた中華ゲーミングヘッドホンが壊れてしまったのである。もう一度中華を試すのが面倒でソニーに白羽の矢を立てたというわけだ。

 

中華でもとても定位のいいものがあることはあるのだが、それにたどり着くのが非常に困難なのである。個人的には十分の一くらいの確率なので、当たりを引けるかどうかは非常に低い運に任せることになる。

 

それに有名海外ブランドのゲーミングギアのヘッドホンは中華以下のゴミだという事も大きい。なんでこんなゴミを怱々たるブランドで販売しているのかがよく分からないような代物が多いのである。

 

それに最近はPCの中身を新しくしたのでゲームを購入しているのだが、その中で「ハンターとなって狩りをする」ゲームがあるのだが、PCのスピーカーでは細かい物音が聞き取りにくく、更に夜中などにはさすが密閉型を使いたいという欲求が出てきてしまった。

 

と云うわけで読者の方はソニーのH3のレビューを楽しんで貰いたいと思う。

 

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天気の子の後にすずめの戸締まりを鑑賞してきた

 

少し前に新海誠監督の天気の子をアマゾンプライムで鑑賞してしまった。評判があまり良くなかったような気がしていたのだが、見てみれば意外に面白かったので見直したところだ。

 

有料でレンタルしたのだが、すずめの戸締まりが上映間近で宣伝も兼ねてのことだろう。すぐ後にアマゾンで「無料公開」されてしまったので少し悔しい気持ちがしたが、仕方のないことだろう。

 

天気の子が良かったので僕はすずめの戸締まりを映画館で鑑賞することにした。

 

映画館と云えばいったい何年ぶりだろうと思い返してみてもよく思い出せないが、自宅にAVアンプを導入してからはほとんど足を運んでいないと思う。

 

映画の感想を書くつもりはないが、ちょっと久しぶりの映画館の音と云うものについて書いておきたい。

 

一言で云うと映画館の音はあまり良くはない。どうも人の声にフォーカスしているのか何なのか、声はよく聞こえるのだが音質自体はそこそこでしかない。

 

たぶんスピーカがあまり良くはないのだろう。

 

それに他にも問題があって、今回の座席は中央右寄りの座席しか取れなかったのだが、定位も右にどうしてもずれてしまう。物理的にどうにもしようが無い問題なのだが、やはり映画館は中央一点で定位を調整しているのだろう。この一点に座らないとどうもダメみたいだ。

 

そうそう、最近のAVアンプでは「マルチポイント」という機能があって着座位置を複数計測して自動音場補正に反映する機能がついているが、この機能は基本的に音が悪くなるだけで何の効果も無いので使ってはいけない。

 

スピーカも映画館もそうだが、指向性のあるものの計測は「一点」しか有効ではない。

 

メーカーがなぜにこのように不要なマルチポイントなど言う機能を実装しているのかいつも理解できないのだが、とにかく音にとっていいことは何一つとしてないのは断言しておく。

 

AVアンプなどの調整もそうなのだが、あくまで着座する一点でのみ行い、たとえば二人で鑑賞する場合などは、その一点にできる限り寄るしか方法はない。力づくな解決方法だがこれがもっとも確実かつ効果的である。

 

映画館も同じで中央一点に寄らないと音場がズレる。この違和感が非常に大きいのだ。

 

また、久しぶりにちゃんと聞き込んでみれば、映画館の音はとてつもなく大きいなと気がついてしまった。そもそも自宅でこの音量を出せる人はごく限られているだろう。

 

映画制作会社指定の音量だと思うが、とにかく大音量で・・・。

 

ウチでは不可能な音量でさすが映画館だなと思ってしまった。

 

おそらくだがBDや配信時にはこれが自宅再生用に予め音量バランスを調整されているのだと思うが、本来の制作側の意図する音はとんでもない大音量を前提にしているわけだ。

 

と云うわけで久しぶりの映画館は楽しく、ホットドッグやらチップをたべながら、音質はともかくとしていろいろ学ぶことも多かったと書いておく。

 

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最近のイヤホンレビューなどについて書く

 

どうも、お久しぶり。

ここの所、といってもだいぶ前から更新頻度が落ちてしまっているのだが、有料ノート版では細々と更新は続けている。

 

とにかく仕事が忙しいことと、もともと趣味が多様なため、なんだかんだと様々なことに同時に手を出すのでプライベートは収拾がつかないようなことになっている。

 

元々一切他人のレビューなど参考にはしないのだが、そろそろ先日購入したSONYのゲーミングヘッドホンのレビューなどしなければと思っての訳ではないが、久々にイヤホン界隈はどうなっているのかなと何気に目につくイヤホンレビューサイトを開いてみたのだが、相変わらずのポエムな内容がたくさんなのでほとほとウンザリしている。

 

その時、最近出てきたであろう某イヤホンレビューサイトをたまたま目にしたのだが、「聴感だけでレビューするサイトは信用するな」と書かれている。

 

お!

