【レビュー】 RHA MA750 Wireless Bluetoothイヤホン
さて、世界最高峰の実力を持つ英国の誇るハイエンドイヤホンメーカーであるRHAのワイヤレス版MA750です。
僕は以前から遠くない未来に有線イヤホンとワイヤレスの音の差は無くなると申し上げてきましたが、そう考えるとレビューサイトとしても本格的にBluetoothイヤホンのレビューを復活させていかなくてはなりません。
ワイヤレスと有線では「今のところ」有線が有利ではありますが、その差が縮まりつつあり、世の中の方向性としてもワイヤレスが主流ではあります。
各メーカーも当然そのことは熟知していますので、音質優先のメーカーもドンドンとワイヤレスを開発しつつあり、技術と経験を積み重ねつつあります。
特にデコーダチップの音とハーモニーを作り上げる必要があり、ただでさえデコーダーチップの音が前に出てしまう傾向があるBluetoothでは「どのように音作りするか」という事は大問題でもあります。
既にSONYのLDACコーデックは、現状でも最大96kHz/24bitのオーディオデータを伝送できるという事になっていますので、イヤホンヘッドホン程度のオーディオ機器ではCDクラスの音源でも十分ですので、既にオーバースペック気味です。
というよりもむしろコーデックのスペックでは無く、「純粋なBluetoothでの音作りそのもの」の方が問題として大きいというのか僕の見解ではあります。
デコーダチップを実装している分、むしろワイヤレスの方が音作りの難易度は高いわけで、将来を見越した各メーカーが本格的に参入しているのが現状のワイヤレスイヤホン市場です。
そこでRHA。
しかも今回は有線版のMA750と同一ハウジングで同一ドライバー搭載ということですので、ワイヤレス版のMA750の音作りをどのように処理したのか、また現時点でのBluetoothの実力はどの程度なのか、そういった事を含めてBluetooth版のMA750にはとても興味がありました。
そこでコーデックと音の違いや有線版との相違など、出来るだけ細かく見ていくことにより、BluetoothにおけるRHAの実力を再確認したいと思います。
RHA MA750 Wireless Bluetoothハイエンドイヤホン aptX/AAC対応/NFC搭載/12時間再生 601040 【国内正規品】
- 出版社/メーカー: RHA
- 発売日: 2017/10/25
- メディア: エレクトロニクス
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ZS10proとWTSUNオーディオのこと
実はNOTE版読者の方には告知してありましたが、次回予定のKZ ZS10proイヤホンに関しては「WTSUNオーディオ」さんからの無料提供を受けてレビューすることになりました。
ただ提供を受けても忖度は一切なしのいつも通りのレビューにしかなりませんので、その点はご安心を。
WTSUNオーディオさんの方にもその点は念を押しておきましたが・・・。
提供を受けなければいつも通り自腹レビューするだけなので、特に変わることはありません。
現時点の予想ではZS10proでは厳しいような気もしますが・・・・もともとベースとなるZS10が余り良くないので、系譜としてZS6以来ガタガタになっている多ドラKZの音なので、その点では一抹の不安を感じたりもします。
ただレビュー時には色眼鏡無しで判断していくつもりです。
さて、前回はLSオーディオがDAPを提供するといいながら直前で逃亡する、という快挙を成し遂げてくれました。事前に何度もレビューに対する干渉は一切受けない、と確認しているにもかかわらず、それで構いません、と云いながらのまさかの遁走。
最初からブレること無くレビューは好きに書かせて貰う、と云っているにもかかわらず数回のやりとりで納得していたのにもかかわらずですが、ある意味、「普通」ではあるので特に云いたいこともありませんが、今回のWTSUNオーディオさんは、キッチリ送ってくれたようです。
本日、中国から発送したと連絡がありましたので、本気にしてもよろしいかと思ったところで無料版の読者様にもお知らせしておきます。
WTSUNオーディオ
漢です。
何のメリットがあるのかよく分かりませんが、とにかくやることが漢。
酷評になったとして二度目の提供はないかも知れませんが、そんなことはどうでも良く、当ブログでレビューしてくれ、と云われた事が単純に嬉しいものです。
