【レビュー】Final A3000 新ドライバを搭載したfinalの新作イヤホン
日本の誇るfinalの新作イヤホンである。
ほとんどボッタクリに近いような高価格イヤホンもよく出すブランドであるが、今回のふたつはボリュームゾーンを狙った価格帯で好印象だろうと思う。
読者の興味も高いブランドでさすがに日本を代表するメーカーである。
僕はあまりfinalには飛びつきたくないのだが、それはやはり企業理念というかがよくわからないところがあって、たとえばE5000などはケーブル商売のビジネスオカルトに片足を突っ込んでいたり、四方八方に媚びを売る姿勢があるからだ。
またどうにも低価格帯でゴミや珍品を売りつける姿勢もあるのでよく見極めが必要になる。
近いところならE500とかE1000などの超低価格イヤホンなどほとんどゴミだろう。いやゴミ以下のイヤホンだろうと思う。
そうかと思うと日本を代表するようなすばらしいイヤホンを出して来たりするので油断がならないメーカーである。
ハッキリ申し上げておくがfinalとしてのあの独特なチューニングからくる独自の音のチューニングの幅はかなり狭い。そんなにバリエーションが取れるようなものではないと思う。
だからある幅の中でバランスを変えてくるのが基本だろうと思う。
その狭い範囲を逸脱してしまうと単なるゴミになるのである。
まぁこれくらいのブランドになるとそれも分かってやっていると思うのだが・・・。
今回は新作だが下位バージョンのA3000の方にいって見た次第である。これも読者の方からA3000の要望があったからであるが、ゴミか宝石かという常に極端な二択を迫られることの多いメーカーにあってA3000とは何なのかを見ていきたいと思う。