【レビュー】Fiio F9 PROイヤホン
前回、読者様からレビュー依頼で送られたfiioのイヤホン2本のうちFH1は既にレビュー済みだが、今回はハイエンドラインのF9proイヤホンのレビューである。
このイヤホンは読者様が「とても良い」とのことで僕の方に評価を依頼してきたイヤホンだ。この方とはそれなりに長いお付き合いをさせていただいているが、以前からゴミを聞きながら名機を聞く、というよく分からない事をしているので、なんとも事前に判断しがたいところがあった。
例えばE5000はこの方の推薦で聞いたものだし、それ以外にも良いものを勧めてくださるのだが、アルティオのイヤホンもまたこの方の強力な推薦で聞いてみたが、結果は単なるクソイヤホンであった。
どうしてこうなるのかよく分からないのだが、実際にそうなのだからどうにも事前に予想が付けられない。そういえば史上最悪の音のイヤホンと判定したのも、この方から送られたイヤホンであった(笑)。
そのような経過の中で「今回は自信作で推薦できる」とのことで送られたのがfiioのf9イヤホンである。
しかし、忖度無くレビューせねばなるまいと重い腰を上げて聞いてみた・・・
その結果は真剣勝負ではあるが、個人的には日本刀で斬り合うような妙な緊張感があった。
【レビュー】grado The White Headphone
グラドのラージパッドの限定版である。
グラドの音は既にハウジングでだいたいどのような音の傾向があるのか掴めてしまったので、聞く前に大まかな方向性は分かるのだが、やはりチューニングの細かいところは聞いてみないことには分からない。
このチューニングが同じドライバでも結構違うので、それぞれ個性を生み出すとは云え、やはり確実に良いものの数は限られている。
それを見いだして読者の方に提示するのが僕の役目ではあるのだが、グラドの息子が作る時代になって「良いものが減った」とは感じているところだ。
以前のノート版の有料レビューでは「グラド」はもう終わったのかもと思ったりもしたが、新型を聞いてみれば希望の光がさしてくるような場面もあったので、早急な判断は良くないだろう。
どうせGS系の音の延長だろうとは思っているが、それでもその音を極めてくれればそれでも良いのだ。ホワイトがどのような音なのかレビューしていくが、もしよいものなら早めに抑えておくことを推奨したい。
【最終】QCC3040チップは本当に音が良いのか?
【レビュー】ag COTSUBU VGP2021 Summerコスパ大賞・金賞ダブル受賞 軽量ワイヤレスイヤホン
こちらは読者の方からレビュー依頼を受けた完全ワイヤレスイヤホンである。
特徴としては日本を代表する有線イヤホンブランドであるあのfinalが音の監修に関わったというちょっとだけ期待できるであろうTWSである。
【ag COTSUBU スペック】
■モデルナンバー ag COTSUBU
■対応コーデック SBC、AAC、aptX
最近流行のTWS(完全ワイヤレスモデル)である。
本体はとても小さくて軽い。
【ag COTSUBU 音質】
基本的な音質はウォーム系。
帯域バランスは超絶低域ブースト。低音量は標準より+8.5から+9.0程度なのでとても聞けたものではないだろう。中華の中でもあまり見ないレベルの低音ブーストで、あり得ないレベル。
この低音は質の悪いアクティブアンプの音だろうが、とにかく量と質ともに酷い。
普通の耳を持っている方ならとても耐えられないレベルの低音量で、この低音が原因なのかどうかわからないが、ウォームな音の一端ではあるだろう。
ボーカルフラットは良好、素直で聞きやすく意外に良いのだが、ただそれだけと云えばそれだけしか特徴が無い。
また中高音域に関してはとにかく音が地味でマイルド。
そして音が軽く籠もる。
ひとつひとつの音も不明瞭で、音に輝きも勢いもない。
更に音量高めに弱いようでボリュームを上げると音が破綻しやすい。
異常な低音量と地味で軽く不明瞭な音とのコンボ技でしょうもない音の完全ワイヤレスイヤホンであると云える。
安いからと馬鹿にするつもりは毛頭無いが、final監修というのが霞んで見えるほどの駄作である。
