【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

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音は体験する必要がある

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音楽を聴くという事は、色々な事情があるのでそれぞれの場所でそれぞれの楽しみを追求していただければ良いと思うのです。

 

ただ希望としては同じ金額を出すのなら出来るだけクオリティの高い音を聞いていただきたいと思っています。

 

音にはやっぱりグレードと言うのがあってここに関してはハッキリと「優劣の差」だと思っています。「好みの差」ではなく、優劣の差。

 

でもこれってなかなか分からないのかなと思います。

 

僕はサイトを始めた当初からデジタルは音が荒れる、と何度も言っていますがこれがまたなかなか理解されないようで・・・でもある意味仕方のないことでセパレートのアナログプリアンプの音を知っているかたなら分かっていただけることでは無いかと思うのです。

 

アナログプリメインアンプだと基本的には音に相当程度の雑味が出るんですが、これもキチンと比較検討しないとなかなかこの雑味が体感できません。というよりもハッキリと音には出ているのですが、聞き取れません。

 

このように音としてはかなり明確に出ているのですが、これが「ああそういうことか」となるにはセパレートまで来る必要があります。

 

でもですよ?

 

雑味があったとしてもデジタルの荒れた音よりも数倍イイのです。嫌~な音を出すのがデジタルで、実際のところ、デジタルの開発に携わっていたバリバリのエンジニアさんなんかも「デジタルには色々と問題がある」と認めていたりするわけで、それはもうそういうものです。

 

ですが、では普通にアナログプリメインを聴いていてあの雑味に単独で気がつく方がいるかというとこれは難しい。

 

なぜなら、どうも人間の耳って「体験する」必要があるみたいで、一度分かると次からはすぐに分かるようになるのですが、未体験の音には耳がどうもすぐに反応してくれないのです。

 

昔、こんなことがありました。

 

僕が初めてアナログセパレートにしたところ、プリメインとの音の違いがまったく分からない。何をどう聞いても同じ音に聞こえるのです。

 

それで「高いばっかりでいらねーじゃん」と思ったのですが、一週間ほど聞き続けてから頭にきてプリメインに戻すと・・・もう全然音が違うわけです。

雑味がスッキリ取れて滑らかなことといったら・・・

 

不思議なことに二度目からは瞬時に判別がつくようになるのですが、一度体験しておかないととにかく分からない。

 

どうしてこんな音が違うのに分からなかったのか愕然とするほど分からない。音色なんかもそうです。

 

だから音は体験する必要があるのだと思うのです。それを丁寧に積み重ねていかないとダメだと思うのです。

 

たぶん人間の耳って新しい未体験の音にはやっぱり即座には反応しないで、何か音質を均してしまうような事があるんじゃないか。なんだか耳が一生懸命「自分のよく知っている音」にむしろ積極的に近づけようとして居るんじゃないかなと、思うこともあるんです。

 

こういうことがあるので難しいところもあるんです。

 

ましてや一度も聞いたことのない音を知らない人に説明するなんて出来るわけありませんよね。