【レビュー】SONY MDR-1AM2 ソニーのヘッドホンの音
イヤホンの世界ではなかなか安くて見事なモノもあるソニーだが、ヘッドホンはモニター系を得意としているのだろう。
スタジオモニターとして有名な900STが基準となるのだろうが、これはだいぶ前にノート版にてレビューしてきた。オーデイオマニアにはあまり好まれないヘッドホンだ。
理由はノート版を読んでほしいものだが、一言で云うとかなりクセが強い。
元々人間の耳など極端に標準から外れたものでなければ聞いている内に耳の方が適応してしまう性質を持つ。クセや個性が強くても余程デタラメでなければその内普通に聞こえてきてしまう。
エージングの正体など大半がこれだ。
世界のスタジオで使われている、この文句がどれほど危険なのかと思う。世界的に有名なスタジオなど世界中のメーカーから日々テストで入れてくれと頼まれているのが関の山だ。
たぶん「持参金」も付いていると思う。
そうまでして「箔」を付けたいのだ。
なぜなら売れるから。
イギリスの有名なスタジオに頼み込んで入れてもらい、その一瞬の写真を撮影して宣伝コピーに使えばどれほど効果があるかと云えば推してしるべしだ。
これは企業で云う宣伝広告費の話しだろう。決して音の話しではないと思う。
話が脱線したが、ソニーの900STは確かに日本のスタジオでは押しも押されぬ標準だ。後継機も出されている。
そんなソニーが民生用として出しているのがMDR系のヘッドホンだといえる。