【ag COTSUBU まとめ】
完全ワイヤレス(TWS)についてはそれほど詳しいわけではないとは言え、それでも20個くらいは聞いてきていて、有線Bluetoothを含めればそれなりのまとまった数になる。
その知識を総動員してこのCOTSUBUを評価するのなら、一言でいって「価格ほどの価値はない」とも云えるが、音質だけで云えばTWSの中でもおそらく最低の部類に入る。
もともとTWSに限らずBluetooth系は単にデコーダチップの音を聞いているだけと言えばそうなのだが、このデコーダチップは音質に非常に大きな影響を及ぼし、なおかつ音を支配してしまう。
そういう訳で極論を言えばデコーダチップが同じなら同じ音がする。
もちろんブランドによって多少のチューニングの違いはあるのかも知れないが、実際に聞けばそんな違いはほとんど無い。ゼロではないだろうが僕が聴いた限りではゼロに近いとは云える。
要するにBluetoothで「音作り」というのはある意味有線よりも難しいのだ。
メーカーはクアルコムもしくはCSRの汎用Bluetoothチップを購入して仕様書に基づいて組み込むだけだ。たいていどちらかのチップが入っている。
最近の事情にはあまり詳しくないが、過去の中華なら1500円程度のBluetoothイヤホンはCSR一択だったと思う。確か3000円以上出すともうワンランク上のBluetoothチップを搭載していたが、チップが同じだと音も同じ傾向になるのでウンザリしていたところがある。
ホントに希にだがCSRの同型チップを実装しているのになぜか音質が少し違うものがあったりした時は少しビックリしたものだ。
さて、今回はあのfinalが監修したという事で大々的に売り出したTWSではあるが、ハッキリ言ってこの音は最低グレード、もしくはそれよりワンランク上くらいのしょうもないBluetoothチップを組み込んだ音である。
TWSは有線Bluetoothに比べて音質がだいぶ劣るが、Bluetoothとして考えても最低の音であることは断言しておく。
またfinal監修とのことだが、おそらく「名義貸し」程度の話しで、完成品の音を少し聞いてOKを出した程度の事だろうと推測する。そもそもBluetoothなどfinalの出る幕はなく、finalとしてなんらかのBluetoothの設計経験を蓄積してきたわけでもないだろう。
また価格的にみても6000円程度という事を考えると、中華であればおそらく3000円程度の音質と見合うものではないかと思う。無理矢理有線イヤホンの音と比較するのなら、1000-1500円程度のイヤホンの中でも特に音が悪いものと一致する程度のクオリティ。
であるから「コスパ」という事を考えてみるともっと安いそこらの中華TWSを買った方が良いだろう。むしろ国内メーカーが絡んでいる分、コスパは中華直よりも格段に落ちる。
もう一度云うが、こちらのCOTSUBUの音質はほぼほぼTWSとして最低クラスのデコーダチップの音がする。
もともとTWSの音は悪いが、その中でも更に最低のクオリティなのでわざわざこんなものを購入する価値はない。素直に3500円程度の中華TWSを選んでアマゾンで買えばよろしい。
今回COTSUBUをレビューしたのは読者の方から無料レビュー公開を頼まれたからだが、もともとこの方はEイヤなどでCOTSUBUを絶賛していたのをみて買ったのだ。ところが「これ音悪くね」という事で僕ならどのように評価するのか知りたいという事で送られてきた。
聞いた瞬間に「ああ」と思ったが、素直に感想を述べると「やっぱりそうですよね、安心しました」という事で一件落着した。あまりにも世間の評価と自分の評価が違ったので迷いが生じたという事だろう。
総合評価✖
【レビュー】hifiman ANANDA平面駆動ヘッドホン
最近は才能も無いのに写真を撮ることに夢中になっている。
もともとはsigmaのフォベオンセンサー機のマニアであるが、オーディオとは違ってこちらは解像度を重視しているので、もう10年くらいsigma一筋である。そのためDP2xというとんでもなく使いづらいコンデジを愛用し続けている。
そんな苦行に耐えているのもこれでしか撮れない画があるからだ。
