【レビュー】KOSS UR/40ヘッドホン
1958年に創業したアメリカのヘッドホンメーカーである。今回は初めてKOSSのヘッドホンを聞いてみるわけだが、一体どういったものなのか皆目分からないままだった。
たまたまノート版読者の方がお持ちのものを借り受けたのだが、ヘッドホンで一万円以下というのは本来なら避けるべき価格帯だ。これは国産でも同じ事が云える。
国産でもかなり厳しい価格帯なので代理店マージンが上乗せされる「輸入物」ではもっと厳しいと思う。
このあたりの分水嶺というのはイヤホンとは訳が違うのだろう。もっとも構造的にコストがより掛かるので致し方無いのも確かなんだろうと思う。
ただし、KOSSというのは本当の老舗だ。
オーディオではブランドが何十年もそのまま生き残るケースは極端に少ない。
限られたブランドだけだろう。
そのうちの1つがこのKOSSである。
本来は
が著名なのだが、今回はセミオープンドライバ搭載のUR/40である。
さて、老舗の実力を見ていきたいと思う。