何言ってるのかよくわからねえなと、内容を見てみれば、中身は単なる中華の宣伝サイトであった。ちなみに個人で購入したであろうと思われる日本製ヘッドホンを絶賛していたのには辟易したが。

 

スピーカなら測定値はある程度信用できる。同じ精密測定機器を使って無響音室で測定したものなら大雑把ではあるが経験のある人が見ると「これは聞いてみようかな」と言う位の目安にはなる。

 

それでも最終的な音の判断は「耳に頼る」しか無いのが現状だ。

 

ちなみにイヤホンは測定値がまったく信用できない。可能性はゼロではないがかなり難易度が高い・・・

 

これも以前書いてきたことだが、「測定値の掲載されているサイト」の最終的な聴感判断レビューが明らかに「間違っている」のを何度も確認している。少なくとも帯域バランスなどで大きく違うレビューなどなんの判断材料にもならない。どうしてこんなことが起こるのかというとそもそも「周波数測定値」が間違っているのだ。単なる計測ミスなのだが、これを基本にレビューを書くので出だしから間違えてしまう。

 

イヤホンの音響測定ははっきりいってかなり難しい。個人やそこらの企業ではとても精密かつ正確に測定することは出来ないと思う。

 

僕個人としてはAIのディープラーニングで「音の良い機器」がある程度判別できるような世の中にならないのかとは思っているが、もう少し先の話しになるだろう。

 

そうなれば巷間に溢れるデタラメなイヤホンレビューは一掃されるだろうとは思うが・・・。

 

音響機器は測定しても「本質の核心部分」がたいてい不明なので悩ましい。そもそも「人間が聞いて心地よい音」というのが測定できないからだ。少なくとも今の技術では。以前、ブログに書いたと思うがイタリア製のアンプを聞いたときに絶句してしまったが、それは「最終的に耳で仕上げたとしか思えない音」が出ていたからだ。

 

こういった職人芸のような天才的な聞き手でしか分からない事が多いのがオーディオという趣味の本質だ。ハッキリ言えば「個人の好みが入る余地は極めて小さい」。才覚のある人が設計したハイエンドの機器からは特有の音が出てくるが、これを説明してくれと言われても僕にはとても説き明かす事は出来ない。

 

ただその音が奏でられたときには理解できるくらいには長く精進を続けてきた自信はあるが。

 

そうそう、話しは変わるがもう何年も前から「個人のブログの時代」というのは終わってしまっている。正直に書くと「企業のアフィブログ」にはとても個人が素手で太刀打ちできるものではない。

 

試しに「有線イヤホン おすすめ」とでも入力して検索してみて欲しい。

 

出てくるイヤホンサイトはそのほとんど全部が「企業」が絡んでいるものだ。個人ブログはほとんど無いと言ってもよい。記事の更新頻度やSEO対策や資金力などで個人が企業に打ち勝つ等と云うのは並大抵の事ではないのがなんとなく分かるだろう。

 

そもそも中華イヤホンなど「大量に無料提供」されているわけで、ステマ規制がなされていない日本ではそのレビューは個人の倫理観に任されているのが現状だ。その中華イヤホンを大量にレビューしているレビューサイトの信頼性そのものが揺らいでしまうのは分かるだろう。

 

そう、単なるyoutubeの企業案件と同じだ。

 

僕はそうしたくないのでさっさと個人で「有料ノート」にシフトしてしまって自由に書きたいことだけ書いているが、自由とは何物にも代えがたい。

 

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中華イヤホンを提供して貰ったりヘッドホンを貸し出して貰って提灯記事を書いている時間など僕には無いな、と思う。なぜって?人生の時間は限られているわけで、そもそも人間にとって最も大切なのは時間だからだ。人生は大切な時間を切り売りして過ごしているだけだとも云える。個人は時間を売ってお金に換えているわけだ。そのお金、しかもステマのポエムを書いてたいしたことない額のために魂を売り払うなんてできるわけがないだろう。

 

そんなことをするくらいなら例え地べたに伏して泥水をすすっても誇り高く自分の旗を掲げていたいものだ。

 

それから先日購入したSONYのゲーミングヘッドホンのレビューはさっさと書いてしまう予定だったのだが、思わぬところに落とし穴があって少し時間がかかっている。本来なら仮想5.1CHヘッドホンなどすぐに判別してしまうのだが。

