【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

中華低価格イヤホンとヘッドホン&デジタルプレイヤーDAP系のレビューのまとめとオススメです。購入した物や使ったモノが中心となります。誠実なレビューを心がけたいと思います。 。。基本的にライトな感じで一分で理解できるサイトを目指しています。このブログは「ぶろぐなんかめんどくせえよ」のスピンアウト・ブログです。なお、無断転載不許可です。

【まとめ】 KZ中華イヤホンの暫定的なオススメ 9/20日 AS12追記版

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KZイヤホンについて思うことを書いておきます。

格安中華を代表するシリーズと云ってもいいと思う訳ですが、現状、全てが確認できているわけではありません。

とりあえず手持ちの14個のKZイヤホンのうちED1とED8を除いてレビューが完了したので、ここまでの経過をまとめておきます。

 

【KZイヤホン 全体の所感】

KZイヤホンは、とにかく「初期不良」と「ビルドクオリティ」に問題があることが多くなります。

価格がとにかく安いので一説によると真偽は不明ながら「検品を省いている」のではないかと云う方もおられます。

 

GRなどは開封した段階で傷だらけだったりしましたが、このあたりは個人的にあまり気にしていなかったりします。

初期不良について云えば、ED10の時に一度だけ当たりました。

これは「右チャンネルの重低音だけが出ない、なおかつ音のエッジが不自然に立つ」というよく分からない不良で交換しました。

 

この時に感じたのですが、KZイヤホンはあまりにもクオリティーの問題が多いので個々のイヤホンによっては微妙に音が違う「初期不良」の可能性も考えられなくは無い、という事です。

また音のエッジが不必要に強い、等という訳の分からない初期不良があってもまたおかしくは無いと感じていることもあります。

このエッジの問題はそのほとんどがハウジングに由来するものなのですが、接着剤の問題などで音が少し変わると云うことがもしかするとあったりするかも知れません。チャンネルから特定の音が出ない等云う明確なエラーでないとたぶんほとんどの場合「そういう音」だと云う事で気がつかない場合があるのではないか?と云うことは念のために書いておきます。

 

【KZの音質について】

今回は市販されているKZイヤホンの半分以上を手に入れて短期間に集中的に聞き込みました。

まだ手持ちのもので2つほどレビューが残っていますが、ED1等はどうもディスコンになったようなのでレビューはおそらくしません。ED8は近日中にレビューする予定です。

 

集中的にレビューしたことにより、以前、単独で聞き込んでいた時と印象が変わって来ている部分が出てきています。

経年によるそういった印象の変化は避けることが出来ないので、そういう場合は順次レビューを修正しています。

 

これはなにもKZに限ったことではなく全てのイヤホンに共通していることでもありますが、イヤホンの音の判定は差が小さいのでかなり面倒でシビアな部分があります。

なので迷いは致し方ない部分でもあるという事をご理解いただければとおもいます。

 

今のところKZで最高峰の音質を持っているのは、ATRだと思っています。

おそらくKZの中でもずば抜けた音質の高さを誇っていると言ってしまって良いでしょう。

次点でEDR1とED3あたりとなります。

環境によってはED9も十分に勧められます。これはあまり鋭くない音のDAPをつかった場合はもう少し評価に値する音になると思っていますが、現状では中域の攻撃性と全体的に輪郭のボケが感じられるのでその点で評価を下げています。

もともとED9をよく聞けば聞くほどED3の方が明瞭性が高いので、ED9に対してはED3の方が個人的な評価は高いです。

 

意外なところでGRも検討しています。

ようするに今のところではATR・ED3・EDR1・GRあたりを頂点とするピラミッドにKZの美味しいところが詰まっていると判断しています。

 

KZは価格が高いものではありませんので、以上のイヤホンは全て手に入れて音の違いを楽しむというのも悪くはありません。

 

ED10あたりは賛否両論で評価が分かれているようですが、個人的には最悪に近い音だと感じています。

低音もダメ、輪郭もダメ、中域は荒れていると特に評価すべき音はしていません。

こういう音では例えばアナログや輪郭の優しい音のするDAPを持ち込んでも低音と輪郭は改善しませんので、いきなり評価が高くなると云う事は考えられないでしょう。

というよりもこの手の音にアナログを持ち込むと更に輪郭が溶ける場合があるので、要注意です。

X1あたりのDAPを使ってこの低域の緩さから云うと、ED10 の低域はこういうものだと判定せざるを得ません。

 

