【まとめ】中華イヤホン&ヘッドホンとDAPレビュー辛口のオススメ

中華低価格イヤホンとヘッドホン&デジタルプレイヤーDAP系のレビューのまとめとオススメです。購入した物や使ったモノが中心となります。誠実なレビューを心がけたいと思います。 。。基本的にライトな感じで一分で理解できるサイトを目指しています。このブログは「ぶろぐなんかめんどくせえよ」のスピンアウト・ブログです。なお、無断転載不許可です。

【レビュー】 KZ AS06  期待の3BAイヤホン登場!!

 

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遅くなりましたが、本日、購入していたAS06がやっと到着致しました。

 

どうも在庫切れを起こしていたようで、ZS7共々、出荷まで時間が掛かったようです。ドライバやハウジングなど、これまでのKZイヤホンの流用のようにみえるので「在庫切れって何よ?」と思っていましたが、到着してくれたので良しとしましょう。

 

さて、AS06です。

僕は前から言っていますが、「最終的に出てくる音がすべて」なので、ドライバーやら何やらは基本的に興味は薄いのですが、フル5BA機のAS10の弟分のような存在の3BAイヤホンです。

 

もちろんDDは使用していません。

 

AS10の出来が驚く程よかったのでAS10はすっかり愛用になりましたが、それと同じ構成でよりハウジングが小型になった3BAのAS06には期待も大きく、試聴するのが楽しみでもありました。

 

【KZ AS06 スペック】

 

■モデルナンバー KZ AS06
■ドライバー 3BA/中高音域31005/中域29689/低音22955
■感度105db
■インピーダンス15Ω
■周波数特性 20Hz-40,000Hz
■コード長1.2メートル 

 

ハウジングはAS10比較でかなり小型になり、装着感が改善されたようです。万人向けでしょう。AS10比較で個人差があるとはいえ少し奥に入りやすいので、低音の出方をよく聴きながら挿入位置を見極めてください。

 

BAですが、音を聞く限りでは多少のバーンインが必要です。特に低域。こちらが鳴らし込み初期ではかなり膨らむのでそれが多少改善するまでとなります。推奨は30分。BAなので変化は余り大きくありません。

 

【KZ AS06 音質】

 

AS10とまったく音が違っています。

 

ドライバーの基本傾向は「ウォーム」。かなり音が暖かくなっています。帯域バランスはAS10比較で低域が少しブースト気味。

 

それだけなら問題は無いのですが、どうもハウジングから来る音の雑味が付帯音として載ってしまってるのか、もしくは低音域の被りか、その両方に起因するのか分かりませんが、とにかく全体的にかなり音の透明度が落ちています。

 

ハッキリ言うと「ぼやけて音が濁っている」と言ってしまっても良いでしょう。

 

AS10比較で音の透明度と分離、明瞭度などが明確にガクンと下がってしまっていて、それが平均値以下となっています。

 

この為、一言でいうとこちらのAS06は、非常に音が鈍っているというか「ぬるい」というか、そういうしょうも無い音がします。

 

音自体にキレが無く、なんだかぼやっとした音。これは低音域が少ないソースで確認してもなんだかボケたような音がしますので、低音域の被りだけではないでしょう。

 

ボーカルも少し奥に引っ込みやすく、質も良くありません。

 

特にダメなのが低音域。

これはもともとAS10でもBAとしてはギリギリの低域の強さがあると思っていましたが、適正帯域バランスから言えばそれでもちょっと少なめではありました。それがAS06では更にブーストされているのでBAドライバの限界を超えた音がします。

 

この為、低音域のエッジはユルく、かなり膨らみも大きく、非常に質が悪いと言えます。

 

低域が前に出るソースだと中域に被りも発生し、音をかなり汚します。

 

分離や明瞭度なども平均以下。

 

見るべき音は中高音域にも低域にもなく、何の見所もない駄作といえます。

 

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【KZ AS06 まとめ】

 

残念ですが期待外れでした。

 

これははっきり申し上げておきますが、AS10をお持ちの方は必要ありません。むしろ音自体は「改悪」になっています。

 

フルBAのKZイヤホンが欲しければちょっと無理をしてでもAS10を買い求めることを推奨しておきます。

 

