読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

中華低価格イヤホンとヘッドホン&デジタルプレイヤーDAP系のレビューのまとめとオススメです。購入した物や使ったモノが中心となります。誠実なレビューを心がけたいと思います。 。。基本的にライトな感じで一分で理解できるサイトを目指しています。このブログは「ぶろぐなんかめんどくせえよ」のスピンアウト・ブログです。

オーディオ、だましのテクニック 【メーカー編】

f:id:catwalk1101:20170419011324j:plain

 
昔、良く店頭で「オーディオコンポ」を聞き比べると、詐欺のような音のする製品がよく見受けられました。
今でもこういった「詐欺すれすれの音のする製品」というのはよくあるので、書いておきます。
 
これはどういうことかというと、同種の同価格帯のオーディオ製品では「音の区別」が付けづらいので、差別化のために「ワザと異様な音作り」をするというものです。
 
音質のキャラクターを部分的に突出させるような音作りをして、ユーザーを驚かせて買わせるという手法です。
この手口は昔からある古典的な手法のひとつで、ハイエンドの製品でも見受けられます。
 
やたらとハイスピードな音にしたり、やたらと明瞭な音作りをしたり、部分的にキャラを立てる事で「今まで聞いたことのない音」を演出して「ビックリさせて買わせる」ということです。
 
ほとんどの場合で、この手の音作りのなされた製品でまともな音のする事は残念ながらありません。
特性が大きく狂い、特に長時間や長期間の視聴に耐えられない「短期売り切り」の製品となります。
 
ですので、キチンとした「リファレンス」となる製品をお持ちの方は、何か新しいスピーカーなりヘッドホンなりイヤホンの音を聞くときには、試聴時に「あまりにも音が違う」という場合はまず警戒した方が良いのです。
 
基本的にメーカーが、熟成されていない新素材のドライバー等を使用する場合、もしくは「他の機器とあまりにも違う音」がする場合、詐欺とまでは言いませんが限りなくそれに近いケースが多いと思います。
 
僕の今までの拙い経験から言わせていただければ、スピーガだろうがヘッドホンだろうが良い音がするものは一聴して極めてオーソドックスな極ありきたりな音がします。
ところが倍音がとても美しかったり、低音の階調や出方、帯域バランスが突き抜けて優れていたりと、聞けば聞くほど音に深みを感じたりするものです。
 
ところがこういった「深みのある音」の評価はちょっと難しいところが有り、特に店頭などでのざわついた環境や短時間の視聴では判断するのが極めて困難です。
 
メーカーはこういったことをよく知っているので、そういった限られた環境で自社の製品を際立たせるために「ワザとそういった異様な音作り」の製品を世に出してきます。
こういった際だった音がする製品は、一聴すると明らかに他の製品とは違う音がするので、何も分からない方は「音が違う」と驚いてその製品を買ってしまうというわけです。
 
ところが、こういった異様な音の製品は自宅で愛用していくと不満ばかりが溜まり、そのうち音を聞くことを辞めてしまいます。
 
長くオーディオを嗜んでいると、こういったメーカーの馬鹿げた、売りたいためだけの差別化を優先して作った製品という事がすぐに分かるようになりますので、騙されるようなことは少なくなります。
 
と云うわけで、あなたが音を聞いたときに従来のものと「あまりにも音が違う」という場合は、特に注意して音を判別していかないと、メーカーの思惑通りにあなたは騙されることになる場合が多いといえます。
 

 

catwalk1101earphone.hatenadiary.jp

 具体例を挙げればKC06Aの音作りなどはまさにこれです。

 

【まとめ】 KZ中華イヤホンの暫定的なオススメ 4/17日ZS3追記版 

f:id:catwalk1101:20170217041942j:plain

 

KZイヤホンについて思うことを書いておきます。

格安中華を代表するシリーズと云ってもいいと思う訳ですが、現状、全てが確認できているわけではありません。

とりあえず手持ちの14個のKZイヤホンのうちED1とED8を除いてレビューが完了したので、ここまでの経過をまとめておきます。

 