他の✖評価のKZ中華イヤホンに関してはほぼ論外というレベルだと思います。

 

【2018年6/3日  本文アップデート】

時が経ち、ある程度新作のレビューが増えてきたので全文を書き換えようかと思ったのですが、追記という形でアップデートしておきます。

 

現状のリファレンスはATRで変更はありません。

現時点でATRほど「基準」として好適なイヤホンはないと見ています。

価格も安いことですし、誰もが統一基準として気軽に使えるモノをリファレンスとしておきたいのでATRの重要性は変更ありません。

 

その他、ディスコン気味であったり、時の流れで淘汰されつつあるKZイヤホンが増え続けているので新作も含めてこのあたりでザックリとまとめておきます。

 

今のところ、リファレンスとしてのATR。それからクール系のES4、多ドラを楽しみたいのならZS5当たりを所有しておけばKZイヤホンの「美味しいところ」は楽しめると思います。

 

KZイヤホンで多ドラはちょっとまだ無理があるというか、音に違和感があるのでチューニングが進んでいるとはいい難い部分を感じますので、無理に購入する必要はありません。

 

マニアックなところではエッジが非常に優しくでるZSE当たりも勧めておきたいところですが、音漏れが酷いので通勤通学などには向いていません。

  

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【KZの買い方】

初期不良が多いので「信頼できるショップ」から購入するのが鉄則となります。

面倒なのがイヤな方はAmazonから購入するのが最も良い選択肢のひとつとなります。初期不良に対するAmazonの返品規定は結構強烈ですし、トラブルがあってもAmazonが仲介に入ればほぼ即時に解決します。

このあたりはAmazonというプラットフォームの強さで有り、安心感のあるところだと思います。

KZなどの初期不良が多い製品に関しては根本的な買い物に対する安心が担保されると考えて良いでしょう。

 

【KZイヤホンの今後のテストについて】

残りのKZについては時間をかけて順次テストに回していくつもりですが、飽きればそこで辞めようと思っています。

 

もともとちょっと手持ちの格安中華イヤホンをまとめておこうかなという趣旨で始めたので書きたいことを書いたらそれで終わりです。

 

【ZS3の立ち位置について】

残念ながら期待していた音質はなく、世間の評価ほどのイヤホンではありませんでした。

特に低音の緩さと高域側のエッジの鋭さは問題が多く、KZイヤホンの中の立ち位置としては「音の明瞭性」でなんとか中盤にランク付けする程度の性能だと判断しました。

デザインなどは良いのですが見かけ倒し感が否めず、ATRを超えるほどの性能はとてもありません。

 

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  【ZS5の立ち位置について】

話題のハイブリッド・マルチドライバのZS5ですが、基本的には「即買いレベル」です。

音はZSTと似た傾向があり、基本的にはニュートラルで明るめの音質です。

ですが全体的な出来栄えはZSTを遙かに凌ぎます。

 

かなり強めの低域レベルと階調表現に問題があり、ソースによっては中域に被ると音が濁る場合があるのが玉に瑕です。

リファレンスとしては従来通りのATR押しは変わりません。

 

ですが、音楽を楽しく聴くという場合はこちらの方が向いているでしょう。

分離と明瞭感もさすがのマルチドライバでこのあたりは1DDのATRでは太刀打ちできません。

低域の問題と音質に明るめの色がつくのでリファレンスには使えませんが、相当にレベルは高く、KZトップを張るイヤホンだと言ってしまっても良いと感じます。

 

ですのでリファレンスはATRで、音楽はZS5で楽しむのが賢い楽しみ方かもしれません。

素晴らしいです。

  

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【ATE-Sの立ち位置について】

ほぼATRの音です。

そもそもこのイヤホンが何のために販売されているのか意味が分からないほどで、この音ならATRでいいのではないかと思われます。

 

詳細はATE-Sのレビューの方に書きましたが、内部構造は確かにATE寄りなのですが、出てくる音はそのままATRと酷似した音です。

 

ATRの方は購入する必要はありません。

ATEの方はATRのつもりで購入してもよろしいかと思います。

 

基本的にATRの音なのでレベルは非常に高いです。

  