そこで皆さんにもぜひWTSUNオーディオを活用していただきたいと思います。
と云うわけで、twitterのIDを掲載しておきます。フォローしてあげていただきたい。
よろしくお願い致します。
みんなが聴いている音源について。その結果など。
音源は主に何を聞いていますか?アップルミュージックなどの方はストリーミングを選択してください
— luna-luna 【肉】 (@lunaluna226) 2019年4月12日
音源についての結果が出ました。
予想外の結果でのけぞっています。
僕は既にストリーミングが主流だとみていたので、このアンケート結果から読み解ける「CDやMP3などの音源の所有」というのは意外でした。
ストリーミングというのは音楽をデータとして「借りている状態」で、対してMP3やCD音源という場合、買い取って所有しているとも言えるわけで、昨今のアマゾンのKindleやアドビのフォトショ等に見られるサブスクリプション系サービスの台頭でデータの一時的な借用とも言えるストリーミングがもう少し伸びているとも見ていたのですが、かなり皆さん「現実的」な場所に立っていることに驚きました。
しかもハイレゾのパーセンテージが低く、わずかに3%。
もちろんこれはハイレゾがメインでは無く、あくまでCD音源などにプラスして楽しんでいると思いますが、マスコミやメーカーによるハイレゾ詐欺に騙されること無く、ユーザーはかくも「現実的」であると知って嬉しい限りです。
このデータから見ると僕のようなストリーミング派はまさに少数なので、こう言う現実があれば「ネット接続できない単なるDAP」が売れるのも納得というものです。
事実、僕の場合は自宅でしかDAPをつかわないのでストリーミング出来ないとその価値が半減してしまうわけです。NASからソースを引っ張って再生するのがメインであり、イヤホンですとアップルミュージックしか聴かないくらいなので、256kbps程度のビットレートなら何の問題も感じていません。
そうなるとDP-X1などのストリーミング系端末は俄然輝きを増してきますが、よく考えてみれば通勤通学等に毎日使われる方にとってはストリーミング出来るかどうかは決定打にはならないわけで、皆さんの使用状況がよく分かって興味深いものでした。
僕は元々がCD派で、音源もすべてCDで揃えられるものはすべて44.1/16ビットで所有していますが、スピーカーのグレードを上げだしてからSACD/DSDハイレゾを好んで聞くようになりました。
これはハイレゾを好んだのでは無く、SACD音源はマニア向けなので録音状態の良いものが厳選されて収録されるので、スピーカでのハイレベルな再生に耐えうるだけの品質があったからです。
いまはハイレゾ詐欺のようなよく分からない商業主義優先の姿勢と、マスター音源が保証されていない劣悪な音源も多く、しかもイヤホンやヘッドホンだとその本当の価値がまったく分かりません。
音源と録音状態がもたらす再生のクオリティは、スピーカーやアンプのグレードを上げていくと決定的な状態をもたらすほどの破壊力があります。それこそスピーカーを買いえたのか?と言う位の再生差が現れます。
1980年代の優秀録音と現代最新の機器を使って撮られた音源ではもはや勝負にならず、それこそ「ピントが合う」状態が現出したりするものなのです。それこそ解像度が一段階引き上げられたくらいに違いますが、その音源をイヤホンで聴いてもその凄さがまったく分からない。
まあこれはスピーカーでのお話しなのですが、イヤホンやヘッドホンで皆さんが現実的にCDクラス音源などをメインに楽しまれていることを知って大変嬉しい。
もちろんMP3クラスでも正直十分で、コストも安く、手軽に楽しめるという事で僕も今ではすっかりメインです。
そうそう、MP3を楽しまれるのならDACのアップサンプリング機能はぜひ活用していただきたい。僕はいろんな事情があるので使いませんが、音楽を楽しむ、と云う用途ならMP3におけるアップサンプリングは再生品質を確実に向上させるので使いこなすのがよろしいかと思います。CDメインの方は必須では無く、現環境に不満がないのなら積極的に使う必要はありません。
ただし、イヤホンなどをテストするときにはアップサンプリングを使用してはいけません。再生のクオリティが変わってしまいます。
【レビュー】KZ ZSN pro ノーマルZSNを超えられるか?