 

ノート版読者の方はお待たせして申し訳ないが、もう少し待っていて欲しい。

 

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【レビュー】HIFIMAN RE800silver 1DDドライバ

 

hifimanのマヂレビューである。

 

あちらこちらに書いているがhifimanはステマレビューが多く、信用できるレビューが少ない。最近の情勢は分からないが、少なくともhifimanが日本販売を開始した当初はそうであったと思う。

 

よくある中華の宣伝の一環であろう。

 

オーディオではソニーのヘッドホンアンプZH1esを購入したと書いたと思うが、これのレビューもしなければならないのでかなり慎重に聞き込んでいる。いまもPC作業の中途でZH1ESを聞き込みながら文字を打ち込んでいるような状況であるが、まだ時間がかかりそうである。とはいえ、その音の感触は悪くない。

 

時間があればこの新調したアンプと共にこれまでの名機イヤホンの音質適合なども調べたいところであるが、バカみたいに時間を食ってしまうので躊躇しかない・・・。

 

re2000のレビューはノート版の本文に譲るとして、ここ最近は自作PCの更新にいそしんでいた。CPUをi7 12700kにしたのでモニターを含めてマザーボードからメモリ・電源からグラボまで全部一新する事になった。それだけでは無くケースファンも含めて新しくしてしまった。

 

といってもCPUは最初i5 12600kにしたのだが、マルチの性能が足りずに12700kに買い替えた。

 

最後はPCケースなのだが、これが当時結構いい物を買ってしまったので何かもったいなくいまどきのケースとしては時代遅れとはいえ、ケースだけはそのまま流用してしまっている。このケースのおかげで簡易水冷にも出来ないのは痛い。そのうち変えてしまわねばならないだろう。

 

ああ、そういえば雑談がてらに最近聞いた録音の良い曲を一曲紹介しておく。

中島美嘉の2021年版のbaby ifである。この曲の初出はもっと古いのだが、2021版は

スピーカなどで聞いても十分に耐えられるほど録音のクオリティが高くちょっと感動したのでここで紹介しておく。

 

というよりもスピーカなどの方が録音はわかりやすいというかスピーカで無いとこの生々しさがなかなか分からないのだが。なのでイヤホンの方は参考程度に聞き込んでほしい。

 

Spotifyなどでもきけるのでどうぞ。

 

open.spotify.com

 

 

 

 

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ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WI-1000X

 

 

オーディオレビューか復活したかどうかはまだ予断を許さずよく分からないが、久しぶりに文章も書いておかないと感覚が鈍るので、興が乗っているときに筆を進めておこうと思うが、たまに持ち出したRAZARのメカニカルキーボードがチャタリングを起こすのでこうやって書きながらも無駄な文字が勝手に入力されてイラついている。

 

少し近況報告もしておくが、先日はオーディオの読者とともに伊豆の千畳敷に行ってきた。伊豆半島のほぼ先端でクルマで行くだけで4時間ほどかかり一苦労だ。バスや電車を使っても行けないことはないが、行くだけで丸1日は使ってしまいそうだ。海岸沿いの広い道を折れて狭い道に入り、しばらく走るとさみしい漁村の入間に着く。強い海風から守るように背の低い民家が密集して寄り添うように立ち並ぶ。そこから更に40分ほどかけて舗装された山道を歩く。

 

急峻な崖を下っていくとそこかつての伊豆石の切場であり、ここから切り出された伊豆石のレンガがいまも下田の古い町並みに使われているのは感慨深い。下田はなんども訪れているが、あのレンガが伊豆石だとはついぞ知らなかった。オーディオ仲間とは云え、既に何度もあっているので、道中はオーディオ論議と云うよりもとりとめのない話に終始してしまったが、伊豆の千畳敷で見たマグマが地層を割り吹き出した断面など見ると思わず圧倒されてしまった。

 

僕は趣味が多彩なのでいろいろと不真面目に取り組んではいるが、人に語れることはオーディオくらいしかないものだ。

 

そういえばその読者の方には何度も青春18切符でも使ってゆったりまったりと旅に出ようなどと話してはいるが、各駅停車の旅というとほとんど忍耐力勝負なので決行はためらってしまうのが笑ってしまうところだ。

 

ところで中古ではあるがソニーのノイキャンイヤホンを購入してしまった。

 

 

最新のものはXM2だと思うので型落ちではあるが、最近のソニーのノイキャンの実力は知っているので迷いながら「まぁBluetoothだし音質はそこそこでもいいな」と思った。

