【レビュー】QDC 1LE 中華ハイエンドイヤホンの現在地
手に持った瞬間に驚いたのだが、ハウジングが眼を射るようなキンキラキンなのである。24Kメッキを施したというそのイヤホンは中華のハイエンドメーカーであるQDCの限定生産品で有り、世界で888台限定販売されたものである。
そのうち40台のみ日本で販売された。
当時の価格は44800円なので中華では高い。高すぎる。
金属ケースにはシリアルンバーが入っているが、そのケースもなぜかズッシリ重くキンキラなのである。ちょっと引いてしまうような成金趣味全開の匂いがする。
今日日、日本の成金でもよほどの事でもなければこれほどキンキラであることは珍しいだろう。センスが昭和チックなのが笑わせてくれるところ。
発売は2017年なのでちょっとだけ古いが、ノート版読者様よりお借りできたので、中華ハイエンドイヤホンブランドであるQDCの実力を垣間見るにはちょうど良いと思う。
世界限定生産品なのでメーカーもそれなりに力を入れて作ったものには違いなく、ある意味、その時点でのメーカーの見識はすべて詰め込まれているだろう。
と云うわけでQDCという中華イヤホンブランドの現在地がどこにあり、中華イヤホンの到達点というか実力を見る、という点でもうってつけではないだろうか。