KZの新型1DD+1BAイヤホンですが、型番とデザインはZSNを踏襲したもので、基本的には ZSNの亜種と言えます。
かつてZSTの時に後期ではPRO/カラフル版を出しましたが、ZSTモデルは音質をまったく変えてきてしまったので、こちらのZSNに関しては音を聞くまでは正統な後継機となるのか、それとも単なる亜種なのか、またはまったく別モデルとも言えるほどの変貌を遂げているのかわからないため、とても楽しみなモデルではありました。
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【KZ ZSN PROスペック】
■モデルナンバー KZ ZSN pro
■ドライバー 1DD/1BA/30095ドライバ
■感度112db
■インピーダンス24Ω
■周波数特性 7Hz ~ 40000Hz
■コード長1.25メートル
スペック上はZSNと変わっています。装着感その他はZSNに準じているようです。低音なども下側に拡張されているようですが、このあたりはまったく信用できません。そもそも7hzからまともに出力できるイヤホンなどほとんど存在しません。
ケーブルなどもZSNから変更されているようで、見る限りはES4あたりのケーブルに近いような気もしますが、音など変わらないのでどうでも良いです。
バーンインはほとんど不要。念のために30分ほど回せば十分かと。
【KZ ZSN PRO音質】
最初に明確にしてしまうと、基本的な音の傾向と音質はそのままZSNです。なので身も蓋もありませんが、帯域バランスと音質、音色といったものはそのままZSN。
そこでZSNとの大きな違いのみ語ってしまうと、相違するのは「中高音域のみ」となります。
低域などはバランスも音量レベルもエッジも、すべてそのままZSNです。低域量は多ドラのKZの量からするとわずかに少ない6.5。重低音域も実力は互角で、ほとんど差はありません。スペック上の相違は単なる誤魔化しでしょう。ZSNが中華として標準レベルの低域ブーストなので、中華としては多くも無く少なくも無く、ただ適正レベルからすればいつもの中華で低域が多すぎるという事になります。
低域のエッジなどもそのままZSNとProで違いは無く、厳密に聞き込むとわずかにProの方がタイトか?とも感じるのですが、ほとんど気のせいレベルなので思い込みにやられている可能性が大きく、たいした違いではないので無視してしまっても構わないでしょう。
中高音域は明確な違いが出ますが、その差も限りなく小さく、この音の傾向からいってZSNの単なるチューニング違いの亜種だと思われます。
そこで細かく見ていきますが、中高音域の明確な違いは以下となります。
第一にボーカルフラット。
これはZSNの方が優秀です。特性的にPROの方が少し暴れる傾向があり、これは中高音域全体を変えてきた影響が出てしまっています。
いくらかハイ上がり気味のチューニングがボーカル域にも少し被ってきているようでかなりフラットなボーカル特性を持つZSNよりも少しだけ暴れる傾向が出ています。
次にZSN比較でproの方は中高音域を派手にして明瞭度を上げてきました。この影響でただでさえ尖り気味なZSNのエッジがPROに於いては更に尖ってしまっています。
非常にハッキリクッキリとはしているが神経質な音を出すイヤホンで、傾向的に、よりドンシャリ傾向に振られていると言えるでしょう。
要するにこちらのPROはノーマルZSNの中高音域に手を入れてきたモデルという事になりますが、大幅な変更と云うよりも細かいチューニングを重ねたもので、より音を派手に仕上げてきたモデルと云うことになります。
【KZ ZSN PROまとめ】
レビューがとても面倒なイヤホンでした。
何が面倒なのかというと、基本傾向や音質はまったくもってノーマルZSNと同じです。驚くほど似ている音で、帯域バランスもまったく同じ。
聞いた瞬間にのけぞるほど似ているので、違いを確定させるのに聞き込む労力を考えると正直言ってうんざりしました。
ZSNとproでは音量が揃っていないので比較検討するのも一苦労。
そもそも音量を合わせないと音質比較が出来ず、ここをしっかりと合わせてからバランスや音質を見ていかないと判断が狂います。
普通であればproの方が音量が大きくなるので、ここだけで「音質が良くなった」とか「低音が優れている」と判断してしまう人が大勢出てくるでしょう。心理学的に音量が大きい方が音は良く聞こえるため、これは致し方ありません。
この為、とても細かい部分での比較試聴を強いられ、疲労感が半端ないです。
ところがしっかりと聞き込んでみれば両イヤホンにたいした違いはありません。そこでコレをどう判断していくかという事ですが、中高音域が少し派手目で明瞭度が高いイヤホンが欲しければproと云うことになります。
最も大きな違いがそこにしかないので、主に中高音域にフォーカスして購入判断することになりますが、僕個人の感想で云えばZSNの方をオススメしたい。ただし、proの方も決して悪い物では無く、こちらを買う、と云うことも有りだと云えば十分に有りです。
