【レビュー】 VJJB v1/v1s
総合評価〇
VJJBの傑作のひとつです。
透明なプラスチック製のスケルトンハウジングに直列に実装された6㎜ドライバーを見せる演出が心憎く、本体も軽く扱いやすいです。
ドライバーが2個搭載されている分、本体が少し大きく、装着感は悪くありませんがイヤーピースをかなり丁寧に合わせる必要が出てきます。
特段の問題が無ければこちらのV1は付属のウレタンピースの方が低音の輪郭が更に明確になりますのでオススメです。
V1はノーマルモデルでV1sだとマイク付きバージョンになります。
【VJJB V1】
■モデルナンバー VJJB V1
■ドライバー 2DD/6㎜
■感度110db
■インピーダンス8Ω
■周波数特性20khz-20000hz
■コード長1.3メートル
【VJJB V1音質】
同一の6㎜ドライバーを実装しているので音色の統一感が失われていません。
それでいてマルチドライバーの程よい音の分離感があり、この分離にも不自然な強調などはありません。
帯域バランスは低域がかなり強めですがボーカルは沈み込まず比較的に元気で明るい音がします。
音のエッジは立ち気味です。すこし堅めな質感ですがボーカル周りは多少の雑味が有り、多少ピントが合っていないようなイメージがあります。
こちらのイヤホンの素晴らしいのは低域の質感と階調表現力です。
きっちりと装着したときにはレベルの高い低音が聞けると思います。
複雑なソースでも破綻無くならせる実力の高さは評価できます。
【VJJB V1まとめ】
このクラスのイヤホンでは傑作のひとつに間違いありません。
これより上のクラスと比較しても十分に戦えます。
実際のところ価格を上げ多くのドライバを搭載しても帯域バランスやドライバの自然なつながりなどに問題を感じやすくなるケースが多く、ある帯域が不自然に突出するなどで「価格ほどの価値のある音」は出にくくなります。
そういう意味では熟れたダイナミックドライバを二発搭載して程よい分離感のあるこの音は大変高く評価できます。
音の深みで聴かせるタイプではなく、バランスと明るい音質で分離の良い自然な音を楽しませてくれるイヤホンでレベルは高いですが装着にかなり敏感でそこだけが要注意となります。
CollectionAudio 高音質 カナル型 イヤホン ヘッドホン 2ドライバ搭載 6mm 遮音 リモコン無し シルバー VJJB-V1
- 出版社/メーカー: COLLECTIONAUDIO
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