【KZイヤホン 全体の所感】

KZイヤホンは、とにかく「初期不良」と「ビルドクオリティ」に問題があることが多くなります。

価格がとにかく安いので一説によると真偽は不明ながら「検品を省いている」のではないかと云う方もおられます。

 

GRなどは開封した段階で傷だらけだったりしましたが、このあたりは個人的にあまり気にしていなかったりします。

初期不良について云えば、ED10の時に一度だけ当たりました。

これは「右チャンネルの重低音だけが出ない、なおかつ音のエッジが不自然に立つ」というよく分からない不良で交換しました。

 

この時に感じたのですが、KZイヤホンはあまりにもクオリティーの問題が多いので個々のイヤホンによっては微妙に音が違う「初期不良」の可能性も考えられなくは無い、という事です。

また音のエッジが不必要に強い、等という訳の分からない初期不良があってもまたおかしくは無いと感じていることもあります。

このエッジの問題はそのほとんどがハウジングに由来するものなのですが、接着剤の問題などで音が少し変わると云うことがもしかするとあったりするかも知れません。チャンネルから特定の音が出ない等云う明確なエラーでないとたぶんほとんどの場合「そういう音」だと云う事で気がつかない場合があるのではないか?と云うことは念のために書いておきます。

 

【KZの音質について】

今回は市販されているKZイヤホンの半分以上を手に入れて短期間に集中的に聞き込みました。

まだ手持ちのもので2つほどレビューが残っていますが、ED1等はどうもディスコンになったようなのでレビューはおそらくしません。ED8は近日中にレビューする予定です。

 

集中的にレビューしたことにより、以前、単独で聞き込んでいた時と印象が変わって来ている部分が出てきています。

経年によるそういった印象の変化は避けることが出来ないので、そういう場合は順次レビューを修正しています。

 

これはなにもKZに限ったことではなく全てのイヤホンに共通していることでもありますが、イヤホンの音の判定は差が小さいのでかなり面倒でシビアな部分があります。

なので迷いは致し方ない部分でもあるという事をご理解いただければとおもいます。

 

今のところKZで最高峰の音質を持っているのは、ATRだと思っています。

おそらくKZの中でもずば抜けた音質の高さを誇っていると言ってしまって良いでしょう。

次点でEDR1とED3あたりとなります。

環境によってはED9も十分に勧められます。これはあまり鋭くない音のDAPをつかった場合はもう少し評価に値する音になると思っていますが、現状では中域の攻撃性と全体的に輪郭のボケが感じられるのでその点で評価を下げています。

もともとED9をよく聞けば聞くほどED3の方が明瞭性が高いので、ED9に対してはED3の方が個人的な評価は高いです。

 

意外なところでGRも検討しています。

ようするに今のところではATR・ED3・EDR1・GRあたりを頂点とするピラミッドにKZの美味しいところが詰まっていると判断しています。

 

KZは価格が高いものではありませんので、以上のイヤホンは全て手に入れて音の違いを楽しむというのも悪くはありません。

 

ED10あたりは賛否両論で評価が分かれているようですが、個人的には最悪に近い音だと感じています。

低音もダメ、輪郭もダメ、中域は荒れていると特に評価すべき音はしていません。

こういう音では例えばアナログや輪郭の優しい音のするDAPを持ち込んでも低音と輪郭は改善しませんので、いきなり評価が高くなると云う事は考えられないでしょう。

というよりもこの手の音にアナログを持ち込むと更に輪郭が溶ける場合があるので、要注意です。

X1あたりのDAPを使ってこの低域の緩さから云うと、ED10 の低域はこういうものだと判定せざるを得ません。

 

他の✖評価のKZ中華イヤホンに関してはほぼ論外というレベルだと思います。

 

【KZの買い方】

初期不良が多いので「信頼できるショップ」から購入するのが鉄則となります。

面倒なのがイヤな方はAmazonから購入するのが最も良い選択肢のひとつとなります。初期不良に対するAmazonの返品規定は結構強烈ですし、トラブルがあってもAmazonが仲介に入ればほぼ即時に解決します。

このあたりはAmazonというプラットフォームの強さで有り、安心感のあるところだと思います。

KZなどの初期不良が多い製品に関しては根本的な買い物に対する安心が担保されると考えて良いでしょう。

 