音質の部分でも述べましたが、このAS06は単なるAS10の改悪品でしょう。

 

低域をブーストして質を落とし、それだけならまだしもなぜか中高音域もかなり透明度が失われてしまっていて、全体的に非常に音が濁っています。

 

BAでDDのような低域を出す、というのは、これまで聴いたイヤホンで判断する限りは構造的に無理があり、それをなんとかしようとイコライザー的に無理にブーストしたので低域はボワついて破綻気味。

 

ゴミとまでは言えないのですが、AS10の方が遙かに出来が良く、音に透明感があります。そういった現状では良い評価を付ける理由がなく、AS10の発売前でしたら△評価できたのですが、AS10の音が存在する以上、こちらの評価とならざるを得ません。

 

まだお持ちでない方でKZのフルBAに興味がある方はとにかくAS10を手に入れてみてください。細かいところは目を瞑ってもかなりチューニングに深く取り組んだ、そういう音が聞けると思います。

 

AS06、残念でした。

 

総合評価✖

 

 

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【朗報】漢・中華L.S.オーディオ、男気を見せる

 

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ビックリしました。

本日、中華のL.S.オーディオさんからDMを頂きまして、中華DAPのxDuoo X3IIをレビューすることになりました。

 

いや、ちゃんと「好きに書いても良いのなら受けますよ」という事は何度も念を押したのですが、お願いします。とのことなのでレビューを受けることにしました。

 

実際、何社かから依頼はあるのですが、「とにかく好きに書かせてくれ、一切の制限は受けない」と申し伝えるとすべての販社が音信不通になります。

 

それが正常な反応だと思います。

 

ところがここは「お願いします」とのことなので、正直、このL.S.オーディオさんは「日本語がわかっているのか」と云う一抹の不安も拭えませんが・・・まぁ、日本語は達者だったので理解して頂いたのでしょう。

 

最初はKZ AS06とケーブルのレビューを依頼されたのですが、もう既にAS06は購入していたのでそれはお断りしました。

ケーブルは僕の信念としてレビューするつもりが全くないのでそれもこちらから断りました。

 

その上でDAPのxDuoo X3IIではどうかとのことだったのでお引き受けした次第です。

 

キッチリ断っておきますが、忖度や手抜きはありません。依頼を受けようが何をしようが僕が忠誠を尽くすのはNOTE版読者とこちらの読者のみであってそれ以外ではあり得ませんので。

 

ただ、本音を言えばDAPになったのでちょっとホッとはしています。

 

これが中華イヤホンなら迂闊な物を送られても酷評になる可能性が高く、DAPならまともに作られてさえいればそうそう大差は無いはずで・・当たりの可能性もあることは確かです。

 

僕が聴いた限り4000円以下はかなりあぶない物が混じって入るのですが、5000円以上になるとかなりまともな事も事実なので、そういう意味では安心はしています。

 

と云うわけで、キチンと先方が送ってくれば次回の中華DAPの予定はxDuoo X3IIと云うことになります。

 

それにしても僕の辛口レビューのポリシーを理解した上で依頼してくるとは「漢・L.S.オーディオ」だなと、感心しました。

 

こう言う姿勢なら中華の何かを買うときにはL.S.オーディオから買おうかなと言う気にさせられます。

 

追記

LSオーディオ、逃亡しました。 アレほどキチンと書きたいことを書く、という条件を説明したのにも関わらず納得しておいてそれはないでしょう。笑笑

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘッドホン・イヤホン用ノイズクリーナー 

 

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先日、読者の方がデノンのヘッドホンアンプDA-310USBを購入したとの連絡を頂きました。

こちらのタイプ、もしくは同じデノンのPMA-30やPMA-50あたりを使用してる方も多く、デノン好きの僕としては嬉しい限りです。

 

ですが、DA-310USBを購入した方から「イヤホンでノイズが出る」という相談を受けました。

 

ノイズ自体は「ジー」という連続音で、感度の高いイヤホンだと聞こえるという話しでした。

 

あわててデノン使いの他の方にも問い合わせましたが、感度105のイヤホンでもノイズはなし、と云うことだったので原因がよく分からず、本人は一度不良品という事でデノンの方に点検に出しましたが「異常なし」だったそうです。

 

アンプの場合、自宅の電源環境でこういったノイズの問題を抱えたりすることも多く、解決は容易ではありません。

 

この時には色々と質問させて頂いて話を聞かせて頂いたのですが、どうにも機器内部の熱雑音と解釈できるのですが、本当のところは分かりません。

 

この時は電源ケーブル以外をすべて引っこ抜いてボリュームゼロでもノイズが聞こえる、とのことでした。

 

正直、一瞬僕は「耳鳴り」では?

