【レビュー】エレコムEHP-CH2000GD 大人気低価格イヤホン
大変申し訳ありません。今回のエレコムのイヤホンはNOTE版にて有料レビューの予定でしたが、急遽、こちらでレビューを書きます。
この為、このレビューを読まれる方はほんの少しでも良いのでNOTE版読者の方に感謝の気持ちを捧げて貰いたいと思います。これはNOTE版読者に支えられているレビューでもあるので・・・。
その気持ちが分からない方は読んでいただかなくて結構です。
さて、エレコムと言えばイヤホンメーカーという認識はありませんでしたが、最近、幅を効かせているようなので楽しみにしていました。
なんとアマゾンでは800近いレビュー数を誇り、これだけ見れば大好評・大人気のイヤホンです。
今回は12.5mmドライバーのEHP-CH2000の方に行きましたが、別途で9.5mmドライバー搭載の物も売られています。12.5㎜の方にしたのは特に意味は無く、ちょっと高い方が希望があるかな、と思いました。
【エレコムEHP-CH2000GDスペック】
■モデルナンバー エレコムEHP-CH2000GD
■ドライバー 1DD/12.5mm
■感度100db
■インピーダンス16Ω
■周波数特性 5Hz-40,000Hz
■コード長1.2メートル
デザインというか見栄えは相当に良いです。これが1万円で売っていても納得する人は納得するほどで、高級感があります。
バーンインで余り音の変わらないタイプのようでドライバーは安定しているので余り回さなくても問題は無いでしょう。
今回は価格の高い12.5mmドライバーバージョンの方に行ってみましたが、これで希望があれば9.8mmの方にも行ってみたいと思います。大径ドライバー特有の低音が出てくると予想しています。
【エレコムEHP-CH2000GD音質】
帯域バランスはかなりの低音ブーストで、ドライバーはスーパーウォームを更に暖かくしたような妙な音質です。
ちょっと余り聴かないような音色で、とても質が悪い。何だか低音域が被り気味のような音質。
低域は籠もる寸前の強さでエッジはとてもユルく、かなり音がボケ気味です。音は潰れ気味で階調表現は厳しい出来映え。これだけブーストしているにもかかわらずやはり重低音も厳しい。
低音は12.5㎜ドライバーの性格だと思われますが、大径ドライバー特有の裾を引く量感豊かなタイプですが、過剰ブーストしたあげくにこれではボワついてどうしょうもない。簡単なソースでなら何とか聞けるというそういうレベル。
ボーカルフラットなどの中域の特性も、この開発者は意味が分かっているのかと問い詰めたい出来映えで、最近のKZにすら遠く及ばない。下の下。しかもボーカルはなんだか遠い。音色も独特で人の声が少し変質してしまっているかのよう。
帯域バランスのせいもあるのでしょうが、それ以前の問題かと。
全体的に音色が妙な感じを受けるのと音質が籠もり気味で話しにならないイヤホン。
最近の中華と比較しても特に酷い方に属します。
解像度も恐ろしく低い。なんだか細かい音が消えてしまっているかのよう。
【エレコムEHP-CH2000GDまとめ】
本当にしょうもない音のするイヤホンです。これを開発した人はどういう判断をしてどういう耳をしているのかと小一時間問い詰めたい。
そもそもエレコムにはオーディオ機器を開発する実力があるのか疑いたくなる音質で、耳のおかしい低音好きな若者をカモにする音でしょう。それにしても酷すぎますが・・・
これをビルドクオリティなどのデザインでごまかし、音は低音ブーストで質も良くない、更には音色も妙な音質で見るべきところが何もありません。
中華と比較するとZSRとかZSAレベルの低クオリティ。国産では2-3000円台にはいまだにこう言うしょうも無いイヤホンが出現しますが、実売で4000円程度という価格でこれはないでしょう。
このクソイヤホンの設計意図は、おそらくデザインの高級感とビルドクオリティ、それから低音のブーストで音の分からない若者に売りつけるというのが見え見え。
こんなものがアマゾンで800近いレビューを勝ち得ているとは世も末。エレコムには猛省を促したい。それと同時に、こんなものに4000円も出すのなら中華のまともなイヤホンの方がまだマシ。
総合評価✖ 酷すぎる
エレコム ハイレゾ対応 ステレオイヤホン カナルタイプ 12.5mm ドライバ ゴールド EHP-CH2000GD
- 出版社/メーカー: エレコム
- 発売日: 2014/11/08
- メディア: エレクトロニクス
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