【KZイヤホンの今後のテストについて】

残りのKZについては時間をかけて順次テストに回していくつもりですが、飽きればそこで辞めようと思っています。

 

もともとちょっと手持ちの格安中華イヤホンをまとめておこうかなという趣旨で始めたので書きたいことを書いたらそれで終わりです。

 

【ZS3の立ち位置について】

残念ながら期待していた音質はなく、世間の評価ほどのイヤホンではありませんでした。

特に低音の緩さと高域側のエッジの鋭さは問題が多く、KZイヤホンの中の立ち位置としては「音の明瞭性」でなんとか中盤にランク付けする程度の性能だと判断しました。

デザインなどは良いのですが見かけ倒し感が否めず、ATRを超えるほどの性能はとてもありません。

 

catwalk1101earphone.hatenadiary.jp

catwalk1101earphone.hatenadiary.jp

catwalk1101earphone.hatenadiary.jp

catwalk1101earphone.hatenadiary.jp

 

 

【レビュー】 KZ ZS3

f:id:catwalk1101:20170416181317j:plain

総合評価△

読者の方よりレビュー依頼がありましたので、KZ最後の大物であるZS3を購入致しました。

 

なるべく思い込み無しでレビューしたいので、レファレンスと比較しながらそのまま聞き込みましたのでレビューを書いておきます。

 一応、念のために書いておきますが、こちらのZS3はKZの中ではかなり世間的な評価は高いものです。

 

僕もかなり期待していたのですが、良いところ以上に悪い部分が目立つ一面を感じたので△評価としておきます。 

【KZ ZS3スペック】

■モデルナンバー KZ ZS3
■ドライバー 1DD/8㎜
■感度106db
■インピーダンス18Ω
■周波数特性20khz-20000hz
■コード長1.2メートル
 
イヤホンの形状からだと思われますが、装着感はかなり良いです。
シュア掛け専用ですが、デザイン性と装着はなかなかのものだと思います。

【KZ ZS3音質】

ドライバーはニュートラル傾向ですが、音にちょっと独特な質感の軽さがあります。

特筆すべきは「音の分離と明瞭感」がかなり高いレベルを実現していることだと思います。

この1音1音の分離はかなりハイレベルなことは事実でしょう。

 

ただし、決定的なのが、低音部分がグダグタのユルユルで階調表現がまったく出てきません。

こちらのZS3の低音表現能力は相当にレベルが低いとみて間違いないと思います。

 KZの中では少し量は少なめとなっていますので帯域バランスという点では評価は高いのですが、この低域の再現性の低さはちょっと許容範囲を超えていると思います。

 

ボーカルに関してのサ行の引きずりは少ないのですが、深みが足りません。

おそらく高域側にも問題があり、エッジがかなり尖ってしまっています。

 

この為、長時間に渡る視聴は厳しい部分が有り、ZS3の音の攻撃性はかなり高いです。

f:id:catwalk1101:20170416181328j:plain

 

【KZ ZS3まとめ】

音の分離とか明瞭性はKZの中でもトップクラスどころか他の格安系イヤホンの中でも明確に上位クラスのレベルを実現しています。

ダイナミック一発のドライバとしてはほぼ能力の限界ではないかと思います。

 

この点においてはかなり評価は高く、とてもおもしろいイヤホンだとはいえると思いますが、音がクッキリハッキリとしていますので、この点で騙されるというか、驚かれてしまう方も多いのではないかと推察しています。

 

ですが、その他の部分のレベルがかなり低く、特に低音の輪郭のボケと高域側のエッジの立ち方はかなり問題があると言ってしまっても良いでしょう。

 

この為、こちらのZS3は「低音などどうでも良く、音が多少痛くても問題ないが、明瞭性の高い音を聞きたい」という方に向いています。

そういう意味での音質のクリアさは一定レベル以上はありますので、深みはありませんが、独特なイヤホンである事は確かだと思います。

 

残念ながら個人的な評価は低くせざるを得ませんが、このレベルの音では致し方ないかもしれません。