といっても最後にまともなデジカメを使ったのはソニーの名機RX100が最後だが、sigmaの絵をみてしまうとソニーのRX100ですら不満が残ってしまうので使うのを辞めてしまった。
その後は何年も液晶すらまともに見えないsigmaのカメラでたわいもない写真を撮っているのだが、保護猫をもらい受けてからはもっぱらiPhoneで猫を写していた。しかし、そろそろ室内写真もまともに撮れるカメラが欲しいと言う事でEOS KISS X9を手に入れて見たというわけだ。
このX9にはズームレンズがついてくる。
それで試し撮りしてみたのだが、あまりの画質の悪さに驚いてしまった。
なにかこう絵がザラついてモヤッとしてなんとも質の悪い写真しか写せない。腕が悪いことはそうなのだが、それにしても酷い絵だと思った。
確かに暗い室内では高感度のISOでsigmaでは写せない写真が撮れるのだが、感動できなければ意味は無い。
何度も使ってみて売り払おうと思った。
やはりベイヤー機ではフォベオンセンサーには勝てないのだ。
何が原因なのかはよく分からないが、いままで使ったことのあるAPS-Cサイズのカメラはみんなこんな感じだったことを思いだしてしまった。
久しぶりにベイヤーセンサー機のカメラを手に入れて見たが、昔と同じで大して進化していないなと思ったのだが、何を思ったのか僕はたまたま見ていたアマゾンでキャノンの50mm単焦点レンズがとても安く出ていたのを見つけてしまった。
普通はズームレンズよりも単焦点レンズの方が性能がいいと云われている。その単焦点レンズを使ってみてこれでダメならカメラ本体と一緒に流してしまえばいいと考えたのだが、購入した単焦点レンズを使ってみて驚いた。
本体についてきたズームレンズなどまるで比べものにならないくらい良い絵を吐き出してくる。ずっとsigmaのフォベオンセンサー機を愛用してきたのだが、ひと昔前のsigmaと変わらないくらいにみえた。風景などを比べるために等倍で拡大してみればフォベオンの利点はあるのだが、この程度の差であるのなら圧倒的に使い勝手の勝るEOS KISSで十分だ。
同時に初心者向けカメラについてくるズームレンズがいかにゴミなのかも分かってしまった。納得の行かない絵は、すべてはこのダメなレンズのせいであった。
ちなみにこの後もうひとつ広角の単焦点レンズを手に入れて見た。やはり性能は違っていたのだが、どうも最初に買った50㎜のレンズの方がいい写真が撮れるような気がする。
さて、与太話はこれくらいにして今回はhifimanの平面駆動ヘッドホンのレビューである。
こちらのブランドは既にイヤホンを1本レビューしたのだが、その勢いが消えないうちにヘッドホンをレビューしておこうと思った。
平面駆動かどうかはまったく興味が無く、僕にとってはどうでもいいことなので平面駆動がどうたらこうたらという説明はしないが、興味のある方はどこかのサイトをググれば良いだろうと思う。
ただ一言云っておくが平面駆動とはただのダイナミックドライバである。別に新しい技術でも何でも無いので、そういう意味では惑わされないことだ。
逆にこういった聞き慣れない技術の場合、「使いこなし」の熟成が進んでいない分、音が悪いことの方が遙かに多いだろう。
このような場合、普段よりもより一層落ち着いて音を吟味する必要がある。
それよりもむしろこちらのアナンダは「オープンエア」である事に注意して欲しい。この場合、音はオープンエアのものであってそれ以外の何ものでも無い。
そういう訳でちょっとだけ期待していたhifimanのヘッドホンのレビューを書いておく。
【レビュー】final F7200 BAイヤホン
余談ではあるが、こういったブログを書くためにメカニカルキーボードを昔から使っている。僕は日本語配列のものが好きなのでそうなると必然的にコルセアのキーボードを選ぶのだが、業界ではrazerのメカニカルも有名ではある。
もちろん僕も使っているのだが、やはりキーが点灯した方が薄い暗闇でも使いやすいので、そうなるとやはりコルセアしか選択肢がない。