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【KZ ZSEの立ち位置について】

ニュートラルで地味目の音傾向なので、どちらとか言えばオーソドックスな音作りがなされています。

立ち位置的にはかなり優秀でKZのトップグループに属しています。

 

ズバリ長時間屋外で使用する方向けの音作りで、ATRの低音をブーストさせたタイプと言えば適当でしょうか。

 エッジがかなり優しい部類なので聞いていて疲労が少ないのが好印象でした。

 価格から考えるとかなりよく出来ているので、安価に手に入る状況ならお外で使うイヤホンとして1本手に入れても良いと思います。

 

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【KZ HDS3の立ち位置について】

 音だけ聞くとニュートラルでエッジの立ち方もよく、明瞭なボーカルと評価できるのですが、全体的に音に正体不明の濁りがあるので、今ところ平均的なイヤホンとはいえあえて推薦できません。

 

例え安値で転がっていても他の優秀なイヤホンにしておいた方が良いのではないかと判断します。

 

ちょっとしたところに瑕疵があり、チューニング不足というか惜しいイヤホンです。

  

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【KZ ZS6の立ち位置について】

基本的にZS5以下のレベルです。

ZS5の方は買い換えの必要性はなく、むしろ「改悪」となります。

全体的に問題が多く、ほぼ設計ミスだと言ってしまっても良いでしょう。

 

音の濁りや不適切に設定されたクロスオーバーなど、ZS5で味を占めたKZのやっつけ仕事だといえるかもしれません。

音のレベル自体が少し低い印象です。

 

KZの中の立ち位置としてはなんとか中盤の下の方に位置する実力だと思います。

購入は推薦できません。

 

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【KZ ES3の立ち位置について】

非常に明瞭度が高く、クリアーな音がします。
この為、短期集中決戦で音楽を楽しみたい方向けのイヤホンに仕上がっています。
 
ドンシャリタイプの低域バランスですが、低域の再現能力は極めて高く、とても優秀。
ここだけ取れば並のイヤホンではありません。
 
ですが、中高音域のエッジの尖りはかなり強烈でここにフォーカスすれば欠陥イヤホンです。
 
1DD+1BAということでZSTと比較しますが、ZSTを買うのならES3
を買うべきでしょう。
今からZSTを選択する理由がなく、ES3を持ってKZグループの位置づけではZSTの評価を落とし代わりにES3をトップグループの一角に入れておきます。
 
ただしもう一度書きますが長時間リスニングの方や音の痛さに我慢できない方は選んではいけません。
 
あくまでこれは短時間で音の透明度や明瞭性を楽しむべきイヤホンです。

   

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【KZ ED12の立ち位置について】

KZ自慢のゴミイヤホンのひとつ。

間違っても買ってはいけません。

 

全域にわたり音が曇り、雑味があります。

低域はボケ、輪郭はブーミーで崩壊しています。

 

なぜかボーカル域だけが素晴らしいのですが、それも雑味に埋もれていてお話になりません。

 

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【ZSRの立ち位置について】

 

基本的に音質はES3です。

ただし分離や解像度に問題があります。

音の質感もあまり良いものではなく、明瞭性のある音ではあるのですが、この音であるのならばES3の購入をオススメしておきます。

 

おそらくDDドライバーあたりに問題がある音で、非常に音が混濁しやすいので複雑なソースではスグに音が破綻します。

 

KZグルーブの中では「中段」に位置する性能と判断します。

ゴミではありませんが、優秀でもありません。

  

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【ZS10の立ち位置について】

 KZ初の片側5ドライバ搭載の格安機となります。

音質傾向はES3のタイプでクール傾向の派手目で明るい音質となっています。

 

低域の出来映えは普通ですが、ボーカル域の特性はかなり良好。

ですが、音質全体に妙な質感が載り、何かしらの問題を抱えているような音がします。

 

決して✖ではありませんが、この音であるのならZS5の方が数段上の音を出力しますのでよく考えて購入しましょう。

 

分離と明瞭度は平均以上でかなりクッキリハッキリとした音ですが、先ほども述べたとおりで何らかの「雑味」がかなり明確に音に載るので違和感があります。

 

音の攻撃性も高く・・・イマイチです。

 

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【ED15の立ち位置について】

1DD+1BAのイヤホンですが、装着感はカスタムユニバーサルデザインではないので好感が持てます。

オーソドックスな形が耳に合わせやすいのは高評価。

 

