【レビュー】 KZ ED1
総合評価△
KZのED1となります。
ここまでKZを順番にレビューしてきたので、既に手に入らないとはいえ記録として残しておくことにしました。
注記
gearbestの方ではまた販売していることを確認しました。
デザインが独特なので見た瞬間にED1だといえる特徴的な外装を持っています。
【KZ ED1スペック】
■モデルナンバー KZ ED1
【KZ ED1音質】
こちらのED1は低音がかなり強めとなっています。
籠もるというところまでは行きませんが、低域のレベルは相当に強いです。
DZAT DR20よりもちょっと強めに表現するので帯域バランス的には相当に厳しいと思います。
ただし、低音の階調表現とドライバが混濁しないで持ちこたえるという点においてはかなりレベルが高く優秀だといえるでしょう。
1DDとしてはかなり実力の高いドライバーを搭載していると判断しましたので、この点では低音がボケ気味なものが多いKZの中でもトップクラスと判断することが出来ます。
ED1の低域のエッジのボケはほんのわずかなので、これで量がもう少し控えめなら相当な実力機となっていたことでしょう。
ドライバーはウォームよりで、ボーカルは前に出ます。
エッジは立たないのですが、明瞭感が少し足りません。
攻撃性の少ない相当に明るいボーカルの特徴はED1が備える大きな特色の1つだと思います。
高域側はちょっとエッジが立ち気味なので音に痛さを感じます。
【KZ ED1まとめ】
低域強めの帯域バランスに問題があることと、中域の質感に今ひとつクリア感が足りませんが、もう少し詰めれば良いイヤホンになった片鱗は感じます。
明るくウォームな音の質感にわずかに雑味が載っているのか判断に迷うところは感じるのですが、「惜しい」イヤホンではあると思います。
ZS1の時にももう一歩詰め切れれば優秀なイヤホンになったのにと感じたのですが、それと同じ事をこちらのED1にも感じます。
総じて、ドライバーは優秀だが詰め切れないところが本当に「惜しい」イヤホンです。
ED1はgearbestの方でまだ手に入るようです。
catwalk1101earphone.hatenadiary.jp