 

と、疑いも頭をもたげた事は事実です。人間は必ず耳鳴りを持っていますが、普通はまず気がつきません。

 

恐ろしく静かな無響音室などに入室すると耳鳴りが聞こえたりするようですが、これは本来誰もが小さな耳鳴りを持っていて、普段のウルサい日常生活の環境では音に紛れて気がつかないだけです。

 

ですが、さすがにそれはないと言うことでお手上げ状態でした。

 

そんな状況でしたが、先日、遂にノイズ問題が解決したとの連絡を頂きました。

 

本人も根本的な解決策ではないと理解されているようでしたが、要するにイヤホン・ヘッドホン用のアッテネータをアンプとイヤホンの間に噛ませてしまうという力業でノイズが皆無になったとの報告を受けました。

 

イヤホンの場合、ヘッドホンよりも遙かにノイズに敏感なのでこういった問題を抱えている方が他にもいるかもしれません。

 

お手軽お気軽なノイズ解決法のひとつとして結構有効ではないかと思われるので、ここに紹介しておきます。

 

幸いなことに既に自腹で人柱に立った読者の方がいるので、何もないところから試行錯誤して解決するよりは速く結果を出せるでしょう。

 

イヤホンでノイズに悩まされている方は試してみる価値はあると思います。

 

 

ステップアップトランスのお話し ハム音を除去する

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今日はちょっとアンプ用のアクセサリーというか小物のお話しを。

 

オーディオを嗜む方で、特に海外製アンプを使う方の為の記事となりますが、最近は「中華製」が増えてきましたので個人でアンプを輸入される方も多くなってきたと思われます。

 

アメリカでは120Vが供給電圧の基準となります。

 

もちろん日本は100Vですが、日本の代理店が間に挟まっているアンプは当然のことながら100Vに合わせて出荷されていますので何の問題もありません。ところが輸入の場合、現地の電圧のままこちらに送られます。

 

こう言う海外製機器を日本で使うと間違いなくハム音がでます。こういった場合、ステップアップトランスを間に噛ませるてこの厄介なハム音を除去するわけです。

 

ハム音。

 

「ブーン」という低周波音がアンプから聞こえますが、これはハムが出ていたとしても能率の高い機器でしか聞き取れない場合もあり、スピーカーでは分からなくてもヘッドホンなら分かったり、更にイヤホンならもっと敏感にハム音を捕らえます。

 

イヤホンでも能率が高いか低いかで聞き取れたりしなかったりするのですが、多くの場合、聞こえようが聞こえまいが115V対応アンプを日本で鳴らすとハムが発生します。

それをなんとかしようとするとステップアップトランスという変圧器を電源に噛ませて機器本来の電圧に調整してやるわけです。

 

実際、アメリカ製の115V対応の真空管ヘッドホンアンプなどはこのハム音が出てしまうので気になって聞いていられないため、僕もステップアップトランスを導入しています。

 

【音は変わるか】

 

これはなんとも言えませんが、トランジスタの機器なら音は変わらないと思います。真空管の機器なら動作電圧が変わってしまうので音は変わる可能性が高いでしょうか。

なんとも自信のない書き方ですが、僕が確認している限りでは自宅の機器では音は変わっていません。

 

ただ全ての機器がそうかどうかはなんとも言えないのでこう言う書き方になっていますが、一般論としてトランジスタの場合は変わることはなく、真空管の場合は変わる場合がある、と云う理解でよろしいでしょう。

 

真空管の場合、本来の電圧で動作させると真空管自体の温度が違うのは確かなのでアンプによっては音が変わるというか本来の音になるケースが出てくるでしょう。

 

ただ音が変わる変わらない以前に、ハム音は確実に除去できるので海外製のアンプや機器にはほとんど必須だと言えます。

 

