【レビュー】final E500はエロ専用なのか?
finalのVRイヤホンだとか云うE500である。
発売から随分と経つが、今回レビューするのには理由がある。
実は前回の中華コロナで非常事態宣言によるステイホームが叫ばれていた頃に、読者の方からレビュー依頼があったのだが、この時断ったのである。
なにせこの時、finalがステイホーム応援だかなんだかでe500の大規模なプレゼントを行っていたので、その姿勢に感銘を受けたのだ。
やるなfinal、とは思ったのだが、レビューに手を抜くつもりはなかったので、大して期待できないであろう2000円程度のイヤホンをボロクソにレビューするのも気が引けて、「自粛を応援するfinal」に敬意を表してレビューを辞退したのであった。
しかもこの頃には数人の読者からE500は「しょうもない駄作」との意見も上がっていたので余計にレビューを躊躇したというのもあった。
ところが今回突然E500をレビューしたのは、古い読者から連絡があってE500がいかにすばらしいかと力説するのである。
この方、あまり云いたくないがゴミと名機を同時に聞いているような方でイヤホン評価が特殊でよく分からないところがある。
生返事で「そのうち機会があれば」と返答していたのだが、別な読者様がE500を持っていたのを思い出して他のBluetoothイヤホンと同時にオマケとして貸していただいたのである。
一聴して2Chの音は寝ぼけていて良くはない。
だがこれは2chの音を聞くためのイヤホンではないだろう。バイノーラル音源を聞かなければ意味が無いが、そのバイノーラルの高精度なソースは数が限られている。
そこで仮想5.1CHの音源から聞き始めたのだが、これがまたデタラメな定位と鳴り方になって聞けたものではない。ノーマルのイヤホン以下の定位表現である。
最後に本領を発揮するであろうバイノーラルやらASMRソースを聞き出してそのインプレッションでレビューしておく。