音質は「低音タイプ」でかなり低域が持ち上がっています。

低音の質はそれほど良いものではなく、重低音もなぜか出にくくなっていたりするところがマイナス要素です。

 

中高音域は特に見るべきものがなく、特に高域は明らかになまりが感じられます。

 

ゴミまでは行かないイヤホンですが、あえて購入する理由は薄いと思います。

 

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【ES4の立ち位置について】

モデルナンバーから分かるとおり、ES3の正当な後継機種となります。

 

ドライバーの傾向から帯域バランスまですべてES3を基本的に踏襲しています。低域やドライバーの欠点まで受け継いでいるのでその差はわずかとは言えます。

 

ただし装着感がES3よりも個人的には改善しているのと、ボーカル域などの特性が更にフラット気味になり極めて優れています。

 

クール系の音色なので無味無臭でダシが足りない冷たい質感を持っているのですが透明度の高い明瞭な音を好まれる方には1本持っておきたい優秀な性能を持っています。

 

音の攻撃性が高いのでこちらもES3同様に短期決戦タイプ。

ES3所有の方はあえて追加購入する必要はありませんが、ES4が安くなった頃を見計らって買い換えるのは有りでしょう。

 

ドライバーが破綻しやすいのでアコースティックな曲でボーカルを楽しむのにはとても向いています。

 

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【HD9の立ち位置について】

1DDのATR/ATE系の亜種の1つとなります。

基本的にはATEの音質そのままですが、低音域はATEよりも過剰ブーストが更に進行して劣化しています。エッジもユルいと言えるでしょう。

ただし、ボーカル域はATEよりも若干ですが特性は向上しています。

 

ATE系の音が好きな方でも低音域の問題が大きいので敢えて購入する必要はなく、ATEのバランスが好きならATEを素直に買っておきましょう。

 

全体的にATEの低音を劣化させたバージョンだと言えます。

 

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【ED16の立ち位置について】

 音質はニュートラルよりでわずかにウォーム。

 

音量上げ気味では帯域バランスが悪く音の破綻が早くなりますので、少し小音量で聞くと真価を発揮します。

 

ボーカル帯域にはうっすらと独特の質感が載りますがこれは雑味ではなく味という事で高評価。

 

音量絞り気味での帯域バランスと低音の出来映えも良く、あくまで小音量で普段聞くことが多い方なら買っても良いでしょう。

エッジも柔らかく、ATRよりももう少しウォームな音質のモノを探しているときには候補に入れても良いですが、本質的に「中高音域の音がやかましい」のでその点だけ注意が必要です。

 

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ZSTの立ち位置について】

 

新型のZSTカラフル/PROになり、旧来のZSTよりも大幅に音質が変更されました。

従来の全域に乗る「雑味」が影を潜め、ニュートラル寄りのクール系の音になっています。

 

ボーカルにはクール系にはない温かみがうっすらと乗ってくるので非常に好ましく、クール系バリバリの冷たく硬い音とは一線を画する「ほんのわずかに温かい音」を出力してきます。

 

低音部分の出来も平均以上でドライバーもかなり安定しています。

 

エッジがちょっと立ち気味ですが尖る寸前なので許容範囲。

 

素晴らしい出来映えで旧ZSTを大きく上回るイヤホンとなっています。

 

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【ZSAの立ち位置について】

強烈な低音バランスのイヤホンです。

籠もる寸前の音で質も悪く、エッジもユルいです。

 

中高音域重視のイヤホンですが、明るい音がすると云う意外にはこの帯域も取り立てて見所はなく、敢えて購入する理由がありません。

 

ここ最近のKZでは「ハズレ」の一品でしょう。

 

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【AS10の立ち位置について】

KZ初のフルBAドライバイヤホンとなります。

低域側も含めてBAとなっています。

 

基本的に中高音域向けのイヤホンであって、音の出方が不安定で性能はかなりのじゃじゃ馬となっています。

問題のほとんどすべてが低域のBAドライバにあるので詳細はレビュー本文の方を見ていただきたいのですが、中高音域の出来映えはかなりの高レベルです。

 

価格がすこし高めなのですがしばらくまてば熟れてくるでしょうから、その時を待って買うのがよろしいかもしれません。

 