ただ僕自身はもともとZSNでもエッジの表現がかなりきつめであったのを最大の弱点とみていたので、そこを更に「尖らせる」という事は聞き込んで行く上でちょっと厳しいと判断します。
その分、音は更にハイ上がり気味に派手目になり、明瞭度も上がってはいるのですが、proと比較すると少し落ち着いて聞こえるZSNの方が好印象ではあります。
つまりZSNのクール系できつめの音をもっと派手にきつく聞きたいという方には刺さるイヤホンではありますが、正統なエッジチューニングから云えばちょっとキツすぎるのは事実なので、このあたりは「好み」という事で最終的に判断すればよろしいかと思われます。
今現在ZSNをもっている方は、「ほとんどZSN」なので敢えて購入する理由は薄いでしょう。これから購入する方もノーマルZSNの方が中高音域は好ましいと思われますが、よりドンシャリ気味なチューニングを好まれる方はPROの方を試してみてもイイかと思われます。
総合評価〇 ZSNよりもよりキツく派手な中高音域。あとは一緒。
国産や海外イヤホンのレビューはこちらでもやっています。よろしくです。
【レビュー】SONY MDR-EX450
SONYの450イヤホンに行ってみました。
こちらは450と450APがありますが、違いはプラグが三極か4極かであり、要するにマイク付きかどうかと言う事だけです。
マイクなどまず使うことはないので今回はノーマルの450ですが、音は一切変わりません。
この事は念のためにSONYに問い合わせてみましたが、違いはマイクの有無という事なので間違いないでしょう。
450。
12㎜の大径ドライバを搭載し、もちろんドライバはSONYオリジナル。大径ドライバというとゆったりとした量感豊かな低音に特徴がありますが、上位機種の650はかなり豊かな、ともするとブーミーな低音が出力されますが、中高音域の出来は相当良く、そのあたりを活かしつつ、帯域バランスが幾らか標準に近づけられているのではないかと言う淡い希望を抱いています。
ちなみに今回、音を聞く限りでは450も650も同じドライバで素の傾向はよく似ています。
SONYというと常に先進的なオーディオ機器を好んで作るところがあるメーカーで、AVでもピュア用でもデジタルにいち早く向き合ったメーカーでもあります。
それが正解かどうかと言うことで言えば、僕はピュアオーディオ的には失敗だったと思いますが、DAPなどの小型オーディオ機器では成功だったと言えるでしょう。
ただやはりイヤホンは老舗であり、大手ブランドの一角を占めるメーカーでもあるので、本気になったときの開発力という事で云えばやはり目を見張るものがあるかと思います。
そんなわけで今回は650に引き続いて450イヤホンのレビューです。
ソニー SONY イヤホン MDR-EX450 : カナル型 クロムグレー MDR-EX450 H
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
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まぢか? Bluetooth対応レコードプレーヤー?
SONYから以前「音のよくなるSDカード」がぼったくり価格で販売されて驚愕しましたが、SONYというのはそういうことをやる会社である事は事実で、大手ブランドの一角を占めるメーカーとしては「恥」にもなるでしょう。
ソニー SONY microSDXCカード 64GB Class10 高音質モデル SDカードアダプタ付属 SR-64HXA [国内正規品]
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- 発売日: 2015/03/05
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何度見ても笑える製品です。
日本のイヤホンメーカーも断線用のケーブルを売るくらいなら良心的といえますが、BAでもないのにリケーブルと称してケーブルを売るなどちょっと考えられませんが。
もちろんBAならリファレンスとするアンプとケーブルは一対で紹介しなければおかしな話しになりますので、メーカーがどれだけいい加減な商売をしているかは「ケーブルの販売」を積極的に行っているかどうかでもだいたい分かります。
話が脱線しました。
SONYもCDプレーヤーでは世界のハイエンドの一角に位置していましたが、時々、訳の分からないオカルトチックなオーディオ製品を発売してしまうので、そういう意味で人を驚かせたりします。
それがぼったくり価格のSDカードだったりしますが、今回もまた驚かせてくれました。
なんと、Bluetooth対応のレコードプレーヤー。
レコードプレーヤーというのは基本的に音が良くありません。音を良くする方法もあるのですが、これは至極簡単でただ単に投資金額を増やすだけです。