そういう意味では自宅に中華製機器があれば動作電圧は確認しておきましょう。

 

【注意点】

 

海外製の機器の中には消費電力が記載されていない物もあり、記載されている場合でも安全のためトランスを入れる前に必ず消費電力を測りましょう。

 

マックスの消費電力より余裕を持ったトランスを入れないと大変危険です。

 

一応僕の使っているものを下に記載しておきます。

 

 

サンワサプライ ワットモニター5種類測定可能 検電器 TAP-TST8

サンワサプライ ワットモニター5種類測定可能 検電器 TAP-TST8

 

  機器の消費電力を図るためには必須の物です。

 

JP-60FP アップトランス120V(アメリカ等)-100V(日本)

JP-60FP アップトランス120V(アメリカ等)-100V(日本)

 

 60Wまで対応。ヘッドホンアンプ程度ならこちらで大丈夫ですが、色々な機器を使う予定があるのならもう少し余裕のある電力に対応したタイプを選択しておいた方が良いでしょう。  

【レビュー】AKG N20 世界三大ヘッドホンメーカーの音

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メーカーとしてはグラド・ゼンハイザーなどと遜色ない実力を持つAKGのエントリークラスイヤホンのN20をレビューしました。

 

twitterにてアンケートを取りましたがかなり要望がありましたのでそれだけ注目度も高いのでしょう。

メーカーとしては世界的なレベルで実力を持っているので余り不安はありませんでしたが、世界で戦うイヤホンメーカーはエントリークラスではあからさまに音質を落としてくるのでその点だけが心配だったと言えます。

 

本当ならもう少し早く、できれば色々なメーカーの同価格帯の製品を一通り行きたかったのですが、finalやらRHAやらと浮気していましたのでAKGに行くのが遅れてしまいました。

 

レビューは既に終わっていますが、AKGの実力とともに世界の相手にするメーカーのイヤホンでの本当の実力も確認しておきたいところです。

 

いつもどおりリファレンスはDP-X1とカルボアイを使いました。ちょっと気になったのは32Ωなので少し音量が取りづらいところがありました。普通のDAPならまず駆動力などは問題ないので取り立てて大変な事は何もありませんが。

 

初AKG。

 

さて、結果は如何に。

 

AKG N20 イヤホン カナル型 ブラック N20BLK 【国内正規品】

AKG N20 イヤホン カナル型 ブラック N20BLK 【国内正規品】

 

 


 

note.mu

 

完全ワイヤレスBluetoothイヤホンについての個人的な見解

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読者の方より、今現在の完全ワイヤレスイヤホンについての質問がありました。どうもちょっと長くなりそうなのでこちらで所見を述べておきます。
 
まず前提として直近の完全ワイヤレスイヤホンの音は確認していません。いくつかの完全ワイヤレスの音を聞いて「かなり難しい」、と云うのを思い知ったので次に聴くのは相当期間経過後という事になります。
 
ですが、音質優先ならこんなものを買うのはちょっと違う、というのが今のところの結論ではあります。
 

【完全ワイヤレスBluetoothの音】

 
最後に聞いたのが一年ほど前だと思いますが、だいたい価格帯のレンジとしては5000円-1万円くらいの物を中心に5つくらいは聴いたと思います。
 
5000円以下のモノも1つくらいは聴いたと思うのですが・・・中華だからなのかなんなのか・・・・とにかく音が悪い。
 
驚くほど音が悪かったです。
 
だいたい感覚的には当時の中華Bluetoothイヤホンの1500円くらいのCSR8640チップ搭載品と同レベルかそれ以下。ちょっと聴いていられるレベルではなく、あまりのひどさに絶句したものです。
 
それで知り合いとも話をしたのですが、まだ完全ワイヤレスは技術的に無理があるんじゃ・・と言う結論になりました。それで一切聴くのを辞めてしまったのが真相です。
 
次に注目したのがアップルの完全ワイヤレスであるairpods。
 
これ、鳴り物入りで発売しましたので覚えている方も大勢居るかと思いますが・・・アップルが「新技術を投入したのでこれまでの完全ワイヤレスの常識を覆す」とまで公言して売りだしたものです。
 