中高音域はKZの中でもトップクラス。

とても洗練されていますので、多ドラ機が欲しいのなら十分に選択肢に入ると思います。

 

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【BA10の立ち位置について】

AS10のハウジング違いの5BAイヤホンとなります。

基本的に「低域ブースト」されていて、帯域バランスは完全に低域よりです。

その低域は質感もユルくイマイチ。

 

中高音域はエッジが優しくマイルドになっていますが、濁りがあり、ボーカルは奥に引っ込み気味。

 

出来はイマイチでこれならAS10の方を買った方がいいでしょう。

 

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【ZSNの立ち位置について】

KZ最新の1DD+1BAのイヤホンとなります。

クール系ドライバでES3/4の音の系譜に連なり、性能はかなり高く、音の明瞭度がかなり上がっています。

基本的な傾向はES4そのままで、細かな部分が少しずつチューニングされているという感じでしょうか。

 

音が明るめで鮮明です。

 

デザインも素晴らしく、なかなかよく出来ていて1本持っておきたいイヤホンです。

 

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【AS06の立ち位置について】

低価格3BAイヤホンですが、5BAのAS10の弟分のようなイヤホンとなっています。ただ、AS10とはまったく音質が違い、基本的には大幅な劣化版です。

 

中高音域の透明度も悪く、低域の出来映えもよくありません。

 

ほとんどゴミでしょう。これを買うのならAS10を買ってください。中高音域の出来映えが全く違います。

 

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【 ZS7の立ち位置について】

 

 

KZ多ドラの低域ブースト版となっています。

この為、KZの中でも更に更に低音が強め。

 

ですのでそこをどう評価するかで買うかどうかが別れるでしょう。個人的には少し多すぎると思われますが、いつものKZのバランスよりも更に低域のブーストが欲しいと言う方が選ぶイヤホンです。

 

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【 ZSN proの立ち位置について】

 

基本的に併売されているZSNの中高音域を変えたイヤホンです。

それ以外の性能はそのままZSNで、一言で云うのならZSNの中高音域をより派手にしてエッジを立たせたイヤホンという事になるでしょう。

 

個人的にはノーマルZSNの方が好ましいと思いますが、年配の方で高域の聞き取り能力が劣ってしまっている方やイヤホン特有の神経質な音が気にならないなどの方はこちらの方がよりメリハリがあるので良いかも知れません。

 

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【 ZS10proの立ち位置について】

 

1DD+4BAのKZの多ドラです。いわゆる近年のKZの音の方向性における集大成のようなもので、出来は良いです。

KZの多ドラの系譜は当たり外れがとても大きく、ZS5と低音を強化したZS7をオススメしていますが、ZS7は低音に多少の駆動力が必要なので、いつもの帯域バランスに落ち着いたZS10proの方が使いやすいでしょう。

 

多ドラにしては出来が良く、KZの音が知りたければとりあえずの1本としても良い。

他に幾つもKZを持っているのなら同じような音なので必要ありません。

 

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【 ZSXの立ち位置について】

 

 

KZの多ドラです。ZS7/ZS10/ZS10proとまったく同じ系統の音。

いわゆるクール系の音質で、大きな違いは帯域バランスとなっています。低音ブーストがKZ標準よりもわずかにアップ。その他、細かな違いだけです。

 

前述のモデルをどれかひとつでも持っているのなら特に必要ありません。

 

特にエッジや音質が優れているわけでもないのですが、どうしても聞いてみたいという方はKZ ZS10proあたりを購入してみるのがよろしいでしょう。

 

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【 AS12の立ち位置について】

 

 AS10と同じくKZのフルBAの多ドライヤホン。片側6ドライバで合計12ドライバ搭載。クール系の音色でAS10とは全くの別物。

 

タイトな低域と明瞭度の高い中高音域で解像度が高めとなっています。どちらかというとZS10系の音ですが、それとも音の出方やチューニング全く違うイヤホンとなっています。

 

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【 AS16の立ち位置について】

 

AS16は片側8ドライバの合計16ドライバのBAイヤホン。低域も大型BAをダブルで搭載することにより量を稼いでいます。

 

AS12の兄弟機ですが、いろいろと中高音域を中心に変更されているので非常に際立った音がします。こちらはノート版でのレビューなのでよろしくお願い致します。

  

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