【レビュー】 MEMT X3 [インナーイヤー]
総合評価✖
インナーイヤータイプなので過去にレビューしたsenfer PT15と同じタイプとなります。
外観はメタルハウジングでクオリティは高く、色も三色とラインナップも優れているので女性でも使いやすいタイプだと思われます。
PT15で久しぶりにまともにインナーイヤータイプを聞きましたが、こちらのX3も音の傾向はPT15と同じとなります。
要するに「低音が出ません」
これはインナーイヤータイプの特徴の1つだと思われます。
イヤホンでは「低音が出る」というのが利点の1つだと思っていますので、それを切り捨てるという事は、例えばカナルタイプでは長時間使用が厳しいとか、耳が痛くなるのでインナーイヤーしか使えないという人が選ぶもので、積極的に選択する理由は特にないと思っています。
少し余談になりますがこういったインナーイヤータイプの音の出方はブックシェルフタイプのスピーカーに近い鳴り方をします。
【MEMT X3スペック】
【MEMT X3音質】
インナーイヤータイプなので、カナルタイプのような低音は出てきません。
質感も悪くエッジは不明瞭で、低音はほぼ切り捨てというのがこのタイプのイヤホンの特徴の1つだと思います。
人の声の帯域を存分に味わうと云うのがインナーイヤータイプを使うメリットの1つな訳だと思うのですが、このX3はこの帯域のクオリティーに雑味を感じることが多く、なおかつ高音域のエッジが不自然に尖るためどうにも音を楽しむことが出来ません。
とてもではないですが「音楽を聴く」と云う用途の為のイヤホンではありません。
【MEMT X3まとめ】
結論から言うと買う価値はありません。
低音はあまりにも量が少なく質が悪いです。
このバランスの音ならどうしても「中高音域のクオリティ」が優先されますが、この帯域も決定的に質が悪く、雑味と不明瞭な音でどうにもなりません。
これならPT15の方が数段良い音がしています。
少なともPT15は中域がこれほどまでに不明瞭な音は出しません。
耳が痛くなるのでカナルタイプが装着できないという方の為のイヤホンとしては存在理由はあるのですが、そうなると中高音域の質感だけは譲れないため、この帯域が決定的に質の悪いX3を購入する意味はありません。
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