【レビュー】SONY A45/A55 メインストリームDAPの音はどうだったのか?
SONYのメインDAPであるNW-A55を音質確認のため購入しました。
最新版ですが型落ちとなる前モデルのA45と音質差が無いため、こちらのA55が使える製品なら、中古を視野に入れるとA45なら一万円ちょっとの価格となります。
そうなると多くの人たちに「国産のDAPの音質」というものの本質をお伝えすることが出来ると云うことになります。
昨今では「中華DAP」をその余りの安さのため選択する方も多いのでしょうが、1万以下の大半がしょうもない音と操作性で単に音が出ているだけ、とも言えます。
しかも基本的な最低限のクオリティすらないものが多く、デジタルなのに大きく音が変わってしまうものも多いのです。
アナログならその音の変化は理解できますが、イヤホンを使ってその音質差が分かるとなるとそれ以上の機器でつかった場合の変化は驚くほど大きくなるはずです。
本来ならデジタルでそういう変化はあってはなりません。
そういう意味でも日本製の歴史と伝統のあるウォークマンが今現在どのようなレベル音を出力しているのか興味がありました。
ライバルとなるiPhone等の音質も上がってきているため、通常の中華の1万円レベルの音ではちょっと勝ち目がありませんので、そういった点を含めてSONYの作り出したデジタルの音が他の日本製DAPと相違があるのかどうかを見ていきたいと思います。
【前モデルA45と現行モデルA55の違い】
音質的に違いは無く、基本的な性能と機能もほぼ一緒です。違いは主に2点となります。A55のみが以下の機能を実装しています。
■バイナルプロセッサー
要するにアナログレコードの音質を再現するという意味不明なDSPです。必要ありません。
■ストリーミング機能(Bluetoothレシーバー)
A55を選択する最大の理由がこの機能となります。
スマホを送信機代わりにするのでA55がSpotifyやアップルミュージックなどのストリーミング端末に早変わりします。対応コーデックはSBCとAACとなっていて、APT/X対応ではありません。
例えばアンドロイドスマホの大半がゴミのような音質のため、こちらのA55をレシーバーとして使うとSBCで送られた音楽をA55に接続したイヤホンで聞くことが出来ます。
A55の方の回路を通すのでアンドロイドよりも音質が良くなること、さすがのSONYでBluetooth系の性能が高いのもポイントが高いと思います。
もちろんiPhoneもAAC接続できますが、音の悪いアンドロイドスマホを使われている方の方が恩恵が高いでしょう。
逆に言えばストリーミング音源をまったく聞かないというのであれば、音質が変わらずに価格の安いA45は非常にお買い得だという事になります。
SONY A45とA55のレビューはこちらへ。
ソニー SONY ウォークマン Aシリーズ 16GB NW-A45 : Bluetooth/microSD/ハイレゾ対応 最大39時間連続再生 2017年モデル ムーンリットブルー NW-A45 L
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- 発売日: 2017/10/07
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
A45です
現行モデルA55。