500万とか1000万くらいレコードプレーヤー単体にかけられるほど裕福な方ならレコードプレーヤーもありなのですが、それでもそこら辺の数万程度のCDプレーヤーに勝てるかどうかと言われると微妙な話しになってきますので、基本的にレコードプレーヤーというのはCDプレーヤーや昨今のネットワークプレーヤーに勝てるようなものではありません。
これは好みの差では無く、性能の差となります。
それほどレコードプレーヤーというのは製品としてはダメなものではあるのですが、ダイナミックレンジなどそれのみで考えるのならCDよりも広大だったりします。
ただそういう問題では無いのです。
単に音が悪いのですから。
復古主義でレコードに興味を持たれる方も居ると思いますが、レコードが有利なケースもあって、それは例えば1970年代とかの音源を十全に引き出そうとするのなら、これはレコードが有利です。
なぜなら古い音源はレコード再生を前提に録音され、その時代のレコード再生を前提としたスピーカーで聞く必要があるから。
こういう時代の音源をCDで聴いても耳の良い方なら「違和感」をすぐに感じるはずで、最新の優秀録音を最新のミドルクラス以上のシステムで聴くと音が鈍ったようになります。
ようするに、例えば1975年の音源を徹底的に楽しもうと思えば、その時代のスピーカーにレコードプレーヤーで聴くのが正しい。
ただそれでも予算はかけられるだけプレーヤーに投資しないとしょうもない音がします。
プレーヤーの価格が100万200万とかでは話しにならないでしょう。
レコードプレーヤーというのは敷居が高いくせに音が良くない、と云う根本的な問題を抱えていたりするわけです。
そこで今回SONYが出すのが訳の分からない格安Bluetooth対応レコードプレーヤー。
レコードと云うだけで音が良くないのに、それをBluetoothスピーカーに繋ぐというワケのわからなさ。
そもそも安物レコードプレーヤーというだけで音が悪いのに、更にBluetoothスピーカー側でデコードしてしまうわけで、これはもう何が何だか分かりません。
更にBluetoothスピーカというのは今のところで云えばスピーカとしては最低に近い音しかしませんので、最低のプレーヤーに最低のスピーカを繋げて、Bluetooth側でデコードした音を聴くわけですから、これはもうゴミでしょう。
音の良さを求めるのなら、素直にネットワークプレーヤーでも購入するべきです。
https://web.smartnews.com/articles/fK7pTVSAALn
ソニー SONY ステレオレコードプレーヤー Bluetooth対応 USB出力端子搭載 PS-LX310BT
- 出版社/メーカー: ソニー
- 発売日: 2019/04/20
- メディア: エレクトロニクス
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【レビュー】JVC FXT200LTDチタンコート2DDドライバモデル
JVCのイヤホンは2本目となりますが、元々の価格は2万近いというイヤホンです。最近はグッと価格が落ちて買い安くなっているところに興味をそそるチタンコートの2DDを搭載しているとのことで聞き込んでみました。
それに前回聴いたJVC HA-FX3X-Rが、価格なりの低音ブーストモデルだとはいえ、それなりに楽しく音楽を聴かせようという意図が伝わってきて好印象だったということもあります。
細かい部分をみれば国産モデルで3千円以下というのは非常に厳しいのは分かるので、「楽しく聴かせる」というのは必要なことだと思うのです。だいたいがこの価格でピュアな音楽的体験など無理と云えば無理なところがあるのは確かなので、割り切った作りというのは有りと云えば有りです。
こちらの FXT200LTDは、ツインのハイスピードドライバを実装したモデルという事で、もうちょっとピュアリスニングを指向した音になっているのではないかと思案した事もあり更に価格が激落ちしているのでJVCの音の確認と云う意味でもちっょと寄り道してみました。
JVCの1本目は明らかな重低音モデルでしたが、さてこちらのFXT200LTDはどうなっているのでしょうか。
また音の基本的な傾向やJVCが本気になったチューニングというのも見てみたかったのということもあります。
例の如くVGP受賞モデルとなるイヤホンですが、それはもうどうでも良いことなので、純粋にイヤホンの実力を分解していきたいと思います。
【限定モデル】JVC FXT200LTD カナル型イヤホン Hi-SPEEDツインシステムユニット搭載 ブラック&ゴールド HA-FXT200LTD
- 出版社/メーカー: JVCケンウッド
- 発売日: 2014/11/13
- メディア: エレクトロニクス
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【限定モデル】JVC FXT200LTD カナル型イヤホン Hi-SPEEDツインシステムユニット搭載 ブラック&ゴールド HA-FXT200LTD