それで「アップルがここまで公言して販売するのだから、いままでの完全ワイヤレスのしょうもない音を何か秘密の特許技術でなんとかしたのだろう」と話していたりしたのですが・・・・発売されてそのレビューをかいつまんでみれば・・・
 
ダメじゃねぇか・・・。
 
要するに少しまともな人のレビューをいくつか読んでみてもかなり音質は厳しい。発売直後というのは御祝儀相場なのでたいていの場合で余り悪い評価は出ないのですが。
 
何のことはない・・アップルが渾身の力を込めて開発して発売した完全ワイヤレスも従来の技術そのものでしかなく、音は悪いままだったと。
 
それで僕らは思ったのですが、やっぱり思ったとおりアップルですら音質的に難しいのが完全ワイヤレスで「まだ買うには早い」という事になりました。
 
音質以外にもバッテリー持ちは悪いし、接続もなんか不安定だったりして、完全ワイヤレスには正直期待を捨てました。
 

【今後の展望】

 
もちろんBluetoothはかなりの速度で進化していますので、いつのまにやら「音が良くなっている」可能性もあります。現状では聴くのを辞めてしまって試す気にもならないのですが、未来に希望はあるでしょう。
 
ただ、安い物は厳しいと思います。
 
もともとBluetoothはデコーダチップの音が色濃く反映される傾向があります。
 
よく聴くとチップが同じならほとんど似たような音になっていますので、たぶんいい加減にイヤホンを開発するとチップの音が前に出てきてしまうのでしょう。Bluetoothは素の状態でそれだけデコーダチップの音が支配的になり影響力が強いと言えます。
 
それでもいくつかのイヤホンは同じチップが使われていても音が良いものが希にあるので、デコーダチップの特性を理解したメーカーがキチンとチューニングするとそれなりにまともな音にはなっていますが、本当に数が少ないので期待しない方が良いでしょう。
 
更にBOSEの2-3万のノイズキャンセルBluetoothなどはかなり普通の音が出ていたりするので僕が知る限りでは、もし買いたいのならある程度実績のある著名なメーカーの物を狙った方がよろしいかと。
 
要するに完全ワイヤレスを試すのなら、有名メーカーの高額品に手を出すべきで、こちらの方が幾らか希望があるかと思われます。
 
身も蓋もない結論ですが、単なるBluetoothイヤホンよりもどうも技術的に難しいのが完全ワイヤレスで、音質優先なら僕は避けて通ります。
 
うーん、最近の高額品を聴いていませんのでなんとも言いづらいのですが・・・・完全ワイヤレスはなんらかの技術的なブレークスルーが起こらないと音質的にはちょっと厳しいのは当分変わらないような気もします・・・・。アップルが渾身の前宣伝で販売を始めたairpodsを見ればよく分かるのではないかと。
 
完全ワイヤレスの場合、スマホから送信したデータが単なるBluetooth以上にどこかで音がおかしくなってしまうと言うか劣化してしまうようで、その性能低下具合がちょっと激しいのが完全ワイヤレスです。
 
と云うわけですので音質を切り捨てて格好良さを取るとか、スポーツなどの目的で使うとか、何らかの明確な目的意識をもって使うべきで、ある特定用途向けのイヤホンという性格が強いものではないでしょうか。
 
例えば具体的に言うのならランニング。これだととにかく軽いものが優先されるのでコードなど余計な物がない方が良いでしょう。例えば登山。コードがあるとバックパックを降ろすときに引っかかってどこかへ飛んで行ってしまうケースがあったりします。
 
こう言うケースで音質とバッテリーを多少犠牲にしてもコードレスの完全ワイヤレスを使う意味が出てきます。
 
そう言う場合でなければ敢えて完全ワイヤレスを使う意味はかなり薄いというのが僕の今のところの結論です。
 
まぁ僕は当分買いませんし、使いません。かなりうんざりしました。
 
 

【レビュー】RHA T20 世界のハイエンドイヤホン

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 熱心な読者様より借りて先ほどレビューが終わりました。

RHAと云えば見まごうこと無き世界の一流メーカーで、その音はまさにイヤホン界のハイエンド。

 

最初はハイエンドイヤホン?

