レビュー】Unique Melody MEST 中華ハイエンドイヤホン
先日、中華ハイエンドのqdcのイヤホンを聴いたが、こちらのUnique Melody MESTも中華のハイエンド。
中華でハイエンドなどおこがましいと思いながらも試聴してみた。
価格は本当に立派で17万などもはやイヤホンの価格ではない。
ドライバ構成も凄まじく、8ドライバ5WAYという訳のわからなさである。しかもそのうちのひとつはどの帯域を担当しているのか分からないが「骨伝導」である。
随分昔の話しになるが、僕がまだ小学生の頃、友人たちとともにどこかのデパートで開催していた「未来の科学技術展」に出かけていったことがあった。
そこで「骨伝導電話」というのを実体験したときのあの衝撃は今もハッキリと憶えている。
その時の電話は昔の受話器部分に突起が付いていて普通には音はなにも聞こえないのだが、突起を頭に当てた途端、どこからともなく頭の中に音が聞こえてきた。
これがテレパシーかと小学生の僕は崩れ落ちるようなインパクトを受けたものだ。
最近になって中華の自称「骨伝導イヤホン」とやらを2-3本聞いてみたが、どれもこれも骨伝導という名の詐欺商品であった。
要は単なるスピーカなのだ。
だから中華の骨伝導をまったく信用していないが、こちらのMESTも骨伝導技術を一部に使っているという。
はっきりいう。
そこはもうどうでも良い。
骨伝導だから何だというのだ?
音が良くなるわけではなく、騒音環境下などで有利になる技術に過ぎない。
だが、このUnique Melodyという中華ブランドの実力の一端はみえてくるものがあるだろう。
ちなみにこのレビューも高額イヤホンではあるが低価格版V2マガジンでレビューしておく。理由は・・・中華だから。