- ジャンル: テレビ台・ローボード
- ショップ: ユニオン
- 価格: 12,175円
【レビュー】Etymotic Research ER4-PT BAの限界を超えた、これが世界の音
【Etymotic Research ER4-PTスペック】
【Etymotic Research ER4-PT音質】
【Etymotic Research ER4-PTとアンプ】
【Etymotic Research ER4-PTまとめ】
ちょっとしたコラムと近況など。
catwalk1101earphone.hatenadiary.jp
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ここのところ、エントリークラスのヘッドホンに手を出してみたり、国産から海外ブランドのイヤホンまで色々と触手を伸ばしています。
製品提供を一切受けていないのですべて自腹ですが、マガジンの売上げを充当することによりいろいろな音が聞けて幸せなのか何なのか、と云う複雑な思いを抱いている今日この頃です。
もちろん中華イヤホンもガンガン行かなきゃと云う思いもあるのですが、アホらしいと云う自分もいて葛藤していたりします。
なぜアホらしいのか。
国産や海外のイヤホンを聴いていると、特にミドルからハイクラスまでの価格帯での中華イヤホンの実力にもうだいぶ疑問符がついたという事になります。
ただ5千円以下は面白いと思います。5000円以下で探すのならこれは十分に有りでしょうが、今中華が段々と力を入れている1万以上からのイヤホンという事になると、これはもうそれほどの価値はないのではないかと。
5000円以上出すのなら大手ブランドのイヤホンを物色した方が色々と有利なことは間違いありません。
例えばですね。
2万をイヤホンに投資するのなら大手ブランドの中古でも探した方が遙かに音が良く間違いも少なくなります。
shureやwestoneの音作りなど聴いてもそれは確信します。AKGなんかも低価格帯ではなかなか素晴らしかったりします。
買い方というかモデル選びさえ間違いなければ安心して聞き込める、というのは確かにあります。中華のように聴いてみたらゴミ以外の何ものでないということはかなり少なくなります。もちろんゼロではありませんが。
国産なら、残念ながら3千円以下はゴミしかない、と云うこともある意味事実なので、そう言うモノなら中華を買った方がまだ「面白い」という事は云えます。
日本イヤホンなら3千円以上で検討するのが良いでしょう。
そうそうSONYのイヤホンにおける音作りはさすがに素晴らしいと云わざるを得ません。これは声を大にしていって置きます。わざわざガレージメーカーのイヤホンを掘り出すよりも確かだったりしますので、適当に面白そうなモデル、重低音モデル以外を見つけたら試してみると良いかもです。
それから、今検討中なのですが、マガジン読者に一言断ってから、もしかすると低価格モデルに関してはすべてこちらの方でレビューをするかも知れません。
もともとエントリーユーザーの一助になればと云うことで始めたこともあるので、いろいと思案しています。
ああ、そうそう。
最近、中華イヤホンの勢いが鈍ってきたような印象があります。大勢として飽きてきたというのもあるのかも知れません。当然ですが。
まあこれは中華だけではなく、ひとときのブーム的なイヤホンの勢いも薄れてきたような気もしないではありません。それでもオーディオのエントリーとしてのイヤホンの価値というのは確かにありますので、それぞれの場所でそれぞれの楽しみ方を見つければよろしいかと。
【レビュー】ベイヤーダイナミック DT990pro 世界のエントリークラスヘッドホン
予告していましたが、V3マガジンになりやっと世界のベイヤーダイナミックのエントリークラスヘッドホンを聞くことが出来ました。
もともとドイツのメーカーですが世界初のダイナミックヘッドホンを開発したメーカなので実力は折り紙付きでしょうが、ドイツの音と云うのはどちらかというと「日本の音」の上位互換のような音作りをするので、そういったところが見所でしょうか。
日本の音の上位互換というと語弊がありますが、基本的な実力というか音作りそりものはとても勝ち目がないほどレベルが高いです。
ただ、何というかリファレンス系というかモニター系やモニターを崩したような音作りが多く、遊びの部分がとても少ないチューニングのメーカーが多いような気もします。
ドイツには物作りでピシッとしているイメージがありますが、音もまたそういう傾向を示します。
本来ならもう少しグレードの高いヘッドホンを聴くべきなのでしょうが、まずはエントリークラスからメーカの指向する方向性と実力を確認したく、密閉やセミオープンなどいろいろとラインナップがありますが、その中でも音に最も希望があると思われるオープンの990proに行ってみた次第です。
ベイヤーダイナミックは世界有数の老舗ブランドの1つなのでその音に間違いがあろうはずがなく、主に音作りという点をいつものごとく見ていきたいと思います。