なんのこっちゃ?イヤホンにハイエンドなんかねーよ。

 

と愚弄していましたが、音を聞けば眼前に広がるのは脅威の世界。

 

これが世界の実力かと、いつもスピーカーの世界で感じていたことがイヤホンでも変わりなく展開するのを目の当たりにして、やはり世界は遠すぎると思うことしきりです。

 

そんなハイレベルなイヤホン界の貴公子がRHAですが、そのハイエンドモデルを読者様より借りられたのはありがたいの一言です。

 

MA750などとどのようにに違うのかという点を中心に見ていきたいと思います。 

 

 

 

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【次回予告】 KZ AS06とZS7

 

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遅くなってすみません。

KZの新作であるAS06とZS7は共に購入完了しています。

 

年末年始に当たっているので到着までしばらく時間が掛かるかと思われます。

 

どちらに期待しているのかと言えばAS06のほうですが、こちらは3BAなので一般向きと言うよりもマニアックな聴き方が合っているでしょう。

 

同じ音ならドライバ数は少なければ少ない方が良い、というのが僕の基本的なスタンスなのでもしかするとAS10よりも期待が持てるかもしれませんが、音質自体は大差は無く、バランスや細かいチューニングが見所になるのかと。

 

AS06の方が価格が安いので、こちらが良いものであればもっと皆さんに気軽にフルBAの音を楽しんで頂けるのではないかと思います。

 

どちらにしろ、世間的にはフルBAの音は評価が低いというか、売れにくいのはどうにもしょうがなく、ある意味それはまったく正しいのは確かです。

 

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ZS7の方は・・・あまり期待はしていません。低音がDDの筈なので余程うまく煮詰めていないとまぁいつものしょうも無い多ドラの音でしょう。

 

期待せずに待っています。

 

 

 

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イヤーピースのお話し

 

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ウチのtwitterにDMでの質問が来たりするのですが、よくある問合せで一番多いのが、次の質問です。

 

■サイトで言われているよりも低音が少ないのですが、不良品でしょうか?

 

不良品であるよりも考えられる可能性で一番高いのはイヤーピースが合っていない、と云うことです。

 

中華で「低音が少ない」というのは99%ありません。

 

日本製イヤホンなら音質はまだしも帯域バランスにおいて「低音が適正よりも少ない」ということもあり得ますが、中華で適正なんてほとんどありません。

 

よって「低音が多い」という事にならないとまったくもっておかしい。

 

中には1BA機やAS10のようにフルBA機で原理的に低音が幾らか少なめ、と云う特殊な物もありますが、こういったものは構造上の問題であって、そう言うモノなのでこれをどうにかするのはちょっと難しいところがあります。

 

ですがダイナミックドライバの中華で低音が少ない、等という物は僕は聞いたことがありません。

 

これはもう中華の音作りの特徴のひとつでしょう。

 

そう言うモノですが、それでも「低音が少ない」という質問がよく来ます。

 

話しをよく聴いているとほとんどのケースで「イヤーピース」がキチンと合っていないわけです。

 

希に、耳が低音慣れしてしまっていてとんでもない超絶ブーストでないと低音が少ないと文句が言う人も居ますが、これは「例外」ではあるので、問合せの中でもこのケースに合致する人は少ないことは少ないです。

 

耳がおかしくなっている場合、短期間ならまともなバランスのイヤホンを無理矢理聴き続けていると元に戻ります。最初は不満でしょうが必ず元に戻ります。ただ長期間に渡って音のおかしな物を聞き続けてしまった人はかなり厳しい。10-20年とかに渡ってそういうイヤホンやヘッドホンを聴いているとちょっと戻ってこられない方もいます。

 

 KZでいえばZSAあたりの帯域バランスは完全におかしいので、そういう判断には使えます。それ以外には使えませんが。

 

こう言うケースを除けばほとんどの問合せで「低音が少ない」というのはイヤーピースが合っていません。

 

耳の形も耳の穴の大きさもすべて同じ人など居るわけがないので、中にはかなりイヤーピースを合わせるのに難儀するケースもありますが、そう言う場合はハウジングの形状がたまたま自分と合わなかったと諦める場合も出てきますし、徹底的にイヤーピースを詰める必要も出てきます。

 

最終的には多くのケースで解決しますが、合わないイヤホンは必ずどの人にも存在しますので、気長にイヤーピースを合わせると良いでしょう。

 