 

とにかく世間で売れている完全ワイヤレスの音が悪くて聞いていられないので、やはりこういったネックバンドタイプのものは僕の好みに合致している。といっても個人の好み以前に完全ワイヤレスの音は悪すぎるのだが。

 

ワイヤレスを何に使っているのかというとほとんどが映画を見たりアニメを鑑賞したりという映像用途だ。音楽も聴かないわけではないがほとんど聞くことはない。それも片耳だけ使うという変則的な使い方をしている。

 

なぜかというと常に何かをしらながら使っているので、常時片耳はフリーにしておきたいからだ。ソニーのノイキャンだとボイスにフォーカスして人の声の帯域を通してしまう強度をアプリで選択できるのだが、こちらを使うと音質が極端に落ちるので、それならばと片耳を外してしまうことが多い。

 

だがこれなら最初からこんなたいそうなノイキャンイヤホンよりも片耳専用のモノラルのBluetoothイヤホンでも十分だが、それはもう専門家と云うほどに数を使ってきているのでたまにはネックバンドにしようと思ったのだった。

 

モノラルイヤホンと両耳用のイヤホンではチューニングが全く違う。

 

モノラル用はとにかく音を鋭く尖らせないと聞いていられない。なぜかはよく分からないが耳というか脳の特性と関係があるのだろう。だから両耳用のソニーのイヤホンを片耳だけで使うととにかく音が鈍ってしまう・・・。

 

もちろんこれで文句を言うつもりは全くない。

 

結論から言えばソニーのWI-1000Xノイズキャンセルイヤホンはとても良かった。といっても以前XM2の方は読者の方からレビュー依頼があって記事にしているのでその実力はよく知っていたので音質に関して不安は無かったが。

 

最新タイプの新品であればBOSEと迷うところだが、1000Xの中古であれば迷うことも無い。値段もいい感じで落ちているので本当によい買い物であった。

 

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【レビュー】Campfire Audio Satsuma エントリー系1BAイヤホン

 

どうも、だいぶレビューの間が空いてしまったような気がするが、そろそろ真人間になってレビューを再開しなければと本気で思っている。

 

個人的には一週間に一度の投稿ペースが理想だが。

 

最近は忙しくしているのと同時に、オーディオを聞くのが面倒になってしまい、確かに幾つかアンプやらBluetoothイヤホンやらを購入しているのだが、それもほとんど聞いていないのが実情だ。

 

なにしろソニーのヘッドホンアンプZH1ESを購入したのだが、数ヶ月で電源を入れたのが数回だけというていたらくで、これではお話にもならないだろう。アンプなので聞き込みも厄介でレビューも次のマガジンあたりになってしまうかも知れない。

 

まだまだ幾つもレビューを書かなければならないイヤホンが溜まっている一方なので本気で取りかからないとというか、気合いを入れないといつまで経っても終わらないことになりかねない。

 

さて、読者の方から随分前にお借りしたのがcampfire Audioのsatumaである。1BAという多ドラには無い魅力が溢れる一品で価格も熟れているので楽しみにしていた。姉妹機で低音が強めなHoneydewが1DDなので対をなす製品ではあるが、ド素人でもあるまいし「低音強め」には騙されず、避けて通ってまず1BAを購入するところか当ブログ読者の見識の高さというべきか。

 

それでは久しぶりのレビューではあるが、CAのイヤホンのレビューを楽しんで抱ければ幸いである。

 

 

 

 

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近況報告などを行ってみる

 

 

久しぶりの更新になるが、メインのnote版の方に関しては多頻度ではないがなんとか更新を続けている。

 

V22マガジンまで発行させていただいているのは感謝の気持ちしか無い。

 

仕事が忙しく、更新頻度が落ちてはいるがなんか続けさせて貰っていると云うわけだ。

 

読者の方からお借りしたイヤホンなどが大量に溜まっているのはただただ申し訳ないが、徐々にヒマを見つけては改善しようと奮闘している。

 

といっても「聞き込み」に時間がかかるので簡単ではないとは言えるのだが、Campfire Audioのイヤホンなどはレビューを待っている人も多いだろうと思うのでなんとか急ぎ聞き込みしたいところ。

 

ところでオーディオの話題では無いが、ここ最近で購入したものなど紹介して場を繋いでおきたい。

 

XP-Pen 液晶タブ Artistシリーズ 13.3インチ フルラミネートIPSディスプレイ エクスプレスキー8個 Artist 13.3 Pro : パソコン・周辺機器 (amazon.co.jp)

 

 

写真の編集などでに使えるのではないかと購入してみた。

 