ところがメカニカルはとにかくキーの耐久性が弱く、購入して運が悪いと数ヶ月でチャタリングを起こす。僕の使っているRGB K95も一度交換しているし、保証期間が過ぎたいまでは半年に一度はチャタリングに悩まされている。
実を言うと重くクリック感のある青軸の方が好きなのだが、いまはスピード重視の軽い赤軸だ。これも最近ではもっと早い軸がいろいろと出ているのでほとんどゲーミング用途だろう。
そろそろ買い換えようかと思案しているところだが、コルセアでテンキー付きのRGB青軸は出てないのでしょんぼりとしてしまっている。
そういう訳で気分を変えて今回はrazerの緑軸のもので打っているのだが、キーが点灯しないのでみにくく、なおかつほとんど使わないのにチャタリングが頻発するのでメカニカルキーボードの壊れやすさに辟易しているところだ。
そんなわけでアマゾンを眺めていたら中華の青軸が多数出ていて、日本語配列対応なのでこう言うものでいいんじゃないかと悩んでもいるが、ブログなどでかなりの文章を打ち込むことが多く、信頼性やら品質で今一歩踏み込めない。
さて、今回は1BAイヤホンの中では高級品となるfinalのF7200だ。
今回も何も分からず聞き込んだのだが、finalなので3万位するのかなあ、などと呑気に思っていたら読者の方から新品5万円ですよ、と云われてビックリした。
finalはBAがあまり得意でない印象があり、heavenなどはあまり良いものではなかった。
これをいい意味でくつがえして欲しいところだが、1BAは音のまとまりが良くなる分、いろいろと他の部分に細かい難しさがあると思う。
現役バリバリで売られているF7200ではあるが、どの程度の実力があるのかしッカリと読み取っていきたいと思う。
ちなみに今回からは隔月発刊に戻すことにした。それでV21マガジンを発行したので、楽しんで頂ければと思う。V21の表紙の写真は近所の用水路までマグナ50で走って行って撮ってきた。
個人的にはバイクで小回り良く散歩しながら手に入れたEOS KISS X9でパチパチと写真を写して楽しんでいる。いままではsigmaのフォベオン機ではあったが、こういう日常のスナップには向かないと結論づけた。
もちろんsigmaは今でも愛用しているが。
【レビュー】ゼンハイザーHD555/558ヘッドホンに魔力はあるか?
ゼンハイザーの開放型ヘッドホンHD555のレビューである。
こちらは古い機種になるがエントリー型のゼンハイザーの音を知るにはちょうど良いのかも知れない。後継機としてHD558がその後に出て、最新の後継機はHD560Sということになろうか。
555と558はたぶん同一のヘッドホンだと思う。ゼンハイザーのマイナーチェンジはいつものことだが音がまったく変わらないのが定説となっている。
最新の560Sだとスペックが少々変更になっているようなので、たぶん音が違うと思うのだが本当のところは聞いてみないと分からない。
ただ555の中古ならタダ同然とは言わないが、かなり安く手に入るのでよいものなら面白い選択となるだろう。
HD555の特徴としてサラウンドリフレクターという聞いたこともないものが実装されていて、これだけ聞くとゲーム/映画用なのかなとも思う。2CHヘッドホンでゲーム用も何もないものだが、世間では単に低音を超絶ブーストしただけの音をゲーム用としてよく売りつけているので、あながちない話でもないだろう。
ゼンハイザーと云えばいわずとしれたハイクオリティな音で名の知られた会社だが、その音は確かにそこらのメーカーでは出せない音がすることも事実だ。こう言う高品質な再生を偶然ではなく実力で行えるヘッドホンメーカーは数えるほどしかない。
ゼンハイザーの音を聞くと10万とか20万でヘッドホンを発売する多くのメーカーの音が恥ずかしくなることも本当だろう。価格を超えたクオリティとは何かをゼンハイザーは見せてくれるものだが、それでもすべてが素晴らしいなどいうことはないものだ。
今回はエントリー系の555を聞いてみたが、ゼンハイザーの本質が音に現れているのかどうかが見所なんだと思う。加えてサラウンドリフレクターという技術が音にどのような影響を表しているのかと云うのもみていきたいと思う。
【レビュー】STAX SR-303 静電型エントリー機の実力とは?
