【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

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【レビュー】SATOREX tubomi DH298-A1イヤホン

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日本メーカーのホシデンが開発するイヤホンでSATOREXという余り聴いたことのないブランド名を付されて出しているのがtubomiと云うイヤホンです。

 

いこうかどうしようか迷ったのですが、随分以前に読者の方よりTwitterでtubomiをレビューしてくれ、と云うことだったので今回はだいぶ時間が経過してしまいましたが、今回はSATOREXです。

 

初めて聴くのでちょっと楽しみにしていました。

 

最初は同時に購入しEイヤチューニングのKINERA Bd005Eを無料版にてレビュー予定でしたが、急遽、逆にしてKINERAの方を国産版にてレビューすることにします。

 

【tubomi DH298-A1スペック】

 

■モデルナンバー tubomi DH-298-A1
■ドライバー 1DD/9mm
■感度104db
■インピーダンス32Ω
■周波数特性 20~45,000Hz
>■コード長1.2メートル

 

装着感はとても良く出来ています。軽くて耳にも挿入しやすい。

 

バーンインは1時間程度が目安。最初は「音色」がかなりおかしいのでそれが収まるまでという所でしょう。

 

【tubomi DH298-A1音質】

 

ドライバーはウォーム傾向で、帯域バランスは低音ブーストされています。中高音向けのイヤホンとなっていますが、低域がかなり酷く、聴くに堪えないレベル。

 

ドライバーが良くないのかハウジングがマズいのか、音数が多くなる複雑な曲だと簡単にドライバが破綻する傾向があります。特に低音が入るとかなり厳しいので注意が必要でしょう。

 

こう言う激しい曲の場合、tubomiは聴くに堪えない音を出します。

 

低音はブースト気味で、エッジは不明瞭、膨らみも大きく低音のエッジはかなりユルいです。非常に質も悪くここ最近では中華の酷い物と同等クラスの低音しか出せません。もちろん重低音は出てきません

 

しかも中域と低域の境目あたりでしょうか。低域の上側が突出するようでこの帯域にかかる曲だと音が不必要に前に出ます。これは設計ミスっぽい音。

 

低域が強すぎるのとチューニングがかなりマズいのでボーカルが曲によっては奥に引っ込む。

 

ただし、ボーカルフラットは詰めた形跡があるので好感が持てます。音色も鳴らし始めは異常な音が出ていましたが、バーンインでかなりウォーム傾向を帯びる音色に落ち着いたのでこの点でもボーカル周りは比較的に良く出来ていると言えます。

 

それからエッジ、これがfinal並に良く出来ているのは認めざるを得ません。中高音域側の輪郭は柔らかめで非常に素晴らしい。

 

基本的にこのイヤホンは日本製の3000円以下の音によくありがちなしょうも無い音がします。このtubomiはどちらかというと失敗したfinalチューニングのような音で全体的に激しいソースでかなり音が眠くなり、透明度がガクンと下がるところがあります。

 

【tubomi DH298-A1まとめ】

 

酷いです。ゴミとまではいきませんが限りなく音が悪い。特に低域周りが酷く、ブーストされたあげくに低音が膨らんでエッジは不明瞭。アコースティックな曲のみ鳴らせるという、よくある失敗作のイヤホンそのものの音です。

 

ドライバーとハウジングの適合性などがかなり悪いようで、全体的な透明度に問題があり、少しでも激しい曲だと聴くに堪えない音を出してきます。

 

帯域バランスはまるで「中華」のようで、これなら日本製である必要が無く、むしろこの価格でこれを出すのなら今さら中華に勝てるはずもない。

 

強いて言うのなら出来の悪いKZのようなバランスで、いろいろと問題があります。良いところはボーカル帯域周りとエッジの出来の良さですが、それ以外の部分の出来映えが余りにも悪く、敢えて買う理由は何もないでしょう。

 

名前のtubomi/蕾みの通りで、この音なら花開くことはありません。永久につぼみのまま枯れ果てるでしょう。何の希望も才覚もない音でした。

 

ホシデンというメーカーはよく知りませんが、総じてこの程度の音作りでは社内に音の判別の出来る人がいないのでしょう。イヤホンの専門メーカーとしては成り立たないレベルだと思われます。少なくとも音響機器の専門家が関わったと思われる音ではなく、個性的であろうとして道を間違えたかのよう。もう少し深く音作りというものを理解しないと厳しい。SATOREXの他のイヤホンに期待します。

 

総合評価✖

  

note.mu