【レビュー】grado The White Headphone
グラドのラージパッドの限定版である。
グラドの音は既にハウジングでだいたいどのような音の傾向があるのか掴めてしまったので、聞く前に大まかな方向性は分かるのだが、やはりチューニングの細かいところは聞いてみないことには分からない。
このチューニングが同じドライバでも結構違うので、それぞれ個性を生み出すとは云え、やはり確実に良いものの数は限られている。
それを見いだして読者の方に提示するのが僕の役目ではあるのだが、グラドの息子が作る時代になって「良いものが減った」とは感じているところだ。
以前のノート版の有料レビューでは「グラド」はもう終わったのかもと思ったりもしたが、新型を聞いてみれば希望の光がさしてくるような場面もあったので、早急な判断は良くないだろう。
どうせGS系の音の延長だろうとは思っているが、それでもその音を極めてくれればそれでも良いのだ。ホワイトがどのような音なのかレビューしていくが、もしよいものなら早めに抑えておくことを推奨したい。