最後に書いておきますが、個人的にはどのメーカーのイヤーピースが優れている、などというのはまったくもって意味が無く、あくまで個人の耳に合うか合わないかで判断するべきかと思います。

 

だいたいがイヤーピース如きで3000円とかちょっとあり得ないなと思っていたりしますが。こんな価格ではそれこそプラセボ/思い込みにやられてしまうのではないかと。

 

僕のテストではイヤホンによってはウレタンを使う事によりガツンと低音が変わるものもあったりしますが、数はかなり少ないです。こればかりは「試してみないと分からない」のが事実なので、手元に色々なメーカーのイヤーピースを残して置いてフィットを調整するべきでしょう。

 

と云う訳なので、できればそのイヤホン本来の音を自分の耳に合わせて如何に出すか、と云うことを主眼に置いてイヤーピースを丁寧に念入りに合わせるとよろしいかと思われます。価格が高くて評判が良いものが優れているわけではなく、あくまで自分の耳にあっている物を選択するべきです。

 

 

【悲報】Eイヤホンさん、鬼畜だった

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先日、とある新品のイヤホンをEイヤホンで購入しました。

まっさらの発売直後のイヤホンです。

 

NOTE版の方のイヤホンなのですが、発売日に到着して1時間ほどでしょうか?バーンインしてテスト試聴していると、なんだかおかしい。

 

突然右チャンネルの音が小さくなるわけです。

 

それで抜き差ししていると元に戻るわけですが、またしばらくすると右チャンネルの音量が微妙に小さくなります。

 

この症状ですとボーカルが左にズレるというか偏るのですぐに分かるのですが、明らかにおかしい。

 

それが何度も発生するわけです。

 

普通、購入直後にこれだと初期不良で交換だと思われます。だいたいアマゾンならそのまま無言で返品ですし、ヨドバシカメラも初期不良の返品対応は経験上素晴らしいです。

 

ガタガタ余計なことを云わずに即返品や交換に応じてくれます。

 

何か商品に不具合がある場合は少なくともこの2社のサポート体制というのは特に優れていて、僕の中ではだいたいこの2社の対応が基準になっています。

 

そこで僕もアマゾン感覚でまずEイヤのサポートに相談だと思い立ち、購入時のメールに記載してある 初期不良の場合は、にしたがって書いてある番号に電話しました。

 

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おい!!!!

ナビダイヤルじゃねーか!!!!

 

あの悪名高い4.5秒10.8円を課金させられ続ける恐怖のナビダイヤル。

ガイダンス直後から延々課金させられるあのナビダイヤル。

電話したまま万が一寝落ちしてしまうと自宅まで取られてしまうんじゃないかというあのナビダイヤル。

 

それを故障受付のサポート電話に使うとは!!!

 

やり口がヤクザとか鬼畜とかの部類です。

 

僕の電話はかけ放題ですが、ナビダイヤルの場合は関係なく課金させられます。

 

 いや、おまえ初期不良のサポート電話にナビダイヤルは使うか普通?

 

ちょっと相談していたらあっという間に数百円の課金ですよ。長電話したら青天井の課金ダイヤル。

 

不良品で涙目のところに更に追い討ちをかけてお金を吸い取るこの畜生。

 

ナビダイヤルとは懇々と親切に対応すればするほど相手からお金を吸い取れるというヤクザな企業御用達のシステムです。

 

だいたい僕の経験だとサポートにナビダイヤルを使う企業は信用できませんが。

 

しかも電話してみればサポートが渋い渋い。

 

僕の場合は症状が出たり出なかったりなのですが、これだと「もし当社に返送されて症状が出なければそのまま送り返します」と言われるともうそれ以外になく・・・

 

「もしご不安ならメーカーにチェックに出します」

 

と、そう言われて撃沈です。

 

買った直後にメーカー送りにされると1-2週間は戻ってこないでしょうから、アマゾンとヨドバシで購入できるイヤホンはそっちで買おうと強く心に誓いました。

 

まぁ、対応はかなりぶっきらぼうで余り気持ちの良いものではありませんでしたが、それはたまたまとして置いておくとしても、購入者へのサポート電話に・・・

 

ナビダイヤルは無いだろうよ。Eイヤさんよぉ。

  

ナビダイヤル - Wikipedia