STAXのSR-303エントリー静電型ヘッドホンのレビュー依頼を受けたので今回は303のレビューを上梓しておくことにした。
303と云えば既に終売であるが、STAXのエントリー機であるので、その後に幾つか続いている静電型エントリーヘッドホンの道標にはなるだろうと思う。
今回、お貸し下さった読者の方はもともと自宅で開催した試聴会にお呼びした方であり、いろいろとお世話になっている。有名大学に通う学生なのだが、オーディオに造詣が深く、この険しい道を歩き続けている方でもある。
その方に自宅の007の音を聞いて貰ったのだが、感激してまずはエントリー機を手に入れた見たというわけだ。
その音が007とどう違うのか興味を持たれたようで僕の方に送ってきてくださった。
僕も007とは無駄に長い年月を共に過ごしているのだが、それ以外というのは聞いたことがなかったので、STAXがどのような音を変えて仕上げてきたのか興味があった。
そういえば久しぶりSTAXのサイトを覗いてみたら、何もかもがあまりにも高くなってしまっているので別な意味でも驚いてしまった。もともと高かったのだが、更に価格が跳ね上がってしまっている。
そこまでして今の時代にSTAXだけが奏でられる音はあるのだろうかと自問しながらドライバに火を入れて数時間の暖機運転をしてレビューに臨んだ。STAXの真空管ドライバはかなり音が眠くなるのでしっかりと温める必要があるのだ。
本当に久しぶりにSTAXを鳴らしてみたが、やはりSTAXはSTAXで有り、ジャンルを絞って聴くべき音楽を聴くべきだと思いなおした。
【レビュー】SOUNDPEATS Truengine 3SE TWSワイヤレスイヤホン
時々、読者の方からの依頼でTWSイヤホンを聴いたりするのだが、こちらもそのひとつである。
TWSイヤホンは流行でもあるので、いまや猫も杓子もTWSイヤホンだ。
Bluetoothの音がまだ完成されていないのにもかかわらず、アップルがTWSを売り始めた頃から一気に情勢が変わったように思う。
ただ僕はTWSイヤホンが大嫌いなので、あまり積極的に聞きたいとは思わないのだが、やはり読者は最新の機器に興味があるのだろう。
僕の感性ではTWSを使うのならネックバンド型を首にかけていた方が余程使いがっても音も良いと思うのだが、世間の流れとは真逆なようだ。
前回はあのRHAの完全ワイヤレスをレビューしたが、今回は価格は遙かに安い中華サウンドピーツのワイヤレスイヤホンである。
どうせお試しで買うのならこのくらいの価格がちょうど良いのかも知れないが、あのサウンドピーツがTWSを作ると音はどうなるのかには多少の興味はあった。
しかもこのTWSイヤホンはアマゾンのレビュー数が3000近いという驚異のベストセラーモデルである。
どうだったのかはノート版のレビューに譲るとして、楽しみにしていて欲しい。
ちなみにこの後だが、貸して下さった読者様からの以来であのFinalが音を監修したとされる
COTSUBU
という完全ワイヤレスイヤホンもレビュー予定である。
こちらも楽しみにしていて頂きたい。
【レビュー】JH AUDIO 16v2 PRO Universal プロミュージシャン用弩弓イヤホン
プロミュージシャン御用達というJH AUDIOの弩弓イヤホンである。
なにしろ片側10BAと云う構成で、価格も驚くようなハイエンド。
個人的には10BAも積んだ音がコントロール出来るのかどうかはなはだ疑わしいが、まっさらな気持ちで聞いてみる必要があるだろう。
しかもこのイヤホン、なぜかケーブルにイコライザーがついている。それも低音用が左右独立という念の入りようである。
なぜこんなイコライザーがイヤホンに必要なのかまったく理解できないが、一応、そちらも作動させて音を聞いてみたりもした。
プロミュージシャンが使用するという事は、当然、モニター系の音だと予想するが、この世界はそう単純には出来ていない。なぜかモニターなのに音がウォームなどよくあることだ。
某有名ブランドも似たようなキャッチコピーでしょうもない音のイヤホンばかりを出して来て、バカにしているのかと思うところもあったりする。
たいたいピュアオーディオの数百万クラスのアンプでも「プロ用」と銘打たれたもので音が良かった試しは一度も無い。
さて、JH AUDIOは本物だろうか。