液タブではあるが、ペンタブよりも直感的に操作可能なことと、価格が驚くほど安くなっているのがポイントだろう。

実はかなり昔にワコムの液タブを購入してみたが当時10万以上していた記憶があり、更に視差なども大きく、あまり使わずに手放してしまった。

 

中華の参入で劇的に価格相場が下落したものも多いが液タブもそのひとつ。ワコムの持つ特許が切れたので中華も参入しやすくなったというわけだ。

 

最近の液タブは視差が少なくなっているのでそろそろ再度挑戦してみても良いかと思って購入してみた。

 

しかしあまりにも大きいととても使いづらいのが液タブなので適度に小さいモノを選んでみたというわけだ。とにかく大きいとデスクの上を無駄に占有してしまう・・・・。そもそも傾けて使うものなで占有面積が半端無いのだ。

 

正確に言うとワコムも含めて液タブは4台目なのだが、2年前のものよりも確実に高性能化していろいろと進化しているのは実感できるだろう。

 

 

 

これは何かというと「空気清浄機」である。この手の機械はシャープも含めていくつか買ってきているが、基本的には効果を実感したことは無い。花粉症でもないのでなんとも云えないのだが、保護猫と一緒に暮らしているので日本製の空気清浄機からの買い換えで今度は中華を選択してみた。

 

特に最近のものはフィルターが高性能HEPAフィルターなので昔のものよりも格段に性能は上がっているだろう。

 

こちらは効果うんぬん以前に購入して非常に満足感が高かったもののひとつ。

 

最大の特徴は「スマホ対応」だろう。

 

スマホで清浄機モードを簡単に切り替えられるのは秀逸だと思う。僕はGoogleアシスタントを使うのだが、それとの連携はイマイチというかほとんど出来ないのが予想外ではあったが、アレクサだともう少し細かいコントロールが出来そうだ。もちろんメーカーアプリでコントロールしてしまえば良いのだが・・・。

 

大きな欠点は「センサー系」が何もついていないので自動運転が出来ないところだろう。例えば「匂いを感知して風量を変える」という事はフルオートでは不可能だ。この点は不便かどうかは人によるかもしれない。

 

小型の機種なので設置は場所を取らないが、そのおかげで「睡眠モード」以外は音がちょっとうるさめでその点は注意したい。ただ睡眠モードで24時間稼働や出かけた後にスケジューリングで風量最大運転にするなどはスマホ対応のおかげで簡単にできるのでとにかくいい物を買ったという満足感が高かった。

 

スマホでフィルターの寿命が一目瞭然なのも素晴らしい。

 

やはり何でもスマホで操作できるというのは便利だと思う。

 

この他にもいろいろと細かく買ってはいるのだが長くなりそうなのでこの2つだけ紹介しておく。もう一度云うがオーディオレビューでは無く単な生存報告の1つみたいなものなので今後ともよろしくお願いしたい。

 

 

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【レビュー】MEZE Audio RAI SOLOイヤホン ルーマニアイヤホン

 

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随分と久しぶりの更新になる。読者の方からも心配してDMなど頂くのだが、ここの所、年末からとても忙しく更新が滞ってしまった。

 

オーディオレビューを辞めたわけではないのでその点では安心して欲しい。ただただ純粋に忙しいと云うだけだ。いろいろと変わって何かが収まったわけではないのだが、やはり僕個人としてもブログを書くという作業はなにかと気晴らしにはなる。

 

最近は仕事以外は何も出来ないのだが、そういえば1/2日にやっと初詣に出かけられたので、クルマとフェリーを使って伊勢神宮に参拝してきた。コロナ禍ということもあって人出は少ないだろうとなめてかかっていたが、到着してみたら身動きの難しいほどのとんでもない人流で驚嘆してしまった。

 

軽く参拝してから伊勢志摩観光でもと楽しみにしていたが、参拝を終わってみたら食事も現地でとれずそんなことはまるで出来なかった。

 

3ヶ月ぶりくらいの復活は東欧のルーマニアのイヤホン。

 

ルーマニアというと何が名物かもよく分からないが、一応、欧州の一員と云うことで伝統ある調和の音を聞かせてくれるのではないかと思った。今どき1DDでイヤホンを出してくるのも好感触だ。

 

商売優先のメーカーはどうしてもぼったくりやすい多ドラに手を出しやすい傾向がある。

 

MEZEといえばデザイン性の高いヘッドホンを見掛けたことがあったが、イヤホンも出していたのは知らなかった。ルーマニアのイヤホンはどんな音を奏でてくれるのか、楽しみである。

 

 

 

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